こんにちは。ゼロイチ(@cedar_studio)です。
ソニーのミラーレスカメラが大人気ですが種類がたくさんありすぎてどれを買えばいいのかわからないという意見をよく聞きます。そこで現行発売機種を全比較しあなたにとって最適な一台を探してください。
ソニーの高級コンデジRX100シリーズの全機種比較記事はこちら
- ソニーミラーレスカメラαシリーズの違い
- ソニーミラーレスカメラαシリーズの特徴
- ソニーαシリーズのスペック一覧
- フルサイズミラーレスカメララインナップ
- APS-Cミラーレスカメララインナップ
- まとめ
ソニーミラーレスカメラαシリーズの違い
ソニーのミラーレスカメラαシリーズ(ZV-Eシリーズ含める)には2022年1月現在11種類のカメラが発売されています。どのように区別されているのかまとめました。
センサーサイズの違い
光を受け取るセンサーサイズの違いによってラインナップが分かれています。
- フルサイズセンサー:α一桁番号
- APS-Cサイズセンサー:α6000番台、ZV-Eシリーズ
撮影目的の違い
フルサイズセンサーのα一桁番台のカメラは、カメラに特徴を持たせてラインナップされています。一桁番台の数字が『9』と『7』の違いがあることと、『7』では番号の後ろに『R』『S』『C』『無印(何もつかない)』の4パターンの違いがあります。
- α1シリーズ:全部盛りのフラッグシップモデル
- α9シリーズ:高速連写に特化したプロモデル
- α7Rシリーズ:高画素機を使い風景写真などを撮影することを想定したモデル
- α7Sシリーズ:高感度に強いモデル。どちらかというと動画撮影に特化したモデル
- α7Cシリーズ:ボディがコンパクトなモデル。
- α7シリーズ:バランス重視型でコストパフォーマンスのいいモデル
またVlogなどの動画撮影用カメラとしてZV-Eシリーズも新たに登場しました。
それぞれに特徴があるので選ぶのは難しいと思うかもしれませんが、撮りたいものが決まっていたら選びやすいかもしれません。
発売時期(世代)の違い
世界初のフルサイズミラーレスカメラを発売したのが2013年11月15日です。α7とα7R(既に販売中止)が発売されました。
ソニーのカメラは最新型のカメラと型落ちしているカメラを併売しているので余計わかりにくくなっていますが、α7、α7Ⅱ、α7Ⅲ、α7Ⅳと新しいカメラほど数字が大きくなっているので予算に余裕があるならば最新型のカメラを購入することをオススメします。
ソニーミラーレスカメラαシリーズの特徴
各メーカーからミラーレスカメラが発売されている中、なぜソニーのミラーレスカメラのシェアが優れているのかまとめました。
豊富なラインナップ
ユーザーを混乱させる原因にもなっているのが新旧全11種類のカメラを併売していること。逆にあなたにとって最適なカメラが必ず見つかります。
機能を優先したい人は最新型を、予算に限りがある人は初期型を、など柔軟な選び方を可能にしています。
私はα7Sという2014年に発売されたカメラを使っていますが、最新型のカメラと比較しても全く問題なく使えているので「安かろう悪かろう」ではありません。
コンパクトなボディ
ソニーのミラーレスカメラは非常にコンパクトなボディなのが特徴です。
CANONやNikonのフルサイズミラーレスカメラでは、コンパクトさはあきらめてより高性能な機能を詰め込むことを選択していますが、ソニーのカメラは高機能とコンパクトさが両立しています。
コンパクトであることは持ち運びがしやすく、シャッターチャンスを逃さないという意味ではとても重要な要素になります。
豊富なレンズ
他の主要なメーカーに先駆けてミラーレスカメラに参入してきたソニーは、そのレンズラインナップも豊富になっています。
メーカー純正レンズだけでも50本以上発売されており、サードパーティー製のレンズも含めるとミラーレスカメラ用レンズとしては抜群のレンズラインナップとなります。
高画質なGMレンズからカールツァイス製レンズ、MFレンズや安価なレンズなど様々な種類があるため最適な一本を探し出すことができます。
高性能なセンサー
ソニーは自社でミラーレスカメラ用のイメージセンサーを作っており、高性能なセンサーは他社にも供給しているほどです。
センサーに対する技術力は他社よりも頭一つ抜きん出ている感はあるので、最高の技術を味わいたい人はソニーのミラーレスがオススメです。
業界一のAF性能
