こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。
2023.1.20リコーからGR3とGR3xのファームウェアアップデートが発表されました。イメージコントロールに『ネガフィルム調』が追加されました。ファームウェアアップデートの詳細はこちら。
私が常用しているポジフィルム調と撮り比べしてきたのでポジフィルム調の雰囲気を感じてください。
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最初に結論をいうと『ネガフィルム調』は富士フイルムのクラシッククロームみたいな雰囲気で渋くて使いやすいイメージコントロールだね!
GR3xのイメージコントロール
GRにはイメージコントロールと呼ばれるカラーモードが用意されていて、今回新たに『ネガフィルム調』が追加され合計12種類の中から選ぶことができます。
GR3シリーズに搭載されているイメージコントロールはこちら。
- スタンダード
- ビビッド
- ネガフィルム調 ※2023.01.20追加!
- ポジフィルム調
- モノトーン
- ソフトモノトーン
- ハードモノトーン
- ハイコントラスト白黒
- ブリーチバイパス
- レトロ
- HDR調
- クロスプロセス
リコー公式HPではネガフィルム調について「さまざまなネガフィルムの表現をベースに調整することで、ネガフィルムかっっらプリントした写真の褪色感を出しつつ、しっかりと色を出すという絶妙なバランスに仕上げました。」とあります。
この説明だけだとどんな描写になるのか全く想像できなかったよ!
公式HPにある作例もエモい雰囲気に全振りした作例ばかりだったのでどんな雰囲気に鳴るのか、常用できるイメージコントロールなのか気になるところでした。でも何枚か撮ってみると「これはアリ!」と思える描写だと感じました。
ネガフィルム調の作例を確認したい人はこちらの記事をどうぞ。
ネガフィルム調とポジフィルム調の比較
私が常用している『ポジフィルム調』との比較作例を紹介します。左がネガフィルム調、右がポジフィルム調になります。
朝日が指しているマンションを撮りました。ネガフィルム調はハイライトの彩度が落ちているのがよくわかります。
特に青色はいい雰囲気で褪色感が出ていますね。
シャドウも色の褪色感は多少ありますがハイライトほどではない気がします。その他ハイライトやシャドウに特徴的な色のりがある雰囲気も感じません。
サビとか金属を撮るならネガフィルム調の方が合ってる。
撮れば撮るほど富士フイルムのクラシッククロームっぽい写りだなぁと。渋くて使いやすいイメージコントロールになる予感!
そのままコメダのモーニングへ。食べ物はポジフィルム調の方が楽しいかもしれませんね。
やっぱり空がくすんだ青になる。クラシッククローム調ですね。笑
青だけじゃなく赤も適度にくすんでくれますね。どちらがお好きですか?
作例写真を撮ってたら構図の中に入ってきたおじさん。しっかりとポートレートモデルになってもらいました。
青の出方の違いは顕著。見れば見るほどクラシッククロームっぽい。
室内写真。茶色部分や窓のブルーの濃淡の差はあります。
ブルーもそうですがグリーンの色の出方が好みかどうかを重視しているんですがどちらもいいですね。
カラー要素が少ないシーンはそれほど違いが出てきません。カラー彩度あたりがメイン調整要素なんでしょうか。
ちなみに今回も全て撮って出しですが、イメージコントロールのカラー設定はネガフィルム調、ポジフィルム調共にこちらのカラー設定で撮影しています。
GRⅢ Diary Editionも気になる
ネガフィルム調はファームウェアアップデートでGR3とGR3xに搭載される前に、スペシャルエディションとして発売されていたGRⅢ Diary Editionに先行搭載されていました。
焦点距離が変われば別カメラ、色が変われば別カメラと誰かが言っていましたがGR3は持っていないしカラーもかわいいのでゲットするのもアリですよね。
でもこれ以上カメラが増えるのは避けたいし…悩ましい!
まとめ
これまでポジフィルム調一本でGRを運用してきましたが、ネガフィルム調もいい味を出していそうで嬉しい悩みが増えました。ここらでカメラを一度整理して、GR3xに本腰を入れていこうかなと思っているのでネガフィルム調ももっともっと使っていきたいと思います。
新しいイメージコントロールが追加されたGRシリーズ、おすすめですよ!
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