こんにちは。ゼロイチです。
いよいよソニーからRX100Ⅶ(RX100m7)が発表されました。
どんな機能が追加されたのか確認すると同時にRX100Ⅵ使いの私の目線から、特に気になる機能を紹介します。さらにソニーストアで実機を触ってきたので感想も紹介します。(発売日にゲットしてレビュー記事も書きました!)
▼発売日に購入しレビュー記事を書きました!
RX100mm7は素晴らしいカメラだからみんなにも知って欲しい!
- RX100Ⅶの新しい機能
- RX100Ⅵ使いが気になるRX100Ⅶの新機能がこれ!
- RX100Ⅶはどこに向かってる?
- RX100Ⅶのちょっと残念なところ
- RX100Ⅶの外観
- ソニーストアで実機を触ってきました!
- 2019年8月30日についに発売!
- 使い始めて1週間のレビューと感想
- 最後に
- 次の記事はこちら
RX100Ⅶの新しい機能
新しいRX100シリーズのRX100Ⅶは前作のRX100Ⅵを更に進化させてきました。
ザックリ言うならば『RX100Ⅵにα9の性能を詰め込んだミニα9』になったと言うこと。
主な新しい機能を紹介します。
連写性能が超早くなった!最高20コマ/秒が可能に
RX100Ⅶの最大の特徴の一つは、ソニーのミラーレスカメラのプロフェッショナル仕様だったα9の高速連写性能を搭載したことです。
最高20コマ/秒の連写性能なので正直オリンピックなどのスポーツ競技撮影にも十分使えるカメラとなりました。(コンデジですが。。。)
また侮れないのが、最大60回/秒のAF/AE演算処理を行うことで、ただ連写が早いだけでなく、ピントや明るさなどを適切に調整してくれる機能も追加されました。
ピンボケしてたり暗い写真だと撮影しても意味がないので、この機能は本当にありがたい。あと『ブラックアウトしない』のも驚き。
AFが爆速になった!リアルタイムトラッキングAFや動物も含めたリアルタイム瞳AFも搭載
ソニーのAFは業界一番だと思っていますが、ソニー最新のミラーレスカメラα6400にも搭載されているリアルタイムトラッキングが惜しげも無くRX100Ⅶにも搭載されています。狙いたい被写体を指定すると、ピントが自動追尾するシステム。
また、人間だけでなく動物にも対応した瞳AFも魅力です。特にニャンコ写真を撮影されている人には最適な機能かも!(ただし動画には対応していません)
▼RX100m7の連写でニャンコを撮影してみました。(画像を圧縮してGIF化)この連写性能とAF性能を持ったコンデジはRX100m7以外にありませんね。
ズーム性能は前作RX100Ⅵ譲り!24mmから200mmまでカバーする高倍率ズーム
前作のRX100Ⅵ譲りの性能ですが24mm-200mmの高倍率ズームは超快適です。
高速連写性能を搭載したのである程度スポーツ撮影などを想定しているでしょうから、高倍率ズームは必須な機能なのかもしれませんね。
▼200mmの望遠性能については前作のRX100Ⅵのレビューでも書いていますが、風景を切り取ることができて楽しいです^^
動画撮影時も手ブレなし!4K動画でも手ぶれ補正(アクティブ)可能
前作のRX100Ⅵでは4K動画撮影時は手ぶれ補正の設定がスタンダードだけでしたが、RX100Ⅶでは4K動画撮影時でもアクティブの手ぶれ補正が設定できます。
より手ぶれの少ない動画を撮影できることになるので、それだけでキレイな動画に仕上げることが可能です。
RX100Ⅵ使いが気になるRX100Ⅶの新機能がこれ!
ここまでは色々な記事にもなっている内容ですが、ここからはRX100Ⅵ使いの私から見た気になるRX100Ⅶの新機能を紹介したいと思います。
動画は音声も大切!マイク端子が追加された!
動画を作るときに音声ってすごく大切。Youtubeを見ていてわかると思いますが、映像はキレイなのに音声が残念な人っていますよね。
最近のコンデジは4K動画が撮影できるようになりましたが、音声をキレイに撮影するための外部マイクを接続するためのマイク端子がありませんでした。
ところがRX100Ⅶではしっかりとマイク端子が追加されました!
