こんにちは。ゼロイチ(FB隊長)です。
今年もいよいよ北川尻秋季祭礼が近づいてきました。
今回も祭りの日程と見所について紹介していきます!
今年の北川尻秋季祭礼は8月24日(土)と25日(日)!
今年は8月24日-25日が北川尻秋季祭礼となります。
北川尻秋季祭礼の主な見所をざっくりと。
獅子舞と神輿が区内を練り歩く
高校生以上が所属する青年団が演じる獅子舞と、区内住民代表が担ぐ神輿が区内を練り歩き全住戸を回ります。
子ども神輿
小学生の子ども達も大人に負けじと子ども神輿を担ぎます。全員で力を合わせて区内を練り歩きます。
獅子舞や神輿と違うルートになるので注意が必要!
神社境内の夜店
祭り期間中は神社境内に夜店が出ます。くじ引きやかき氷、べっこう飴、謎のジュース(?)のお店が出ています。
大人も子どももワイワイと楽しめると思います。最近では子どもも少なくなって閑散としている時間も多いので、逆にいつでも空いているのでオススメです。汗
神社へ戻ってきた獅子舞と神輿
北川尻秋季祭の一番の見所は獅子舞と神輿が区内を回って神社へ戻ってくる夜です。(両日とも)
ろうそくと花火の明かりの下で行われる営みをぜひその目で見てください。
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それぞれの詳しい日程は次に紹介します^^
1日目:8月24日
1日目は神社境内にて神事からスタートします。
主に北川尻区の東側を中心に祭が行われます。(赤い範囲)
9:00頃〜
神社社殿で神事が行われて北川尻秋季祭礼はスタートします。
忘れてはいけないのは、北川尻秋季祭礼はイベントではなくて神事であること。驚くほどに厳かに北川尻秋季祭礼はスタートします。
10:00頃〜
神事が終了すると待ちくたびれたように青年団による獅子舞がスタートします。
神社社殿の前で獅子舞を振るのはこのスタート時と二日目最後の2回しかないのでタイミングを逃さないようにしてください!
獅子舞が出た後は重い腰を上げて神輿がスタートします。
これから日中は各住戸を一軒ずつ回っていきます。
日中はギャラリーも少ないので、観にくる人がいるとみんな頑張ります、多分。
子ども神輿は大人が担ぐ神輿が出た後にスタートします。夕方前には終了してしまうため、観たい人は早めに見つけてあげてください。主に北川尻区の中心部を回っています。
子ども達のかわいい声が聞こえたら、そこに子ども神輿がいます。子ども神輿は1日目だけなので注意してくださいね!
19:00頃〜
日が沈んで暗くなってくると『高張(たかはり)』という提灯を持った人たちが集まります。
高張はまだ街灯などがなかった時代に獅子舞などの演舞が見えるように提灯に灯がともされたようです。現代では電気があるのでそこまで暗くはありませんが、それでも高張が出てくるとぐっと祭りの雰囲気が盛り上がってきます。
21:00頃〜
いよいよ獅子舞と神輿が神社へ帰ってきます。
1日目の夜の大きな見所の一つ『十三燈』が出てきます。
十三個の提灯が取り付けられた櫓を区内の男性が押し合います。その後ろでは太鼓が叩かれ、太鼓の音に合わせて獅子舞と天狗が舞い続けます。
ドラゴン花火の下で押し合う姿は一見の価値ありです。
非常に近い場所で見ることができるので花火がかからないように気をつけてください。うまくいけばドラゴン花火を持たせてもらえるかもしれません。
2日目:8月25日
前日の疲れも残る中、朝6時から青年団の準備が始まります。
二日目は区内の西側を中心に回ります。(赤い範囲)
7:00頃〜
前日夜の騒がしさとは打って変わって、とても静かに穏やかに二日目朝はスタートします。前日と同じように獅子舞と神輿が出発します。