玄人の人はマニュアルフォーカスを使うことに喜びを感じますが、できるならばオートフォーカスで思い通りの場所に自動でピントが合ってくれる方が嬉しいです。
特に子どもなどの人物撮影時には瞳にピントがあう瞳オートフォーカスがあると大助かりです。ソニーのAF(オートフォーカス)はAIにより自動で人間の瞳を感知する瞳AFを採用しており、AFのスピードや精度は業界No1と言われています。
特にリアルタイムトラッキングは一部の機種に搭載という制限はありますが、素晴らしいAF追従性能を誇ります。
このようにソニーのミラーレスカメラは多くの人に喜ばれる要素がたくさんあるため、大きなシェアを握っていると思われます。
ソニーαシリーズのスペック一覧
主なスペックについて一覧表にまとめています。左右にスクロールしてご覧ください。
ソニーαシリーズのスペック一覧表
α1 | α9Ⅱ | α7RⅣ | α7RⅢ | α7SⅢ | α7Ⅳ | α7Ⅲ | α7C | α6600 | α6400 | ZV-E10 | |
発売日 | 2021/3/19 | 2019/11/1 | 2019/9/6 | 2017/11/25 | 2020/10/9 | 2021/12/17 | 2018/3/23 | 2020/10/23 | 2019/11/1 | 2019/2/22 | 2021/9/17 |
センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ | APS-C | APS-C | APS-C |
画素数 | 5050万 | 2420万 | 6100万 | 4240万 | 1210万 | 3300万 | 2420万 | 2420万 | 2420万 | 2420万 | 2420万 |
連写速度 | 30コマ/S | 20コマ/S | 10コマ/S | 10コマ/S | 10コマ/S | 10コマ/S | 10コマ/S | 10コマ/S | 11コマ/S | 11コマ/S | 11コマ/S |
動画性能 | 4K120P | 4K30P | 4K30P | 4K30P | 4K 120P | 4K60p | 4K30P | 4K30P | 4K30P | 4K30P | 4K30P |
手ぶれ補正 | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | なし | あり |
背面液晶 | チルト | チルト | チルト | チルト | バリアングル | バリアングル | チルト | バリアングル | 自撮り | 自撮り | バリアングル |
価格 | 880,000 | 545,000 | 399,000 | 329,880 | 409,000 | 328,900 | 229,880 | 209,000 | 159,900 | 109,880 | 70,290 |
※4K30Pは外部出力の場合
フルサイズミラーレスカメララインナップ
α1
ソニーαシリーズの全部盛りフラッグシップ機として満を辞して登場したのがα1。
α1の主なスペック
- 発売日:2021/3/19
- センサーサイズ:35mmフルサイズセンサー
- 画素数:5010万画素
- 連写速度:30コマ/秒
- 動画性能:8K30p 4K120P
- 手ぶれ補正:あり
- 背面液晶:チルト
- 重量:652g
- 価格:880,000円
高画素機でありながら、高速連写が可能で、さらに8K動画も撮影可能なα1。α9や7R、7Sの特徴が全て盛り込まれたまさにフラッグシップ機とも言えるモデル。
前作のα9から細かい部分で進化しています。主な進化点は次の通り。
- グリップの大型化
- メカニカルシャッターの連写性能向上
- USB-C端子の追加
- 各種ボタン形状と配置の変更
- 手ぶれ補正5.0段→5.5段
α1をオススメする人
どんなシーンも逃したくない人。
プロの人。
α1をオススメしない人
風景写真や街中スナップなどのライトな撮影をする人。
α9Ⅱ
ソニーαシリーズの高速連写モデルα9の最新機種なのがα9Ⅱ。
α9Ⅱの主なスペック
- 発売日:2019/11/1
- センサーサイズ:35mmフルサイズセンサー
- 画素数:2420万画素
- 連写速度:20コマ/秒
- 動画性能:4K30P
- 手ぶれ補正:あり
- 背面液晶:チルト
- 重量:593g
- 価格:545,000円
