こんにちは。ゼロイチです。
一眼カメラで撮影する動画が流行っています。
有名なところではパナソニックのGH5やソニーのα7ⅲが挙げられます。
では私が持っているソニーα7Rⅲでは動画は撮れないのか?
結論から言うと、、、
充分キレイな動画は撮影できます!
α7Rⅲでたくさん動画を撮影してきた私の感想を踏まえて、α7Rⅲで動画撮影を行う実際についてまとめてみました。
- ソニーα7Rⅲは動画機としてよりもスチルカメラとしての戦闘力がハンパない
- 動画撮影機としてのスペックは必要十分
- α7Rⅲで撮影した動画作例
- α7Rⅲを動画機として使う場合のデメリット
- α7Rⅲを動画機として使えるのはこんな人!
- 最後に
- 次の記事はこちら
ソニーα7Rⅲは動画機としてよりもスチルカメラとしての戦闘力がハンパない
α7Rⅲは写真撮影用のカメラとして認識されています。
ローパスフィルターレス仕様で圧倒的な解像感を叩き出し、4200万画素の高画素で詳細まで映し出します。
私も発売日からこれまでメインカメラとして使い倒してきましたが、全く不満もなく毎回想像以上の写真を弾き出してくれる大満足な機材です。
まさに『戦闘力がハンパない』状態です。
α7Rⅲについて詳しく知りたい人はこちらのレビュー記事を先に読んでください。
ではそんなα7Rⅲですが、動画機として考えたときはどうでしょうか。
動画撮影機としてのスペックは必要十分
スチル機としては最強のα7Rⅲですが、動画機として考えた場合はどうなのか。スペックをみていきましょう。
4K動画が撮影可能
α7Rⅲは4K動画が30pで30分まで撮影可能です。(厳密には30分未満)
あいにく60pの撮影はできませんが30p撮影できればほとんどのシーンは対応可能です。
正直なところプロユーザーではない限りまだ4Kはオーバースペックで、私みたいな素人の延長で撮影している人間だとまだまだフルHD(FHD)で充分だと思います。
後ほど紹介する実際に撮影した動画もほとんどがFHDでの撮影です。
ビシバシ合ってくれるAF
ファストハイブリッドAFという他メーカーには真似できないAFでビシバシフォーカスを合わせてくれます。
AFが迷ってピントが合わないということはまずありません。
手ぶれ補正
α7Rⅲには5.5段分の手ぶれ補正が搭載されています。
手持ち撮影をすると呼吸に伴う上下動など微妙なブレも全て動画でひらってしまうのですが、5.5段分の手ぶれ補正があるとそんな微妙なブレは消えて無くなるイメージです。
歩いたり走ったりするような手ブレを吸収することはできませんが、手ぶれ補正の機能としては現在で最高レベルの機能が搭載されています。
ピクチャープロファイル
ピクチャープロファイルとは、動画を撮影するときの色特性を調整する機能です。
自分好みの色合いや明るさにある程度事前に調整することができます。
さらに動画編集ソフトで後処理ができる人はS-Log2やS-Log3で撮影することで、より自分のイメージに忠実な映像に仕上げることができます。
実はこれが結構便利^^
シーンごとに照明の具合で色味が変わることが多いのですが、後処理で整えることができるのって撮影時の心配が一つ減って大満足です。
スロー&クイックモーション機能
私が動画を撮影する際は、手ブレを抑える意味でもスローモーション動画を多用します。Bロールとして差し込むことで動画の幅が広がります。
そんな時に必要になるのでスロー&クイックモーション機能。
120fpsで撮影可能なので30fpsの動画で仕上げるならば1/4のスピードに抑えたスローモション動画が撮影可能です。
スローモーションの活用方法についてはこちらの記事をご覧ください。
α7Rⅲで撮影した動画作例
実際にどんな感じの動画が撮影できるのか、私が作った動画をご覧ください。
子ども達とα7Rⅲ
子ども達と散歩に行った際にαRⅲで動画を撮ってみました。
私が撮影しているけど子ども達はお構いなしにスタスタ歩いて行きます。汗
もちろん歩きながらの撮影シーンもたくさんありましたが、手ぶれ補正の機能とスロー&クイックモーション機能で手ブレを最小限に抑えることができています。
冒頭の女の子の顔から指にフォーカスが合うのはAFですから!!
