こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。
コダックから発売されたハーフサイズのフィルムカメラ『EKTAR H35』。大人気で品薄がまだ続いていますがゲットできましたか?まだの人はこの記事を斜め読みした上で購入することをおすすめします。
Kodak EKTAR H35を36枚撮りフィルム4本分を撮影終わった段階で感じた注意点をまとめました。
※2022.09.14更新
EKTAR H35の後継機に当たる『Kodak EKTAR H35N』が発売され少しだけ早くゲットしてレビュー記事を書いてみました!
今後作例やH35との比較などもまとめる予定なので乞うご期待!
コダック EKTAR H35(エクターH35)ってどんなカメラ?
ミラーレスカメラが主流の現在において、驚くことにコダックから新たに発売されたフィルムカメラがEKTAR H35。
ちょっとレトロでかわいい外観と、ハーフサイズカメラと呼ばれる通常のカメラの2倍の枚数が撮影できるのが特徴でかわいさとお得感で大人気になっています。
Kodak EKTAR H35について知りたい人はこちらの記事をどうぞ。
エクターH35は持ってるだけでニッコリしちゃうくらいかわいくて大満足!
コダック EKTAR H35(エクターH35)を使う時の注意点
今回指摘するのはコダックEKTAR H35の致命的な弱点ではありませんが、ちょっとだけ気をつけてほしいポイントになります。
なのでEKTAR H35は自信を持っておすすめしますし、安心して購入してもらっていいのですが、こんなカメラなんだよ!って認識してくれると嬉しいです。
暗い場所ではフラッシュ必須
ここで言う「暗い場所」は「ちょっと暗い場所」と置き換えてもいいぐらい、日影や建物の中では暗くて写らないことが多いです。
もちろん使うフィルムの種類によっても変わるので明るさについて知識と感覚が豊富な人はいいのですが、どちらかというと初心者に近い人は「ちょっと暗い場所ではフラッシュ」を忘れないようにしましょう。
下の写真は朝のスタバで撮ったもの。室内で撮るときはフラッシュをつけるようにしましょう。
写真の明るさは現像段階でうまく調整してくれることがほとんどだけど、真っ暗な場合は補正できないことが多いから気をつけてね
巻き戻しクランクが勝手に外れる時がある
EKTAR H35で撮影している時に何度かありました。
服や指に引っかかるのか、フィルムを使い終わった後にパトローネの中にフィルムを巻き戻すための巻き戻しクランクが勝手に外れる時があります。
まさにこれから現像しようと思っているフィルムで発生したのでどんな現象になるのかたのしみです。
フィルム一眼レフで同じことが起きるとショックですが、EKTAR H35だと笑って許せてしまうのは不思議ですね。
どちらかと言うとトイカメラの部類に入るから許せちゃうんだよね。二重露光とかになってるのも楽しいかもしれない!
三脚は使えないからスマホホルダーを
EKTAR H35を三脚につけて撮影する人はいないと思いますが一応注意喚起で。
ほとんどのカメラについている「三脚穴」と呼ばれる三脚を取り付ける部分がEKTAR H35にはついていません。
どうしても三脚の上にEKTAR H35をつけたいならスマホやタブレットを取り付けられるスマホホルダーとかはいかがですか?EKTAR H35は厚みがあるので完璧に取り付けられるわけではありませんが挟み込む力である程度固定はできると思います。
セルフタイマーとかはないから集合写真は撮れないから気をつけてね
シャッターはしっかり押し込むべし
Kodak EKTAR H35はフィルム交換ができる写ルンですだと思っていますが、写ルンですと違うところは、シャッターボタンは思ったよりも深く押し込む必要があること。
指先でチョンと押す感じではなくて、人差し指全体を使ってしっかりと押し込みましょう。なかなか手ブレはしませんが状況によってはシャッターを押す際にカメラが傾いてしまうことがあります。(自分も何回かやってしましました)
シャッターボタンが思ったよりも本体中央側にあるのも影響しているのかもしれません。
いろんなカメラを使っている人ほど違和感を覚えるかも!あまりカメラを触っていない人にとっては気にならないかもね
フィルムを入れるのはしっかりと