スポーツシーンなどのプロフェッショナルな環境で使用することを想定されているため高速AFを実現しています。また連写時もブラックアウト(画面が一瞬暗くなる)ことがないためリアルタイムで状況を確認しながら撮影できます。
前作のα9から細かい部分で進化しています。主な進化点は次の通り。
- グリップの大型化
- メカニカルシャッターの連写性能向上
- USB-C端子の追加
- 各種ボタン形状と配置の変更
- 手ぶれ補正5.0段→5.5段
α9Ⅱをオススメする人
スポーツやレースなどの高速連写が必要なシーンで撮影する人。
α9Ⅱをオススメしない人
風景写真や街中スナップなどのライトな撮影をする人。
プロではなくアマの人。
α9(販売終了)
ミラーレスカメラをもう一段階ステップアップさせたと言われるのがα9。
α9Ⅱの登場とともにソニーストアでの販売は終了しました。
α9の主なスペック
- 発売日:2017/5/26
- センサーサイズ:35mmフルサイズセンサー
- 画素数:2420万画素
- 連写速度:20コマ/秒
- 動画性能:4K30P
- 手ぶれ補正:あり
- 背面液晶:チルト
- 重量:588g
- 価格:398,880円
α9Ⅱと同様にスポーツシーンなどのプロフェッショナルな環境で使用することを想定されています。これまでミラーレスカメラは信頼性や高速連写などでプロフェッショナル環境での使用は敬遠されていましたが、α9の登場で多くのプロの方がソニーミラーレスに参入してきました。
α9Ⅱと比べて価格が安いのでより購入しやすいのが特徴です。
α9をオススメする人
スポーツやレースなどの高速連写が必要なシーンで撮影する人。
α9Ⅱが価格的に手が届かない人。
α9をオススメしない人
風景写真や街中スナップなどのライトな撮影をする人。
プロではなくアマの人。
α7RⅣ
世界初6100万画素の35mmフルサイズセンサーを搭載した高画素ミラーレスカメラなのがα7RⅣ。
α7RⅣの主なスペック
- 発売日:2019/9/6
- センサーサイズ:35mmフルサイズセンサー
- 画素数:6100万画素
- 連写速度:10コマ/秒
- 動画性能:4K30P
- 手ぶれ補正:あり
- 背面液晶:チルト
- 重量:580g
- 価格:399,000円
ソニーミラーレスカメラ最高の画素数を誇るのがα7RⅣ。とても高機能なカメラですがその分最もオールマイティーカメラの一台です。6100万画素のフルサイズセンサーはAPS-Cにクロップしても2620万画素を確保します。
動画性能も非常に優秀で5.5段分の手ぶれ補正も搭載しているため、シネマティック動画を撮影することにも適しています。
ただし画像データが非常に重くなるため、現像や保存する際のPC環境を整える必要があります。
前作のα7RⅢからの主な進化点は次の通り。
- グリップの大型化
- 画素数の変更
- 電子ビューファインダーの画素数向上
- 各種ボタン形状と配置の変更
α7RⅣをオススメする人
風景写真などの高画素を必要とするシーンで撮影する人。
α7RⅣをオススメしない人
PC環境が整っていない人。
α7RⅢ
α7RⅣには劣りますが、4240万画素の35mmフルサイズセンサーを搭載した高画素ミラーレスカメラなのがα7RⅢ。
α7RⅢの主なスペック
- 発売日:2017/11/25
- センサーサイズ:35mmフルサイズセンサー
- 画素数:4240万画素
- 連写速度:10コマ/秒
- 動画性能:4K30P
- 手ぶれ補正:あり
- 背面液晶:チルト
- 重量:572g
- 価格:329,880円
α7RⅣ登場まではソニーミラーレスカメラ最高の画素数を誇っていたのでα7RⅢ。私も使用していますがとてもバランスのいいカメラです。私は風景写真を中心に撮影しつつ時々動画も撮るスタイルですが、α7RⅢ一台あると全てこなせてしまう安心感があります。前作のα7RⅡから大きく進化した機種のためよほどの理由がない限りα7RⅢ意向を購入することをオススメします。
ただα7RⅣほどではありませんがやはり撮影データが重くなるためPC環境の整備はある程度必要になります。
前作のα7RⅡからの主な進化点は次の通り。
- バッテリーの大型化
- 電子ビューファインダーの画素数向上
- USB-C端子の追加
- ダブルSDスロットの追加
- マルチセレクターボタンの追加
- ピクセルマルチシフト撮影の追加
