こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。
iPhone14が発売されProモデルはRAWデータも保存できるようになり、どんどんスマホがデジタルカメラに近づいていますね。とは言え両者の間にはまだまだ越えられない壁があるのも事実でカメラを趣味にしている人にとってはスマホのカメラは不十分だし、スマホをメインで使っている人にとってはデジカメは不要だと考えています。
ボクはリコーのGRiiix(GR3x)を使っていますが、そんな両者の溝を埋めるのカメラこそが『RICOH GR』です。
RICOH GRiiixの関連記事はこちら
- 進化著しいスマホカメラ
- iPhone14Proとミラーレスカメラのセンサーサイズ
- いつまでも埋まらない溝
- 溝を埋めることができる唯一のカメラがRICOH GR
- 唯一無二の存在感、RICOH GR
- RICOH GRをおすすめする人
- まとめ
進化著しいスマホカメラ
iPhone14Proが登場し4800万画素のクワッドピクセルセンサーを搭載、センサーサイズも65%も大きくなってRAWデータでも撮影することができるようになりました。光が必要なシーンでは画素数を1200万画素まで絞ることでリッチな表現を実現し、高精細が必要なシーンでは4800万画素のシャープな画像を映し出します。
スマホのカメラ性能はもうかなりデジカメにせまりつつあるように見えるよね
それでもやっぱりスマホのカメラはデジタル処理がメインの描写になるため、まだまだデジカメの描写には敵いません。その大きな差はカメラのセンサーサイズの違いです。
iPhone14Proとミラーレスカメラのセンサーサイズ
iPhone14Proのセンサーサイズはこれまでよりも65%大きくなりました。具体的には1/1.3インチと言われていて、高級コンデジで採用されている1インチにかなり近づいてきました。
それに対しミラーレスカメラに使われるセンサーはAPS-Cセンサーやフルサイズセンサー。1インチセンサーと面積比較するとAPS-Cセンサーは3.2倍、フルサイズセンサーは7.4倍も大きく、センサーサイズの大きさが写真の描写に影響します。
条件によってはスマホカメラも同じように撮れるけど基本的なスペックはやっぱりデジカメの方が優秀なんだね。
いつまでも埋まらない溝
時々論争になるのがマホで撮った写真とデジカメで撮った写真を並べてどっちがきれいかって比較するもの。
十分に光量がある場面だとスマホでもいい写りをするし、デジカメはあまり勝手に画像加工しないから場面によっとはスマホの方が一見キレイに見える写真が撮れちゃうのは事実。
それでもカメクラの人はスマホのカメラをイマイチ信用していない人が多いし、スマホで満足している人はあんな大きなカメラは持ち歩けないと嘆く。
スマホメインの人の言い分
- スマホカメラでも十分キレイな写真を撮ることができる
- 大きなカメラをいつも持ち歩くことなんかできない
カメクラの人の言い分
- 基本的な描写はやっぱりミラーレスカメラの方が優秀
- 写真を撮るなら多少荷物が多くなっても仕方ない
悲しいけどこの溝はこの先一生埋まらない気がしてくるよ。。。
溝を埋めることができる唯一のカメラがRICOH GR
RICOH GRはスナップシューターと銘打ってブランドされていますが、ぱっと見は中途半端な立ち位置のカメラに見えます。
- 一般的なミラーレスカメラよりは小さいけどスマホほど小さくないボディ
- 背面液晶だけでファインダーがない
- 単焦点レンズでズームができない
でもこれらはスマホやミラーレスカメラのカテゴリーに嵌め込もうとしているからであって、GRはスマホとミラーレスカメラ間の埋められない溝を補完するのに最適なカメラなんです。
唯一無二の存在感、RICOH GR
中途半端と思ったGRも裏を返せば唯一無二の存在感を放ちます。カメラを何台も持っているボクですが、RICOH GRの持ち出し回数はNo.1。それがこれまで説明した「溝」を埋めることができるカメラがGRだけだという証明。
- (ミラーレスカメラと比べて)圧倒的にコンパクトなボディ
- (スマホカメラと比べて)圧倒的に大きなAPS-Cセンサー
- (ミラーレスカメラと比べて)圧倒的に早い起動スピード
ジーンズのポケットにスポっと入るAPS-Cセンサーサイズのカメラは他にありますか??こんなにコンパクトなのに写りはAPS-Cセンサーとそれに最適化されたレンズの組み合わせで驚くほどの写りを叩き出してくれます。
ボクが使っているのは焦点距離40mmのGR3x(GRiiix)。気軽にスナップするのに快適で写りはこちらの作例集を見てもらえるとわかります。
iPhoneの標準レンズの焦点距離が28mm程度と言われているので、スマホとGRを持ち歩くのであれば差別化する意味でも焦点距離40mmのGR3x(GRiiix)の方が適しているかもしれませんが、焦点距離28mmのGR3(GRiii)の広角描写も気になるところ。。。
本音を言えばGR3xとGR3の2台もちをしたいんだよね。でも流石にアホって言われそうでできず。。。
RICOH GRをおすすめする人
そんな最高のカメラの一台RICOH GRをおすすめする人はこんな人。
スマホカメラはキレイだけどもうちょっとだけ画質にこだわりたい人
GRは普通のミラーレスカメラと比較してとてもコンパクトなので小さなカバンやジーンズのポッケにも入ってしまうレベル。なのでもうちょっとだけキレイに撮りたいなってわがままな要求にも簡単に応えてくれます。
小さなバッグにGRも含めてこれだけ詰め込めるのはGRがコンパクトだから。
ミラーレスカメラでキレイに撮りたいけど荷物は少なくしたい人
ミラーレスカメラでキレイな写真を撮りたいけど荷物が重くなるのが嫌な人もいますよね。GRはコンパクトなカメラなので誤解されがちですが一般的なミラーレスカメラと同じくAPS-Cの大きなセンサーを搭載しています。
ここまでGR3xでかなりシャッターを切ってきましたが、画質について全く不満点はありませんし、特に撮ってだしもかなり自分好みの絵作りができる素晴らしいカメラ。
GRのイメージコントロールのカスタム設定はこれでもう大満足!全くいじる要素がないんだよね。
GRはそのコンパクトさと想像できない高画質が詰め込まれたコンパクトカメラなので、これまでの一般的なミラーレスカメラのカテゴリーにハマらないカメラですし、ボクも普通のカメラとちょっと違うカメラとして認識しています。
無印のバッグの脇ポケットにいつもそっと忍ばせて、大きなミラーレスカメラを取り出すまでもない場面、もしくは取り出すのがめんどくさい場面ではGRをスッと手に撮って撮りまくってます^^
まとめ
GRはあまりにも尖ったスペックと反面中途半端な立ち位置から万人ウケするカメラではないように思われているのかもしれません。
しかしGRを使った人はみんなわかっていると思いますが、何者にも変え難い魅力を持ったカメラがGRで、一度手にすると手放せなくなってしまう魅力を備えています。
簡単に手に入れられるような安価なカメラではありませんができるだけ多くの人に一度使ってもらいたいのでこれからも布教活動を進めたいと思います^^