Kodak EKTAR H35は自分でフィルムを入れないといけません。手順はそれほど難しくないので初めての人でもYoutubeなどをみながらでOKですが、フィルムに爪がしっかりと引っかかってないと途中で爪が外れてそれ以上写真が撮れなくなってしまいます。
Kodak EKTAR H35はフィルム交換ができる写ルンです、みたいなものですが逆にフィルム交換がめんどくさいと思う人もいるかもしれません。
いろんなフィルムを装填してその違いを楽しむことができるので、めんどくさがらずにフィルムカメラを十分に楽しんでもらえると嬉しいです。
コダック エクターH35におすすめのフィルムはこちら。
必要以上に注意しなくてもいいけど、万が一フィルム装填がうまくできていなかったらフィルム一本が無駄になっちゃうから気をつけてね
Kodak EKTA H35を使ってみて感じたいいところ
ここまで注意点をまとめましたが、EKTAR H35を使ってみて当初心配していたけど意外と問題なかったことや良かったことをまとめました。EKTAR H35のレビューとして参考にしてください。
思ったよりもしっかりと写る
プラスティックのボディとレンズなのでもっとモヤっとした写りになるかなって思ってました。本体価格を考えるとそれも仕方ないしデジタルのカリッとした写りにも飽きてきたのでそんなのもアリだと思っていたのですがいい意味で裏切られました。
想像以上にしっかりと写るカメラだったので常に持ち歩くメインのフィルムカメラで使えます。そのほかにもいろんなシーンで撮影した作例があるのでこちらの記事をご覧ください。
これからどんどん作例を載せていくからエクターH35が気になる人はこれからもチェックしてね!
手ブレはしない
一部の記事やブログで手ブレする可能性について書かれていましたが、私がここまで撮影した感じでは手ブレはしないです。シャッタースピードが1/125固定で最短撮影距離が1.5mなので、よっぽど手を動かさない限り手ブレはしませんでした。
安心して心の赴くままにシャッターを押せばいいと思います。ただシャッターがちょっと深いことだけは気をつけてくださいね。
手ブレしないってのはいいよね。デジカメでオートで撮ると自動でシャッタースピードが遅くなって手ブレ写真を量産することが多いよね
撮っても撮ってもなくならない
kodak EKTAR H35はハーフサイズカメラなので、普通のフィルムカメラだと一枚の写真を撮影するために使う一コマを2枚に分けて撮影できる優れもの。(だから基本縦構図になります)つまり36枚撮りのフィルムだと2倍の72枚撮影できます。
フィルム価格が高騰しているから、一本で2倍の枚数が撮れるのってフィルム価格が半額になったような感じだね!
一泊二日の旅行だと36枚撮りフィルム一本でもいいかもしれません。予備でもう一本持っておいたらもう十分!H35を使い出してからデジタルカメラ感覚でシャッターを切るようになって、よりフィルムカメラが身近になった気がします!
そしてフィルムを現像する際は楽天市場の「桜カメラ」を検討してみてください。一本460円で現像+データ化までできるので、時間はちょっとかかりますがかなりお得ですよ!
軽いからいつでも持ち歩ける
写真ブログを書いているのでどうしてもデジタルカメラで撮影することがメインになりますが、時々はフィルムでも撮りたいなって思うシーンがあります。
でも日常生活でカメラ2台を持ち歩くのはかなり大変なので、フィルムカメラは基本的に小さくてコンパクトなカメラを使ってきました。(OlympusのOM-10とか)
Kodak EKTAR H35は軽くてコンパクトなので常にカバンの中に入れておいても負担にならないのがすごくいいです。スナップ用カメラとして大活躍のRICOH GR3xを一緒に持ち歩くと「もうこれでいい」と思える楽しさと安心感がありますね。
色々と書きましたがどれも致命的な弱点ではなく、使っていく時にちょっと気をつけてほしいくらいのポイントなので、安心してエクターH35を使ってもらえればいいと思います。
まとめ
コダックのハーフサイズカメラEKTAR H35はちょっとでもフィルムカメラに興味ある人は買って損はないカメラ。今はちょっと品薄ですがもうそろそろ再入荷するところも増えてくると思うので夏本番にぜひお楽しみください^^