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RICOH GRⅢxのちょっとダメなところ7点/GR3x

GR3x

こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。
毎日カバンやポケットに忍ばせて使っているRICOH GRⅢx。ここまで使ってきて大満足のカメラですが、それでもやっぱりイマイチを感じる分もあります。
今回はそんなRICOH GRⅢxのちょっとダメなところをまとめました。(焦点距離28mmのGRⅢも同様)

 

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カメラのレビュー記事ではいいことを強調して書かれることが多いですが、この記事ではRICOH GRⅢxのダメな部分をちゃんと紹介しあなたが納得してGRⅢやGRⅢを購入してもらいたいと思って作成しました。

 

 

 



RICOH GRⅢxのダメなところ7点

あくまでGRをディスりたいために紹介するのではなく、GRの弱点も知っていただいた上で楽しんでGRを使ってほしいためにあえてダメな点、弱点を紹介します。あなたの使うシーンによっては弱点にならないものもあると思うので、自分の使い方にとって致命傷になるかどうかで判断してもらえると嬉しいです。

 

暗いところのAFはダメ

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基本的にGRは昼間に使うカメラだと思っています。少し暗くなってくるとその性能が発揮しにくい状況になるからです。その一つが暗い場所でのAF性能。真っ暗闇の中ならわかりますが少し暗い状況だと想像以上にAFが合わないシーンがあります。
私は通常ピンポイントAFを使ってスナップすることが多いのですが、GRではコントラストの大きいところを狙って半押しAFしその後構図を作るやり方をしています。

暗い部分でのAFはどのカメラも苦手としていますが、SONY、SIGMA、FUJIFILMのカメラを使ってきましたがGRが最も苦手しているカメラだと感じました。

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動きモノには使えない

GR3x 作例

GRはそもそも動きモノを撮るカメラではないですが、動きモノも取れると思って購入すると残念な結果になります。
AFモードで追尾AFというものがありますが、前作のGRⅡに比べるとAFは改善されて一ますがやはり他メーカーのカメラと比べると一回り遅い感覚。止まっているネコを撮影する分には問題ありませんが近寄ってくる電車や車を撮ろうと思うと失敗しました。

 

ファインダーがない&モニターが見えづらい

GR3x 作例

GRⅢxにはファインダーがなくそれが大きな特徴であり、他のカメラと比較した際のおアドバンテージになりますが、昔ながらのじっくりファインダーをのぞきながら写真を撮りたい時にはデメリットになります。特に明るい日中は背面ディスプレイが見えにくくて手で影を作って撮るようなこともあります。
しかしファインダーがないことで撮れる写真もありますし、GRはそんなシーンを撮るためのカメラなんだと思います。上の写真もファインダーをのぞいていたら撮れなかったシーン。(ピントが合っていないのは仕方なし)

radiusof100m.hatenablog.com

 

マクロモードは想像以上に寄れない

GR3x 作例

小さなボディと40mmという焦点距離。そしてカメラに搭載されているマクロモードを見ると食事やカフェで撮影するテーブルフォトに向いているように感じる人が多いです。もちろんGRⅢxはカフェカメラとして最高ですがマクロモードが搭載されていることでマクロで撮影できると思ってはいけません。マクロモードを利用しても想像以上に寄れないことがわかります。
上の写真はできるだけ寄って撮影しましたがこの程度なので『マクロで撮れる!』という思い込みは捨てた方がいいです。FUJIFILMのX100Vとマクロ性能(というか最大撮影倍率)の比較をしてみようと思っていますが試しで撮影するとX100Vよりも寄れませんでした。

 

高感度はざらざら写真

GR3x 作例

最初にも言ったようにGRは昼間に威力を発揮するカメラだと思います。なので暗くなってから撮影するカメラではない。それは開放F値が2.8になっていることからもわかりますが暗い場所ではISOを上げて撮影するしかありません。
しかしISOが6400を超えたあたりからざらざら写真を量産することになります。Rawで撮影しノイズ低減をかけたりもしましたが復活させることができずボツ写真になりました。
最近のカメラは高感度も強いものが増えてきましたがGRの高感度は気持ち良く諦めたほうがいいかもしれません。

 

バッテリーが貧弱

GR3x 作例

こんなコンパクトなボディのGRなのでバッテリー容量は他のカメラと比べると小さい。そのため最大撮影枚数も200枚程度。他のカメラも持っていてサブカメラ的に使うのであれば一日もつかもしれませんが、メインカメラとして撮り歩く場合は予備バッテリーを一つか二つ持ち歩くことがいいかもしれません。
私は日常カメラとして使っているので通勤時や散歩の時に撮る程度なので予備バッテリーが必要になるシーンはありません。最悪モバイルバッテリーを使って充電できるので問題なし。(USB-Cで充電できるのがありがたい!)
ボディサイズと引き替えにしたと思って納得して使うしかありません。

 

動画撮影時はPモードしか使えない

GR3x 作例

GRではフルHDの動画も撮影することができます。とてもコンパクトなカメラなのでVlogカメラ的な使い方を考えている人もいるかもしれません。
しかしGRⅢxでは動画モードに切り替えるとPモードでしか撮影することができません。動画を撮影するときはシャッタースピードを固定して撮影することが多いのですが、そんなちょっと凝った動画を撮ることはできないと考えたほうがいいです。
そんな動画を撮るならiPhoneで撮影したほうが綺麗な動画が撮れるって考えるのは私だけではないはず。



 



でもGRの撮って出しは最高!

でもやっぱりちょっと外出する時にGRを手にしてしまいます。特に最近では撮って出しを満喫するためにイメージコントロールをカスタム設定していますが大満足の色味に仕上がっています。色味はFUJIFILMが有名ですがGRもちゃんと設定すればJpeg撮って出しで綺麗に仕上がりますよ^^

GR3x 作例

GR3x 作例

GR3x 作例
GR3x 作例
GR3x 作例

GR3x 作例

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すでにカメラを持っている人におすすめしたいGR

決して万能なカメラとは言えないのがGR。私だったらカメラ初心者の人に「最初のカメラ」としてGRをおすすめしません。メインのある程度万能なカメラを持っている人が飛び道具やスナップ用のカメラとして運用することがいいと思っています。

ちなみに私の使い方は

  • いつも持ち歩く用カメラ
  • ランニング用カメラ
  • モノクロ専用カメラ

であり、カメラというよりもちょっと綺麗に写るスマホ的な位置付けかもしれません。(GR好きの人には怒られるかもしれませんが)

私が他にメインカメラにしている

これらのカメラを補完するカメラとしてGRを活用しているイメージ。

つまり今回紹介したGRの弱点は、他にカメラを持っている人にとってはGRの大きな長所になりますし、ありそうでなかったカメラの形を体現しているということもできます。なのでGRというカメラはその特徴をしっかりと理解した上で購入することをおすすめします。

 

 

 

 

まとめ

GRをディスった記事になりましたが私のメインカメラ4台のうちの一台であることには変わりはありませんがほぼ毎日シャッターを押しているカメラです。
ちょっと特徴的で尖ったカメラなのでしっかりと特徴を理解してGRを愛してもらえれば嬉しいです。

GRのまとめ記事はこちらから

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