- 4K HDR動画撮影機能の追加
- 背面液晶のタッチパネル化
- その他各種性能のブラッシュアップ
α7RⅢをオススメする人
風景写真などを撮影しつつ時々動画も撮影する人。
α7RⅢをオススメしない人
PC環境が整っていない人。
α7RⅡ(販売終了)
α7RⅡは4240万画素の35mmフルサイズセンサーを搭載した高画素ミラーレスカメラ。
α7RⅣの登場とともにソニーストアでの販売は終了しました。
α7RⅡの主なスペック
- 発売日:2015/8/7
- センサーサイズ:35mmフルサイズセンサー
- 画素数:4240万画素
- 連写速度:5コマ/秒
- 動画性能:4K30P
- 手ぶれ補正:あり
- 背面液晶:チルト
- 重量:582g
- 価格:199,819円
高画素機として登場した初代α7Rは高画素機が故に手ブレが心配になるカメラでした。その不安感を払拭するために手ぶれ補正を搭載して登場したのがα7RⅡです。
ただしα7RⅢと比べると、連写性能が遅い(5コマ/秒)、動画性能がイマイチ(スロー撮影はFDまで)などがあるため、価格的な魅力を感じる以外では購入することをオススメしません。
α7RⅡをオススメする人
これから風景写真などの高画素写真を撮影しできるだけコストを抑えたい人。
α7RⅡをオススメしない人
これからも末長く使い続けたい人。
これ一台で写真も動画も撮影したい人。
α7SⅢ
α7SⅢはファンが待ちに待った1210万画素の35mmフルサイズセンサーを搭載した高感度ミラーレスカメラ。
α7SⅢの主なスペック
- 発売日:2020/10/9
- センサーサイズ:35mmフルサイズセンサー
- 画素数:1210万画素
- 連写速度:10コマ/秒
- 動画性能:4K120P
- 手ぶれ補正:あり
- 背面液晶:バリアングル
- 重量:614g
- 価格:409,000円
α7SⅢは主に動画を撮影する人が待ちに待ったカメラ。
1210万画素の低画素ではありますが、1ピクセルあたりの面積を大きくすることで暗闇でも撮影可能な高感度カメラです。また動画性能が大きく向上し4K120Pが撮影可能な初めてのミラーレスカメラです。
またソニーのミラーレスカメラとして初めてバリアングル液晶を採用しました。これにより自撮りが容易になるためVLOGが簡単に撮影できるようになります。
個人的には買い換える予定でしたが、あまりにも動画カメラ的な位置付けになってしまったため今回は見送る予定です。
前作のα7SⅡからの主な進化点は次の通り。
- バッテリーの大型化
- USB-C端子の追加
- ダブルSDスロットの追加
- 4K 120Pの追加
- バリアングルの追加
- その他各種性能のブラッシュアップ
α7SⅢをオススメする人
ミラーレスカメラで動画を撮影したい人。
星空などの暗い場所で撮影したい人。
α7SⅢをオススメしない人
動画を撮らない人。
風景写真メインの人。
α7SⅡ(販売終了)
α7SⅡは1210万画素の35mmフルサイズセンサーを搭載した高感度ミラーレスカメラ。
α7SⅢの登場とともにソニーストアでの販売は終了しました。
α7SⅡの主なスペック
- 発売日:2015/10/16
- センサーサイズ:35mmフルサイズセンサー
- 画素数:1210万画素
- 連写速度:5コマ/秒
- 動画性能:4K30P
- 手ぶれ補正:あり
- 背面液晶:チルト
- 重量:584g
- 価格:248,880円
α7SⅡは長く一眼カメラで動画を撮影する人に愛されたカメラでした。
1210万画素の低画素なためダイナミップレンジが広く、4K30Pも撮影することが可能なため動画カメラとしての位置付けがされていました。
スチール写真機能としては、高画素ではないこと、連写機能がないことから使用するシーンは限られてきますが、広いダイナミックレンジを使った階調の豊かな写真を撮影することが可能です。
後継機のα7SⅢが発売されますが、動画機能としてはハイスペックなためアマチュアが撮影するカメラとしては価格も考慮しα7SⅡでも十分です。
※ソニーストアでの販売は終了した製品です。
α7SⅡをオススメする人
ミラーレスカメラで動画を撮影したい人。
星空などの暗い場所で撮影したい人。
α7SⅡをオススメしない人
動画を撮らない人。
風景写真メインの人。
α7S(販売終了)
α7Sは1210万画素の35mmフルサイズセンサーを搭載した高感度ミラーレスカメラ。
