『すぎっち』のジモログ

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改めてハッセルブラッド907xの写りはすごいと思った話【作例あり】

こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。

実はここ最近出番が少なかったハッセルブラッド907x。

見た目もかわいいしお気に入りではあるんだけどセンサーが大きい分RAWデータが重いのですぐにストレージをいっぱいにしてしまうのが悩みでした。

でも先日過去の写真を見返していたときに、「おっ」っと思う写真は907xで撮影したものが多かったので、改めてその良さを紹介するために作例を紹介します。

www.01dougajyuku.work

 

907xはかなり高価なカメラだけど圧倒的な写りは唯一無二だから一度は試してほしいな^^

 



Hasselblac 907xで撮った作例たち

センサーサイズがフルサイズの1.7倍もあるラージフォーマットだから、ボケとかダイナミックレンジは言わずもがな。5000万画素あるけどフルサイズに換算すると3000万画素程度だから画素ピッチとしては必要十分である程度暗所性能にも強い。

でも907xで実際に撮っていて感じるのはスペック上の話ではなくて、どこか「艶」や「湿度」を感じる写真が多いってこと。

 

紫陽花の季節がからもちろん湿っぽい空気の中で撮影しているんだけど写真にこの湿度感が現れるのは素晴らしいと思う。これはスペック上で語られない魅力の一つ。

ハッセルブラッド 907x 作例

 

苔むした地面から立ち上る湿気をどことなく感じる写真。

ハッセルブラッド 907x 作例

 

一輪だけ咲いていた花。百花繚乱を横目に力強く凛として咲いている姿が魅力的で撮ったんだけど、撮れた瞬間「なんだこりゃ」って呟いてしまった。

ハッセルブラッド 907x 作例

 

水草で生い茂る池の中を泳ぐ鯉。水の透明感と鯉の輝き、水草の艶やかさが伝わる一枚。

ハッセルブラッド 907x 作例

 

忙しない駅のホーム、電車の屋根。かなりトリミングして使っているけどその場の空気感は伝わっていると思う。

ハッセルブラッド 907x 作例

 

京都はどこを撮っても絵になる街だけど、新緑の京都は他の都市では真似できない魅力があると思うし、中庭にこの環境があるのは最高だと思う。自分なら一日中カメラ構えて写真撮っちゃう。

ハッセルブラッド 907x 作例

 

うまく言語化はできないけど「艶」って言葉がしっくりくるのが907xの作例。

夕方の海はよく撮るけど天気だけでなく、風や潮の満ち引きの状況によって一度たりとも同じ表情がないのが面白い。「艶」って言葉は自分の中では「リッチ」とも繋がるような気がするけど、スマホでお手軽に撮った写真では表現できないリッチさをもたらしてくれるような気がする。

ハッセルブラッド 907x 作例

 

有名な名もなき池。SNSじゃ加工しすぎな写真にあふれ現場に行くとがっかりする人もたくさんいる。でもこれくらいの透明感はあるし耳栓をして写真を撮っていると静かな空気の中に身を置いて清められるような気がする。(実際は周囲にたくさんの人がいます)

ハッセルブラッド 907x 作例

 

カフェで撮った何気ない一枚。だけどここからもなんとも言えない艶感を感じるのが不思議。

ハッセルブラッド 907x 作例

 

艶とかリッチさを感じる理由にボケの大きさときれいさもあるのかもしれない。でもボクが撮ってるのはキットレンズ的な位置付けの最も安い標準レンズ。これでこの写りはずるいよね。

ハッセルブラッド 907x 作例

 

大きなセンサーと高画素だとやっぱりみちみちしたものを撮りたくなってそんな時に京都駅は最高。

ハッセルブラッド 907x 作例

 

時々起こるモノクロ撮影欲。あいにく907x内部現像でモノクロにはできないんだけど、モノクロを想像しながらカラーで撮影するのも楽しい。ハイライトのデータがしっかり残ってくれているから雪の凸凹もちゃんと出せる。

ハッセルブラッド 907x 作例

 

白は白に、黒は黒に。そして中間はよりグラデーションに。このサムネを使ったnote記事はよく読まれてます。

ハッセルブラッド 907x 作例

 

ゴロンとした大きなおはぎみたいな形をした907x。ファインダーがなくてグリップもないから背面液晶をチルトさせれば簡単に上向きの構図でも撮影できる。「構える」ハードルがない分自由に撮影できる。

ハッセルブラッド 907x 作例

 

冬の日本海は朝まくってて、その代わり海の青が澄んでいく気がする。そんな色を表現したくて雪が降る日に907xを持って出かける。晴れ間に運よく通った軽トラ。

ハッセルブラッド 907x 作例

 

907xはとにかく暗い場所の表現が得意な気がする。シャドウ部分のデータが残っているから現像で浮き上がってくるし明部とのトーンがたまらない。

ハッセルブラッド 907x 作例

 

907xの唯一の弱点はレンズラインナップが少ないことと高価なこと。55mmは発売されたけど市場には出回っていなくて手に入れることはできないし。それでも換算35mmのレンズがあればいろんな撮り方ができるからひとまず満足している。

ハッセルブラッド 907x 作例

ハッセルブラッド 907x 作例

 

紅葉の名所はよく行くけど、名所になればなるほど圧倒されてうまく撮れないのが悩み。でも907xだととりあえずシャッター切っておくと美しく撮れちゃう不思議。

ハッセルブラッド 907x 作例

 

京都の清水寺で撮ったんだけど高画素だからトリミング耐性もあって十分ズームもできる。具体的には下のYoutube動画を見てもらえると。

ハッセルブラッド 907x 作例

 

かたわれどきフォトグラファーと名乗っているからこんなのもちゃんと載せておかないとね。

ハッセルブラッド 907x 作例

ハッセルブラッド 907x 作例

圧倒的な描写力でしょ?もう驚きだよね!



まとめ

最近使うことが少なかった907xですがやっぱりここぞという時には持ち出してあげたいなぁと思いました^^

 

最後まで読んでくれてありがとう!できればブックマークとシェアしてくれると嬉しいな^^