こんにちは。ゼロイチです。
ソニーから高級コンデジRX100シリーズの最新版『RX100m7』が発売されました。
▼RX100m7のレビュー記事と金沢市内で撮影してきた作例はこちら
また巷ではRX100m7が発売されたことで一眼カメラ(ミラーレスカメラなど)が不要との声も聞こえてきます。
ソニーRX100m7は本当に一眼カメラの代わりになり得るのか、高級コンデジもミラーレスカメラも使っている私の視点で検証してみます。
- RX100m7は広角から望遠までカバーするハイブリッドカメラ
- RX100m7がミラーレスカメラの代わりになる要素
- RX100m7は動画機としても優秀
- RX100m7は欠点がなくて全てのカメラの代わりになり得るコンデジ
- ミラーレスカメラと比べた時のRX100m7の欠点
- RX100m7は車で例えるとプリウス?
- RX100m7登場でカメラは不要にはならないけど出番は減ってしまうかも
- 最後に
- 次の記事はこちら
RX100m7は広角から望遠までカバーするハイブリッドカメラ
RX100m7の特徴は24mm-200mmのレンズを搭載していること。
いわゆる広角から望遠までコンデジ一台でカバーできるのでオールマイティーに撮影ができます。さらに写真だけでなく、動画性能も優秀で4K30pを撮影でき、手ぶれ補正も優秀なので、写真も動画も得意なハイブリッドカメラと表現できます。
RX100m7がミラーレスカメラの代わりになる要素
RX100m7の登場でミラーレスカメラが不要になると一部で噂されていますが、それではRX100m7がどの部分でミラーレスカメラの代わりになるのかまとめてみました。
RX100m7一台あれば不要になるレンズ達
一つ目は、広角から望遠までカバーするレンズを搭載しているので、標準域24-70mmから望遠域70-200mmのズームレンズ2本が不要になります。
F値は広角端2.8から望遠端4.5なので大三元レンズのように明るいレンズではありませんが必要十分なレンズだと思います。
標準ズームレンズ
ソニーのEマウントの標準ズームレンズだとSEL2470Zくらいでしょうか。F4通しでちょっと暗いですが。
望遠レンズ
望遠レンズだとSEL70100Glくらいでしょうか。フルサイズ用なのでちょっと大きいレンズになってしまいます。
RX100m7は動画機としても優秀
ミラーレスカメラの特徴の一つとしては綺麗な動画が撮影できること。背景がボケた綺麗な映像を撮影できるのが一眼カメラ動画の魅力。RX100m7はそんな一眼カメラ動画のお株も奪います。
4K30pの動画を時間制限なしで録画でき、さらに強力な手ぶれ補正がついています。動画時のオートフォーカスは優秀でミラーレスカメラ並み。
▼RX100m7を買うならシューティンググリップキットがオススメ!
RX100m7は欠点がなくて全てのカメラの代わりになり得るコンデジ
RX100m7の特徴ももっとざっくり言うと『欠点がないオールマイティーカメラ』。
結論から言うと『RX100m7が一台あると大抵のカメラは不要』と言えると思います。
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でもそんなRX100m7でも苦手としている分野はあります。
ミラーレスカメラと比べた時のRX100m7の欠点
欠点がなくオールマイティーなRX100m7ですが、そんなRX100Ⅶでもカバーできない分野があり、あえて言うなら欠点と呼ばれる部分があります。
価格が高い!