こんなことがオートでできるなんて。。ソニーのAFは本当に恐ろしいです。
美術館とα7Rⅲ
家族で加賀市の中谷宇吉郎 雪の科学館に行った際に撮影した動画です。
家族でぶらぶら出かけた時に撮影しています。
もちろん手持ち撮影。
太陽の下から室内まで様々な環境ですがα7Rⅲが粘ってくれた印象です。
桜まつりとα7Rⅲ
地元のまちおこし活動で開催した桜まつりの様子を記録した動画。
色々なイベントが開催されるので待った無しの撮影状況ですが、α7Rⅲは小型ボディなので周囲の人に威圧感も与えずに自然に撮影することができます。
中盤にいくつか印象的なシーンを差し込んで飽きさせない動画作りをしています。
室内メインの撮影で、多人数を撮影していますがフォーカスがぶれるようなこともありませんでした。
レモンソーダとα7Rⅲ
室内で撮影したレモンソーダの作り方を紹介する動画。(『作り方』というほど中身は全くありませんが
。。。)
これはあえてMF専用レンズで撮影しています。
この動画は『音』が印象的ですが、マイクは安い小さなマイクを使って撮影しています。こちらは三脚に固定して撮影しています。
コーヒーとα7Rⅲ
美味しいコーヒーの淹れ方を紹介した動画です。
こちらの動画も三脚に固定して撮影しています。
料理動画は一度スタートすると待った無しの状態なので、なるべく操作が簡単で自動でAFが合ってくれるα7Rⅲは大活躍でした。
α7Rⅲを動画機として使う場合のデメリット
α7Rⅲで動画を撮影する際のメリットばかりを紹介しましたがデメリットも紹介します。
ただしハイアマチュアからプロユーザーから見た際のデメリットになるので、私のようなアマチュアで撮影する人には全く影響のない部分もあります。
参考までにご確認ください。
ジンバルに載せるのは一苦労
出来るだけ手ブレが少ない動画を撮影する際は『ジンバル』という電気制御で手ブレを抑える機材があります。
最近ではアマチュアでも使う人が増えてきました。
私もジンバルにRX100m6を載せて撮影してみましたが、簡単にヌルヌル動画が撮影できてオススメですよ!
しかしα7Rⅲは本体だけで657gあり、これにレンズがつくと1kgくらいになります。
そんな重量のカメラを乗せることができるジンバルはとても大きなものになってしまいます。
こんなに大きな機材を持ち歩いて撮影するのはアマチュアには無理ですよね。。
先に紹介した子ども達との散歩や美術館にこんな大きなジンバルを持って行ったら周りの人にひかれてしまいます。
α7ⅲやα6400に比べるとAFはほんの少しだけ遅い
ソニーのカメラは他メーカーと比べて圧倒的にAFが早いです。
しかしソニーの後発機と比べるとほんの少しだけAFは遅いです。
ただし普通の人にはそれほど影響のないレベルの差になります。
スポーツやレースなどを撮影する人はよりAFが早いα6400などがオススメですね。
4K動画の場合はα7ⅲの方が高画質かも
先に4K動画はそれほど必要ないかも、と言いましたがそれでも4K動画を撮影するのであればα7ⅲの方がより高画質な動画を撮影することができます。
α7ⅲはフルサイズセンサーの全画素読み出しで4K動画を撮影しますが、α7Rⅲはスーパー35mmの全画素読み出しtで4K動画を撮影します。
(スーパー35mmとはビデオフィルムの規格でフルサイズセンサーよりもひとまわり小さなセンサーとなります)
つまりフルサイズセンサーの一部分を使って撮影していることになります。
よって同じ4K動画ですが元の情報量はα7ⅲの方が圧倒的に多いためより高画質な動画を撮影することができます。
GH5やα7ⅲと比べて劣る部分はあるけど正直そんなにわからない
まさにこれ。劣る部分はいくつかありますが正直私が撮影するレベルでは全く関係ないものばかり。
プロの映像作家さんだと気になる部分なんでしょうね。
だからこれらをそのままデメリットとして捉えていいかどうかは疑問が残ります。
α7Rⅲを動画機として使えるのはこんな人!
ここまでα7Rⅲが動画機として使えるか紹介してきました。
最後にα7Rⅲを動画機として使える人はこんな人!をまとめました。
- プロではないけどプロみたいな動画を撮影したい
- 動画にもこだわりたいけど写真にも妥協したくない
- 日常生活の中での何気ない動画も撮影したい
こんな人にとってはα7Rⅲは大満足なカメラになること間違いなしです!
この記事を見てα7Rⅲが気になった人はぜひこちらのリンクからご検討ください^^
最後に
α7Rⅲの弱点ってなんだろうって疑問に思ってしまいます。
こいつ一台があれば、風景写真からポートレート、天の川の撮影、そして動画撮影までできてしまいます。
カメラの中では値段が高い部類になりますが、これ一台で何役もこなせることを考えたら決して高い買い物ではないと思いますね。
次の記事はこちら
α7Rⅲ最強ミラーレスカメラ説を検証します!