こんにちは。ゼロイチ(@cedar_studio)です。
マビックミニが突然ファームウェアアップデートされましたが、アップデートの内容が素晴らしかったので紹介します。
ドローンでシネマティックな映像を撮影したい人はすぐにでもアップデートをおすすめしたい内容です!
▼マビックミニの購入を検討している人はこちらの記事をご覧ください。
DJIマビックミニがファームウェアアップデートされた
突然マビックミニがファームウェアアップデートされました。
ファームウェアアップデート Ver.1.00.0500
追加された機能は待ち望んでいたものばかりでした。
追加機能
DJI マビックミニのファームウェアアップデートは次の通りです。
- 動画用のマニュアル露出機能を追加
- 2.7K 24fpsと1080p 24/48fpsを追加
- ホワイトバランスの手動調整を追加
- 写真と動画のダウンロード速度を向上
- 特定の使用場面での飛行安定性を向上
- 送信機の性能最適化
特に1〜3の追加機能が神アップデートと言われる内容になります。
次に追加機能の内容を詳細まで確認します。
特に注目したい追加機能
私が特に注目したい追加機能3つについて内容を確認します。
動画用のマニュアル露出機能を追加
これまでのマビックミニは動画撮影時はマニュアル露出調整ができませんでした。
こちらの動画ではもう少し露出調整ができればより魅力的な動画にできたと思っています。
痒いところに手が届かない、それがこれまでのマビックミニの動画露出調整でした。
マニュアル露出の設定方法
露出の調整は画面の右下のボタンを操作して行います。
▼露出設定がAUTO。太陽の塔のフィギュアが白飛びしています。
▼露出設定がマニュアル。シャッタースピードとISOを設定することで適正露出を出すことができました。
マニュアル露出の検証動画
実際に露出機能をAUTOで撮影したものとマニュアルで設定したもので比較した動画をまとめました。意外な結果もわかりました。
では下の動画をご覧ください。
動画のスクリーンショットで各シーンを比較してみます。
水面に張り出している木々をスライドしながら撮影したシーンです。画角が違うのはご愛嬌です。
▼露出設定がAUTO
▼露出設定がマニュアル
マニュアル設定の方は、枝の奥の影になっている部分をしっかりと表現することで水辺のしっとりした感じが表現できていると思います。
動画の方向性にもよると思いますが、自由な表現ができるマニュアル設定は嬉しいです。
森の上を滑空するドローンの映像です。露出を調整することで劇的な変化になることがわかりました。
▼露出設定がAUTO
▼露出設定がマニュアル
AUTOだと暗い部分も明るく表現するために画面全体が明るい印象になっています。そのせいでせっかくの凹凸がわかりにくい映像になっています。
マニュアル設定の方は全体的に露出を落としたおかげで木がニョキニョキ生えているのが表現できていますし、どことなくおどろおどろしい感じが表現できていると思います。
暗い影の部分から明るい部分に切り替わるシーンです。
▼露出設定がAUTO
▼露出調整がマニュアル
AUTOは明るさに合わせて自動で露出を変更できるので、暗いところから明るいところに移動すると最適な露出に合わせてくれるので問題はありませんが、マニュアル設定だと暗い部分に合わせたままになるため、明るい場所に出ると白飛びした映像になってしまっています。
露出設定をマニュアルで行うことで、意図した映像表現ができるドローンに返信することができました。でも、露出がどんどん変わっていくシーンではAUTO設定にしておくことで自動で露出を変更してくれるので、黒つぶれや白飛びなどの失敗は大幅に減ります。
シーンによってうまく使い分けることが大切になりますね。
ホワイトバランスの手動調整を追加
映像の別の表現方法にホワイトバランスがあります。
ホワイトバランスは画面全体の色合いを調整することが可能となります。これまではオートホワイトバランス(AWB)で撮影されていましたが、マニュアルで色温度を設定することが可能となり、特に朝や夕方などでは意図した映像表現が可能となります。
ホワイトバランスの設定方法
画面右上の三つの点の部分をクリックし「カメラ」タブをクリックすることで高度な調整としてホワイトバランスの設定を行うことができます。
▼AWBで撮影した映像
▼ホワイトバランスの色温度を下げた映像。早朝の澄んだ空気の雰囲気が出せます。
▼ホワイトバランスの色温度を上げた映像。夕方のオレンジ色に染まった空気を演出できます。
ホワイトバランスは映像表現をする上でとても大切な機能です。マビックミニのファームウェアアップデートで詳細に調整できるようになったことはとても嬉しいです。
ホワイトバランス調整の検証動画
実際に同じシーンをホワイトバランスの色温度を変えながら撮影してみました。
驚くほど印象が変わった映像に仕上げることができました。
ホワイトバランスを2000K(ケルビン)から10000Kまで変更しながら撮影してみましたが、ホワイトバランスの調整一つで映像の印象が大きく変わることがわかったと思います。
2.7K 24fpsと1080p 24/48fpsを追加
fpsとはフレームレート パー セカンドの略で、1秒あたりのコマ数のことをいいます。
下の記事で書いていますが、fpsは適切なものを選択しないとパラパラ漫画のような動画になってしまう恐れがあります。
これまでは30fpsをベースとした動画しか撮影することができませんでしたが、今回のファームウェアアップデートで24fpsと48fpsが選択できるようになりました。
24fpsは映画などに使われているフレームレートで『それっぽい』雰囲気を作ることができます。
より雰囲気を出したいい動画を作りたい場合は24fpsベースの動画を撮影することもオススメです。
最後に
DJIの製品は発売後にもファームウェアアップデートにより新機能が追加されることがあります。それなりの金額で購入するガジェットですから、このように機能が追加されていくのは嬉しいことですよね^^
これからもDJI製品を使い続けていきます!
こちらのブログでもマビックミニを中心とした記事をアップしていきます。またご覧ください。