α7SⅢの登場とともにソニーストアでの販売は終了しました。
α7Sの主なスペック
- 発売日:2014/6/20
- センサーサイズ:35mmフルサイズセンサー
- 画素数:1210万画素
- 連写速度:5コマ/秒
- 動画性能:4K30P(外部記録の場合)
- 手ぶれ補正:なし
- 背面液晶:チルト
- 重量:446g
- 価格:209,880円
α7Sは1210万画素の低画素であることを生かし、とても広いダイナミックレンジで暗い場所での撮影に効果を発揮するカメラです。
驚くほどの高感度耐性があり発売当初はカメラ業界が驚いたことを覚えています。
そして私も先日中古のα7Sを購入しました。記事の中でも書きましたが手ぶれ補正がないカメラなのですが、その分ボディがコンパクトで軽いためとても使いやすいです。
また撮影データがとても軽いのでPCのストレージを圧迫しないこともお気に入りですね。
※ソニーストアでの販売は終了した製品です。
α7Sをオススメする人
スナップなどの撮影が多い人。
星空などの暗い場所で撮影したい人。
PCの環境が整っていない人。
α7Sをオススメしない人
動画を撮る人。
α7Ⅳ
オールマイティーなバランス重視のα7Ⅲをさらに全部盛りにして登場したのがα7Ⅳ。
α7Ⅳの主なスペック
- 発売日:2021/12/17
- センサーサイズ:35mmフルサイズセンサー
- 画素数:3300万画素
- 連写速度:10コマ/秒
- 動画性能:4K60P
- 手ぶれ補正:あり
- 背面液晶:バリアングル
- 重量:658g
- 価格:328,900円
バランス重視のα7Ⅲにさらに最新技術を搭載したのがα7Ⅳ。写真も動画も妥協したくない人にとっては最高の機種。
ただしアマチュアカメラマンの最初のフルサイズミラーレスとしてもおすすめできたα7Ⅲに比べて価格が1.5倍になったため誰でも手が出せる機種ではないかもしれません。
前作のα7Ⅳから進化した部分はこちら。
- クリエイティブルックの採用
- 動画性能の工場
- 背面液晶のバリアングル化
α7Ⅳをオススメする人
写真も動画も妥協したくない人
ハイアマチュアの人。
α7Ⅳをオススメしない人
特殊な条件で撮影したい人。
α7Ⅲ
α7Ⅲは2420万画素の35mmフルサイズセンサーを搭載したバランス重視型のミラーレスカメラ。
α7Ⅲの主なスペック
- 発売日:2018/3/23
- センサーサイズ:35mmフルサイズセンサー
- 画素数:2420万画素
- 連写速度:10コマ/秒
- 動画性能:4K30P
- 手ぶれ補正:あり
- 背面液晶:チルト
- 重量:565g
- 価格:229,880円
α7Ⅲは一言で言うとバランス重視のカメラです。
特殊な使用条件でなければ写真も動画もきれいに撮れるカメラで価格も手が届きやすいです。
これまで紹介してきたカメラは何かに特化したカメラだったため、高額なものも多かったのですが、α7Ⅲは私のようなアマチュアにとって最も性能と機能のバランスが優れています。
α7Ⅲをオススメする人
これからミラーレスカメラを始めたい人。
ライトな動画を撮影したい人。
α7Ⅲをオススメしない人
特殊な使用条件で撮影したい人。
α7Ⅱ(販売終了)
α7Ⅱは2420万画素の35mmフルサイズセンサーを搭載したバランス重視型のミラーレスカメラ。
α7Ⅳの登場とともにソニーストアでの販売は終了しました。
α7Ⅲの主なスペック
- 発売日:2015/3/6
- センサーサイズ:35mmフルサイズセンサー
- 画素数:2420万画素
- 連写速度:5コマ/秒
- 動画性能:FHD60P
- 手ぶれ補正:あり
- 背面液晶:チルト
- 重量:556g
- 価格:129,819円
α7Ⅱはとてもコストパフォーマンスがいいカメラです。
フルサイズセンサーと手ぶれ補正が搭載されたコンパクトなカメラが10万円ちょっとで手にできるのは素晴らしい。(私も以前使っていました。)
手っ取り早くフルサイズミラーレス体験をしたい方にはオススメの一台です^^
α7Ⅱをオススメする人
これからミラーレスカメラを始めたい人。
低コストで購入したい人。
α7Ⅱをオススメしない人
より高機能な撮影をしたい人。
α7(販売終了)
α7は2420万画素の35mmフルサイズセンサーを搭載したバランス重視型のミラーレスカメラ。
ソニーストアでの販売を終了しました。
α7の主なスペック
- 発売日:2013/11/15