カメラ本体で14万円を超えるのは流石に高い!これだけ高かったら、エントリーミラーレスとダブルズームレンズキットが余裕で買えてしまいます。
コストをできるだけ抑えたい人は一世代前のRX100m6もいいかもしれません。
マイク端子がないこととブラックアウトフリーの連写性能ないこと、手ぶれ補正の性能が少し劣っていますがいいカメラです^^
暗い場所での高感度耐性はイマイチ
通常のミラーレスカメラは、センサーの大きさがAPS-Cやフルサイズなどですが、RX100m7は1インチセンサーでミラーレスカメラに比べると一回り小さいものになっています。
センサーサイズが小さくなると影響が出てくるのが、暗い場所で撮影した時にノイズが出やすくなります。どこまで気になるかは使う人によるので下の写真で確認してください。
▼夜の金沢駅前を撮影した写真(ISO3200)
▼一部を拡大してみると結構ノイズが出ているのがわかります。ただし拡大しない限りはわからない範囲だと思います。
暗い場所での撮影が多い人はRX100m7購入を再検討したほうがいいと思います。
RX100m7は車で例えるとプリウス?
いくつかの欠点はありますがそれでもソニーRX100m7は万能なカメラだと言えます。
RX100m7は車で例えるなら大人気のプリウスのようなもの。燃費が良くて室内はそこそこ大きくて加速もいい。
スポーツカーや1BOXカーにはなれない
プリウスはあくまでプリウスであり、スポーツカーや1BOXカーにはなれません。
万能なカメラだとRX100m7かもしれませんが、あっと驚く写真を撮りたいならやっぱりミラーレスがいい
例えば、背景がボケボケで被写体が浮かび上がるような写真が撮りたい時、RX100Ⅶは撮影することができません。
▼例えばこの写真のように船にピントを合わせて後ろの背景はボケボケにすることは苦手としています。
上の写真を撮影したのはソニーのミラーレスカメラ用レンズSEL135F18GM。ずるいくらいのキレッキレのレンズです^^
RX100m7のコンパクトサイズは正義
とは言えRX100m7のコンパクトさは、どんなミラーレスカメラも真似ができません。
いつもカバンの中に入れておくのはもちろんのこと、ポケットの中に入れておくこともできるRX100Ⅶはそれだけで正義。
どんなに綺麗なキレッキレな写真を撮れるカメラがあっても、撮りたいと思った時に手元になかったら写真は撮れません。
森山大道さんが言ってました。
「やっぱりね、一眼レフや大型カメラを持つと、頭で考えちゃうだろ。構図を気にするとか。その点、コンパクトカメラは考えなくても撮れる。それに、サイズは小さくても意外によく写るしね。
(中略)
そもそも重い物を持ったり、カメラ何台も持つことが好きではなかったから。小さくて軽くてよく写るなら、そんなコンビニエントなことはないわけで。
その点、デジタルカメラは、こと撮影に関してだけ言えば、限りなくコンビニエントだね」
やっぱり小さいことは正義なんです^^
帰宅途中にふと出会った素晴らしい風景をカメラに納められることの幸せ^^
夕暮れタイムラプスを撮影してみましたが繰り返し何度でも見たくなってしまいます。
RX100m7登場でカメラは不要にはならないけど出番は減ってしまうかも
いきなり結論を言ってしまいますが、
RX100m7の登場によってカメラは不要にはなりません。でも出番は大幅に減ってしまいます!
やっぱりミラーレスカメラでしか撮れない写真や動画はまだまだ存在します。そんな写真たちを撮りたくてカメラを使っている人もたくさんいます。(私もそのうちの1人)
▼こんな写真をやっぱり撮りたいですもん!
でも、日常生活の中で発見したふとした一瞬のほとんどは、これからはRX100m7で撮影することになると思います。
例えばふと綺麗な夕焼けに出会った時にシャッターを押すカメラはRX100m7になるでしょう。
RX100m7はこれから私にとって最も身近に活躍するカメラになると思います。
写真も動画も、これからバンバン撮影していきたいと思います^^
最後に
RX100m7は高いけど素晴らしいカメラですが、まだまだミラーレスカメラに完全に取って替わるのは難しいですね。
それでもやっぱりRX100m7はいつも手元に置いておくでしょうし、最も長い時間を共に過ごすカメラになると思います。
まだまだRX100m7と一緒の生活は始まったばかり。これからの毎日を楽しみにして過ごしたいと思います^^
次の記事はこちら
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