1日目もそうですが、途中『宿』と呼ばれる場所で休憩を行います。
区民の代表が家に御膳を用意し神様をお迎えします。
神主、区の役員、そして獅子舞の青年団、神輿担ぎの人たちもひとときの休憩を行います。
19:00頃〜
前日に引き続きこのあたりから高張が登場。
それに合わせて獅子舞と神輿は北川尻のメインストリートに到着します。
ここまでくれば、青年団達も疲れが吹き飛んだように元気が出てきます。
21:00頃〜
二日間開催された北川尻秋季祭礼もいよいよ終盤に差し掛かります。
ここで登場するのが青年団が担ぐ『ヤマ』。夜の暴走族のように北川尻メインストリートを走り回ります。
獅子舞と神輿、そしてヤマは場所を神社前に移します。
ここからは獅子舞と天狗の見せ所。周囲にドラゴン花火が立ち上がる中で踊り狂います。周囲の電灯が消える中で舞う天狗と獅子舞はぜひ観てほしいです。
事前に準備された大量のドラゴン花火に火がつけられ、いよいよ獅子舞と天狗が神社の一つ目の鳥居をくぐります。花火の火が上がる中、走り抜けていくので見る場所を考えて準備しましょう。
個人的には、鳥居から神社に入って右前の木の脇がいいと思います。(下の写真はその位置で撮影しています。)
この後は神社参道へつながる『大坂』を獅子舞と天狗が登っていきます。
青年団団長を先頭に、天狗と獅子舞が騎馬の上に乗って、厳かに静かに一歩一歩大坂を登っていきます。
獅子舞と天狗が神社社殿前まで来ると主役はヤマに交代します。
ヤマの上についた榊の取り合いが社殿の『中』で始まります。もう一度言います。社殿の『中』で始まるんです。
社殿の中はもうもみくちゃ。汗
榊を取る人と守る人に別れて揉み合いになります。
ヤマの榊が取られるとひと段落。
その後は神輿が社殿の中に入り、神様が戻ってこられて北川尻秋季祭礼は終了します。
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おおよそ日付が変わる頃に北川尻秋季祭礼は終わります。
最後もはじめりと同じく神事で厳かに終わります。
北川尻秋季祭礼はできるだけ多くの人に見てほしい
能登の他の地区の祭りもそうですが、秋季祭礼はイベントとしての祭りではなく、『神事』としての祭りです。五穀豊穣を祈り神様へ感謝を捧げる神事。
過疎化が進み、若者の数が減っていく中、なんとか神様への感謝と伝統を無くさないように、区民の熱い想いで続けられています。
特に青年団は一ヶ月以上前から毎晩練習や準備を重ね秋季祭礼当日に臨んでおり、相当な負担の中で頑張っています。
そんな彼らの想いをぜひたくさんの方に観てほしいです。
北川尻秋季祭礼は観光的な参加型祭りではありませんが、伝統を大切に想い熱い心で頑張っている『若者』の姿がココにあります。ぜひそれを観てほしい。
このブログを見てきた川尻秋季祭礼に少しでも興味を持った人がいたならば、ぜひそんな頑張る『若者』を見て、声をかけて、応援してあげてください。
最後に
つい暗くなってしまう世の中の状況ではありますが、祭り当日の区民は全員、たくさん会話し、たくさんお酒を飲んで、たくさん暴れて(時々怒られて)、たくさん笑っています。
そんな姿を是非見に来てもらえると嬉しいです^^
次の記事はこちら
▼昨年の祭りの様子はこちらからご覧ください。
▼過疎化に対抗するためにまちおこし活動として『やるまい会』という活動をしています。応援してもらえると、すごく喜びます。
▼ちょっと宣伝。地元北川尻を中心に地元の写真を撮り続ける『ジモグラファー』の活動を行なっています。そんな活動の中で『◯◯mの写真展』を開催しています。地元の何気ない風景を写真に収め、記録しています。