- センサーサイズ:35mmフルサイズセンサー
- 画素数:2420万画素
- 連写速度:5コマ/秒
- 動画性能:FHD60P
- 手ぶれ補正:なし
- 背面液晶:チルト
- 重量:416g
- 価格:99,880円
α7は世界初のフルサイズミラーレスカメラとして登場しました。発売から時間が経っていることもあり基本性能は大分古くなってきましたが、それに合わせて価格も低く抑えられているので、最も手に入れやすいフルサイズミラーレスとなります。
ただし新しいフルサイズミラーレスカメラα5(またはα6)の噂があるので、購入はもう少し控える方がいいです。
マウント部分の合成に不安があり長期使用の際には注意が必要です。中古カメラを購入する際にも注意してください。
※ソニーストアでの販売は終了した製品です。
α7をオススメする人
より低コストでフルサイズミラーレスカメラを購入したい人。
α7をオススメしない人
長く使い続ける人。
α7c
α7cは、APS-Cカメラサイズのボディに2420万画素の35mmフルサイズセンサーを搭載したコンパクトミラーレスカメラ。
α7Cの主なスペック
- 発売日:2020/10/23
- センサーサイズ:35mmフルサイズセンサー
- 画素数:2420万画素
- 連写速度:10コマ/秒
- 動画性能:4K30P
- 手ぶれ補正:あり
- 背面液晶:バリアングル
- 重量:509g
- 価格:209,000円
α7cはAPS-Cカメラのボディにフルサイズセンサーを詰め込んだコンパクトフルサイズミラーレスとして登場しました。
価格は少し高めのためエントリー機としての位置付けよりも、α7Ⅲのコンパクトバージョンとして捉えた方がいいかもしれません。
α7cをオススメする人
カメラのサイズをよりコンパクトにしたい人。
α7cをオススメしない人
コンパクトさに魅力を感じない人。
APS-Cミラーレスカメララインナップ
α6600
α6600はAPS-Cセンサーを搭載したソニーミラーレスカメラのフラッグシップ機。
α6600の主なスペック
- 発売日:2019/11/1
- センサーサイズ:APS-Cセンサー
- 画素数:2420万画素
- 連写速度:11コマ/秒
- 動画性能:4K30P
- 手ぶれ補正:あり
- 背面液晶:自撮り対応可能
- 重量:418g
- 価格:159,900円
α6600はAPS-Cミラーレスのフラッグシップ機と言う位置付けです。
コンパクトな背面液晶が自撮り可能なように180度反転するためVLOGなどの動画撮影に適しています。また手ぶれ補正も搭載しているのでブレの少ないきれいな動画を撮影することも可能です。
またAPS-Cセンサーの特性を生かして望遠撮影をすることも可能なため、運動会や野鳥撮影にも最適な一台になります。
ただし手ぶれ補正が搭載されているため後述のα6400、α6100に比べると重量が重くなっています。また若干価格が高いことも残念な点。
前作のα6400からの主な進化点は次の通り。
- バッテリーの大型化
- 手ぶれ補正の追加
α6600をオススメする人
動画を撮影する人。
望遠撮影をする人。
α6600をオススメしない人
低コストで購入したい人。
α6400
α6400はAPS-Cセンサーを搭載したソニーミラーレスカメラ。
α6400の主なスペック
- 発売日:2019/2/22
- センサーサイズ:APS-Cセンサー
- 画素数:2420万画素
- 連写速度:11コマ/秒
- 動画性能:4K30P
- 手ぶれ補正:なし
- 背面液晶:自撮り対応可能
- 重量:359g
- 価格:109,880円
α6400はα6600の手ぶれ補正がないカメラと考えればいいかもしれません。
α6600と同じように自撮り可能な背面液晶が搭載されておりVLOGに適しています。また瞳AFにより常に被写体の瞳にAFを合わせ続けるのでピントがずれるようなこともありません。
バッテリーがα6600に比べて小さいため注意が必要ですが、予備バッテリーを持つことで解消されますし、何より400gを切る軽いボディは魅力的です。
HDR 4K動画も撮影可能で本格的な動画撮影を最も低コストで始められるカメラになります。
私もα6400を使っていましたが動画だけでなく写真も大満足できたのでできればたくさんの人に使ってもらいたいです。
α6400をオススメする人
動画を撮影する人。
望遠撮影をする人。
低コストでカメラを始めたい人。