上の写真の赤い部分がマイク端子。
正直、この仕様を見たときに一気に購入に向けて気持ちが揺らぎました。
▼RX100m7に最適な外部マイクについてまとめました。
よりVLogカメラに寄せてきた!シューティンググリップキットを販売!
RX100Ⅶでは、カメラ本体と一緒にシューティンググリップと外付けマイクなどを取り付けるパーツが一体となった『シューティンググリップキット』も発売されます。
実はマイク端子がついても、RX100Ⅶにはアクセサリーシューがないため外付けマイクを取り付けることができないのですが、このシューティンググリップキットを購入することで上の写真のように取り付けることが可能になります。
『手軽に』とは言いにくいですが、VLogなどを撮影するときには最適かもしれません。私はシューティンググリップキットを購入しました!
レンズは暗くない?24-200mmF2.8-4.5のレンズ
RX100Ⅵが出た時から言われ続けたことですが、解放F値がRX100Ⅴと比べてF1.8→F2.8と暗くなったことに対するネガティブな意見があります。
F1.8のRX100ⅢとF2.8のRX100Ⅵのボケを比較した記事を公開していますが、ボケ感の違いは確かに存在していますがRX100m7を使っている分にはボケは十分に感じられます。
それよりも200mmの望遠性能により構図の作り込みができるため、『他のコンデジでは撮れない写真が撮れる』ことが最高のメリットだと感じています。
RX100Ⅶはどこに向かってる?
RX100Ⅶが発売されるまで『これ以上どこを進化させるの?』と思っていましたが、見事にソニーさんにい意味で期待を裏切られました。
いろんな意味で驚かされたRX100Ⅶですが、ソニーはRX100シリーズをどの方向に向かわせていこうとしているのか考えてみました。
RX100シリーズもラインナップの差別化の波
ソニーミラーレスカメラのα6500の後継機α7000の登場を予想し、搭載される機能を予想していました。
その中で感じていたのは各ラインナップの差別化。
フルサイズミラーレスのα7シリーズがRやSのラインナップが流のと同様にα6500の後継機はスポーツ撮影に特化したカメラになると予想していました。
20コマ/秒の高速連写も予想していましたね^^;
RX100Ⅶはスナップもできるスポーツ撮影ができる高性能カメラ
AFや動画性能は技術革新による正常進化ととらえると、RX100Ⅶは広角レンズも搭載しているのでスナップ撮影も可能ですし、20コマ/秒の高速連写と200mmの望遠性能もあるのでスポーツ撮影も可能な高性能カメラの位置付けになりそうです。
- RX100初代からRX100Ⅴまでは純正なスナップカメラ
- RX100Ⅶは望遠性能と高速連写『も』搭載したスポーツ撮影カメラ(ん?RX100Ⅵは?)
運動会に最適なカメラはRX100Ⅶの手に?
私はこれまで子どもの運動会撮影に最適なカメラはRX100Ⅵだと言ってきました。
その理由は
- 200mmの望遠性能は遠くの子どもを撮影するのに最適
- ファストハイブリッドAFはかけっこしてる子どもを追うのに最適
- コンパクトボディは周囲に威圧感を与えずに撮影が可能
でしたが、RX100Ⅶの登場で運動会に最適なカメラはRX100Ⅶ!になりそうです。
RX100Ⅶのちょっと残念なところ
RX100Ⅶに搭載して欲しかった機能についてもまとめます。
動画機として考えるなら内蔵NDフィルターは欲しかった!
RX100Ⅴまでは内蔵NDフィルターが搭載されていたため、動画撮影時にシャッタースピードが上がる場合は、NDフィルターでシャッタースピードを遅くすることができました。
ところがRX100Ⅵから内蔵NDフィルターがなくなってしまい、動画撮影時にシャッタースピードを一定にしたいときは外付けのNDフィルターを取り付ける必要があります。(動画はシャッタースピードを1/60程度にすると滑らかな映像にすることができます。)
▼RX100ⅥにNDフィルターを取り付けた記事はこちら。
内蔵NDフィルターはなんとか搭載して欲しかったです。。。
RX100Ⅶの外観
RX100Ⅶの外観を見ていきます。と言ってもRX100シリーズはほとんど外観が変わっていないのでよく見ないとわかりません。
RX100Ⅲですよって言われてもぱっと見はわかりません。(レンズを見ればわかります)
これまでのRX100シリーズと同様に背面液晶は180度回転します。
ポップアップ式ファインダーと内蔵フラッシュを搭載。ファインダーはRX100Ⅵと同様に出し入れすることで電源オンオフが可能。(便利!)
