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カメラに防湿庫は必要?防湿庫の選び方と購入したい製品!

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こんにちは。ゼロイチです。

梅雨が近づいてきました。

カメラを持っている人にとって気になるのは湿気によるカメラやレンズへのカビの発生ですよね。

実は私、ソニーのミラーレスカメラα7RやGMレンズを持っていながら防湿庫は持っていませんでした。

そこで一念発起して防湿庫を購入することをきました^^

今回は私が防湿庫を選ぶ上で考慮したポイントについてまとめます。

 

防湿庫ってなに?

カメラなどの精密機械を収納するケースのことで、ケース内の湿度をコントロールする機能があります。

コンセントでつないで電気で制御するものと、ドライボックスと言われるただの箱の中に防湿剤を入れて保管するものがありますが、この記事ではより緻密な制御ができる電気で制御する防湿庫についてお話しします。

電気制御する防湿庫はこんなタイプ。小さな金庫みたいなものですね^^

ドライボックスは非常に安いので初心者の方にお勧めです^^

防湿庫って必要なの?

カメラにとって最大の敵はカビ

レンズの中にカビが発生することも多々あります。

その原因は日本の高温多湿の気候。

気温が10-35℃、湿度60%以上になるとカビが発生すると言われています。

まさに日本の梅雨や夏の気候の条件となってしまうため、日本のカメラマンはカビの発生と常に戦っていると言っても過言ではありません。

防湿庫は高い?

最近のカメラは高級化路線になり、ボディで数十万、レンズはそれを超えるものも沢山出てきました。

レンズは資産』と言われますが、レンズは経年劣化することが少ないため、古いレンズを売却しても値が落ちにくい特性があります。

しかしそれはカビが生えていないレンズの話。カビが生えてしまうとその除去に数万円かかるため売却値も落ちてしまいます。

それを防ぐためにあるのが防湿庫。

防湿庫1台に数万円かかったとしても、何本ものレンズやカメラにカビが生えるのを防いでくれると思ったら、それほど高くないことがわかると思います。

防湿庫の選び方5つのポイント

実際に防湿庫を選ぶ際にチェックするポイントをまとめました。

色々な種類があるので次の5つのポイントをもとに、自分にあった防湿庫を選びましょう。

防湿庫の容量

容量(サイズ)は最も重要なポイントです。

ついついみなさん小さめのものを買ってしまうようですが、ポイントは一回り大きなものを選ぶことです。

例えば50L以下の小型タイプであれば、一眼カメラ3台、レンズ5本が入ると紹介されていたとしましょう。

でもそれは収納できる量の話。出し入れも考えた使いやすい収納量ではないので、奥のカメラを取るために手前のレンズを毎回出し入れしないといけない、などの手間が増えてしまいます。

また将来レンズやカメラが増える可能性もあるので、あえてここは一回り大きなものを選びましょう。

私個人の目安としては次の通りです。

  • 小型タイプ(〜50L):一眼カメラ1台、レンズ3本ほど
  • 中型タイプ(〜120L):一眼カメラ3台、レンズ5本ほど
  • 大型タイプ(120L〜):一眼カメラ5台以上、望遠レンズを含めてレンズ5本以上

私は、一眼カメラ1台、レンズ5本を持っているので中型タイプから選定することとしました。

防湿庫内の除湿方法

除湿方法には大きく二つがあります。それぞれにメリットとデメリットがあります。

  • 乾燥剤方式
  • ペルチェ方式

個人的にオススメなのは乾燥剤方式です。

乾燥剤方式

特殊な乾燥剤によって除湿をする方式です。

実績が多数あり半永久的に使用できるメリットがあります。

デメリットは、除湿することに時間がかかること(30分ほど)。

30分がどれほど致命的かと考えたときに、大した問題ではないと思うので個人的にはデメリットと捉えていません。

半永久的に使えるため安心感もあります。

ペルチェ方式

冷却板に結露を発生させ庫外へ排出することで除湿する方式です。

非常に素早く除湿できるメリットがある反面、耐用年数が10年程度で設計されているため、信頼度がやや低いかと。

気がついたら除湿機能が止まっていた、なんてことが嫌ですよね。

防湿庫の中の棚板

サイズと合わせて非常に大切なのが棚板の構造です。

耐荷重が低い棚板だと思いカメラやレンズが載せられないこともあります。

またレンズが移動しないように波型のクッションが付属するモデルもあります。地震時などにカメラやレンズ同士がぶつかって壊れることを防いでくれるのでオススメですよ。

そのほか固定式の棚板なのか、手前に引き出せる可動式の棚板なのか、も選べるのでチェックしてみましょう。

可動式の棚板だと奥に置いたものも取り出しやすくなりますが、価格は高めになってしまいます。

バッテリー充電用コンセント

カメラを保管している間にバッテリーも充電させたいですよね。

コンセントの有無、内部についているのか外部についているのか、どこについているのか、などをチェックしましょう。

私はバッテリー充電器を使わずに直接カメラ本体に充電しているので内部にコンセントがあるタイプがいいなと思っています。

電気代

電気を使って除湿する防湿庫。

ランニングコストは気になるところですよね。

電気代の目安は除湿方式によって若干違います。

  • 乾燥剤方式:1ヶ月約10円
  • ペルチェ方式:1ヶ月約50円

ペルチェ方式の方が、乾燥剤方式の5倍のランニングコストになっています。

電気代は思ったよりも安いと思いませんが?

1年間で数百円程度になるのでそれほど家計の負担になることはないかもしれませんね。

 

私が購入を決めた防湿庫はこれ!

散々迷った挙句私が決めたモデルはこれです。

amazon限定 HAKUBA 85L KED-85W

アマゾン限定モデルになりますが、ハクバの85Lモデルにしました。

ハクバからは80Lモデルも販売されていますね。

価格は3万円ほどになりますが、安いレンズ一本買ったと思って頑張って購入します。

届いたらまたレビューしたいと思いますのでお楽しみに!

 

最後に

正直今まで防湿庫の必要性はわかっていましたが手を出せずにいました。

しかしどんどん機材が高級化していく中で、そろそろゲットしないとまずいと思い今回決断しました。

もっと早く買っておけばよかったと後悔しています。

一番気にしていた電気代も想像以上にやすかったですし、みなさんもできるだけ早く購入することをお勧めしますよ。

次の記事はこちら

今持っているレンズの中で一番高価なSEL135F18GMのレビュー記事です^^

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地元を愛し撮り続ける『ジモグラファー』宣言をしました!

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