α6400をオススメしない人
手ぶれ補正がどうしても必要な人。
α6100(販売終了)
α6100はAPS-Cセンサーを搭載したソニーミラーレスカメラ。
ソニーストアでの販売は終了しました。
α6100の主なスペック
- 発売日:2019/10/25
- センサーサイズ:APS-Cセンサー
- 画素数:2420万画素
- 連写速度:11コマ/秒
- 動画性能:4K30P
- 手ぶれ補正:なし
- 背面液晶:自撮り対応可能
- 重量:352g
- 価格:89,900円
α6100はα6400の一部の機能を取り除いたカメラになります。
ただしどちらかと言うとエントリー機の扱いになるため、便利な機能が搭載されていないので注意が必要です。
α6400とα6100の違い
- ピクチャープロファイルが非搭載
- ファインダー解像度が低い
- 水準器がない
これらの機能はあればとても便利なものなので、2万円の価格差をどう考えるかは微妙なところです。
個人的には少し無理してもα6400を購入した方が、リセールバリュー含めてハッピーになれると思います。
α6100をオススメする人
手軽に撮影を始めたい人。
低コストでカメラを始めたい人。
α6100をオススメしない人
手ぶれ補正がどうしても必要な人。
α6000(販売終了)
α6000はAPS-Cセンサーを搭載したソニーミラーレスカメラ。
ソニーストアでの販売は終了しました。
α6000の主なスペック
- 発売日:2014/3/14
- センサーサイズ:APS-Cセンサー
- 画素数:2430万画素
- 連写速度:11コマ/秒
- 動画性能:FHD60P
- 手ぶれ補正:なし
- 背面液晶:チルト
- 重量:285g
- 価格:54,900円
α6000は今から6年前の古いカメラになります。α6100と品番が100しか違わないと思って購入するとショックを受けるかもしれません。
連写性能は当時から素晴らしいものを誇っていたので今でも満足できるかもしれませんが、動画性能、手ぶれ補正、自撮り対応など今のカメラ業界のトレンドになるものが満足いくレベルではなかったり、搭載されていなかったりします。
価格と軽さは魅力なので手ごろなママカメラとして使う分には問題はないかもしれません。
個人的にはα6000を購入するならばRX100シリーズなどのコンデジを購入する方が、このカメラを欲している人には満足度が高い気がします。
α6000をオススメする人
低コストでカメラを始めたい人。
α6000をオススメしない人
現在のカメラ業界のトレンドを体験したい人。
ZV-E10
ZV-E10はAPS-Cセンサーを搭載したVlog用ミラーレスカメラ。
ZV-E10の主なスペック
- 発売日:2021/9/17
- センサーサイズ:APS-Cセンサー
- 画素数:2420万画素
- 連写速度:11コマ/秒
- 動画性能:4K30P
- 手ぶれ補正:あり
- 背面液晶:バリアングル
- 重量:343g
- 価格:78,100円
ZV-E10は最近流行りのVlogを撮影することに特化したVlog用カメラです。バリアングル液晶を搭載し、自撮りに適した様々な機能を搭載しています。
カメラのスペック自体はα6400と大きく変わりませんが、Vlogが撮りやすいようにカスタマイズされたボタン類が特徴です。完全に写真ではなく動画を撮影することに特化したカメラであり、さらに自撮りをすることを想定しています。
ただしこれからのカメラはZV-E10のようなカメラが主流になると予想しており、これまでのカメラをイメージしてイメージして避ける人もいるかもしれませんが、私は積極的に使っていきたいと思います。
ZV-E10をオススメする人
Vlogを撮影する人。
ZV-E10をオススメしない人
写真がメインで撮影する人。
まとめ
最新情報が出れば更新していきたいと思っています。よろしくお願いします。
※2022.01.03追記
世界的な半導体不足の影響からソニーストアでは以下のカメラについて新規の注文受付をストップしています。特に売れ筋と思われるエントリー機関係を止めざるを得ない状況から事態の深刻さが伝わってきます。以下の機種を購入したい人は市場にすでに出回っている個体を探すしかなさそうなので中古を含めて検討してください。
- α7C
- α6600
- α6400
- ZV-E10
高級コンデジRX100シリーズの徹底比較記事も作成しています。