マイク端子が見えます。USB-C端子は搭載されていないようですね。残念。。。
私はRX100シリーズの上から見た姿が大好き。
200mmまでレンズを伸ばすとそこそこのサイズに^^;これだけのレンズがよくこのボディに収まっているなぁと思います。
シューティンググリップキットを取り付けた状態。(外付けマイクは別売)
ソニーストアで実機を触ってきました!
先日、ソニーストア大阪でRX100Ⅶの実機を触ってきたので感じた印象を紹介します。
RX100Ⅶの外観はRX100Ⅵとほとんど変わらず
RX100m7の外観は、RX100m6とほとんど変わっていません。両方を手に持って比較しましたが、若干RX100m7の方が厚みが増したと微妙に感じますが、見た目は全く一緒です。
▼あいかわらずのデザイン。そろそろグリップ部分を標準でつけて欲しいです^^;
▼背面のボタン配置も変わらず。
▼ロゴはRX100Ⅶ
▼背面液晶の可動範囲もRX100m6と同じ
▼今回の大きな変更点の一つ、マイク端子が付いています。
▼シューティンググリップにつけた状態。グリップはすでに発売されているVCT-SGR1を使用します。小さなRX100シリーズと一体感があってオススメ。
ブラックアウトフリーを試してみた
RX100m7の目玉の一つ20コマ/秒でのブラックアウトフリーを試してみました。
iPhoneで撮影したのですがピントが迷っているのはご愛嬌で。
コンデジでここまで撮影できるなんて恐ろしすぎます。。。
さらに高速連写 90fpsで7枚撮影できる機能はどうやって使うの?
最高で90fpsで7枚撮影できるさらなる高速連写機能も試してきました。
(SDカードを持っていくのを忘れたためにデータがありません。。。)
正直なところどんな場面で使うんでしょうか。あまりにも撮影枚数が少ないため撮影したい『一瞬』とタイミングを合わせること自体が難しいと思います。
これは将来バッファが増えてせめて90枚くらい撮影できるようになると使える機能になるのかもしれません。
やはり注目はシューティンググリップキット
先行展示を行ってからいろんな方が実機を触りにきているようです。
その中でも人気なのはやはりシューティンググリップキットのようです。
マイク端子が追加されたので動画を撮影したい人には最高のキットだと思います。
ちなみにソニーのHPでモデルさんが使っているマイクはこちらのECM-XYST1Mになります。
コンパクトなのでRX100m7のサイズ感にちょうどいいと思います。
2019年8月30日についに発売!
RX100Ⅶの発売日は2019年8月30日。
前作のRX100Ⅵは大人気で発売当初品薄状態でしたがRX100Ⅶは発売直後も少し在庫がある様子です。
価格はちょっと高い145,000円!(シューティンググリップ付き)
これだけの機能が詰め込まれたカメラですからそこそこの価格になることは覚悟していましたがどうやら135,000円程度。。。。。前作のRX100Ⅵよりも高くなります。シューティンググリップ付きだと145,000円程度になります。
でもこの一台でいろんな機能が使えることを考えるとアリなのかもしれません。。。
使い始めて1週間のレビューと感想
RX100m7が発売されてから色々な場所に持ち出して撮影してみました。
特にRX100m7を持ってプチ登山に行ってきたのですがいくつか不満点を感じました。
その一つが『EVFをもう少し改善してほしい』こと。
▼具体的な内容はこちらの記事にまとめています。登山時の作例とともにご覧ください。
最後に
結局RX100Ⅶをゲットしてしまいました。
個人的には連写性能は必要ないので今回は見送ろうかと思っていたのですが、マイク端子搭載とシューティンググリップキットが発売されることを聞いて心を決めました。
ただし他の追随を許さないほどの高性能である反面、飛び抜けて高い価格設定には正直どうかと思っています。
初めてカメラを買いたい人には簡単にはオススメできないカメラだと思っています。
RX100m7を使ってこれからも様々な作例や記事をまとめていきますので、気になったからはお気に入り登録お願いします^^
次の記事はこちら
▼RX100シリーズの各ラインナップを紹介しています。どれを買ったらいいの?という人は必読です!もちろんRX100m7も入っています!
▼私が心待ちにしているのはRX1Rm3です。登場したらこれもモンスターカメラになると思いますよ!