こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。
相変わらず新しいカメラが発表され続けていますが気になるのはカメラの価格がどんどん高くなっていること。
カメラ本体とレンズを合わせて5万円以内で購入してどれだけの写真が撮れるのか検証してみます。
私が今回検証に使ったのは本体FUJIFILMのX-E2とレンズ7artisansの35mmF1.2のセット。
X-E2は中古で26000円、7artisans35mmF1.2は20000円。(安い!)
X-E2と7artisans35mmF1.2の外観
外観は撮影モチベーションを上げるために大切な要素の一つ。簡単に確認します。
FUJIFILM X-E2外観レビュー
X-E2は2013年に発売されたカメラ。
基本性能は最新カメラにはちょっと劣るけど、FUJIFILMのカメラは外観がほとんど変わらないので相変わらずかっこいいイメージ。
今回は中古で購入したので本体の角などにスレや塗装剥がれがあります。でもこれも味の一つだと考えると全く気にならないです。
X-E2はレンジファインダー型のクラシカルな外観。上位機種のX-Proシリーズも検討していたんだけど、中古品の値段とスペックを見比べてX-E2を選択しました。
X-E2を購入するために私が参考にしたのははるかさんのこちらの記事。X-Pro1と最後まで悩んだけど最後の決め手はやっぱり中古品のコスト差。
7artisans35mmF1.2外観レビュー
7artisansは七工匠とも呼ばれている中国メーカー。AFはついていませんがコンパクトで軽く安いレンズなので購入しやすいレンズです。
私は2020年4月に発売されたばかりのシルバーをチョイスしました。黒いレンズもかっこいいけどシルバーはオールドレンズっぽくてかっこいいですね。
レンズ本体には絞りリングとピントリングだけがついているシンプルな構造。
写りはちょっと癖があるけどオールドレンズだと考えると許せる不思議。(作例は後ほど。)
私が7artisans35mmF1.2を購入する際に参考にしたのははぴこさんのこちらの記事。
FUJIFILM X-E2 + 7artisans35mmF1.2の作例
どれだけ安くてもしっかりと写らないと満足できません。私は最新カメラ(SIGMAfpやSONYα7RⅢ)を使っているので比較してコメントしてみたいと思います。
基本的には撮って出しです。(傾き補正はかけています)
開放F1.2で撮影しています。前ボケもきれい。
今回の撮影はフィルムシミュレーションをProNeg stdで撮影しています。各種パラメータは多少弄りながら撮り歩きました。
バックの黒もしっかりと表現されています。
開放の逆光で撮影するとオレンジ色のリングが盛大に映り込みます。1段ほど絞りこむか、レンズフードを取り付ければ消えて無くなります。
しっとりと写ってくれてお気に入りの一枚。
X-E2を使い慣れていないのもありますが露出コントロールが難しい。。。もっとアンダーに撮る予定だったのに明るく撮りすぎました。
また開放で撮影したのですがどこにもピントが合っていないと言う。。。
X-E2は画素数が1600万画素のため拡大するとあらさが目立ちますが大判でプリントしない限りは全く問題ないと思います。
F1.2の大口径レンズのため開放で撮影すると後ろはボケボケ。
開放撮影時の周辺は結構流れたりしてしまいます。
7artisans35mmF1.2は35mm換算で52.5mmの焦点距離。いつも45mmや50mmを使っている私にしてはちょっと狭い感じ。
光の入り具合がきれいだったので撮影したのですが、あとでよく見るとトイレでした。
7artisans35mmF1.2は新品でも20000円の安いレンズですが、F1.2の明るいレンズなのでピントの位置を設定すると面白い写真が撮れます。ピントをダルマに合わせるかガラスに写った道路に合わせるかで見える風景が全く変わります。
自撮り。
シャドウを強調していることもあって川に写る空もきれいにグラデーションが出ています。
金沢らしい雰囲気のアングルも撮ってみました。しめっぽさが伝わるといいな。
金沢市主計町の暗がり坂。ここはとても小さなスポットだけど雰囲気があって好きな場所。
暗がり坂野下にあるのは版画家のクリフトン・カーフのギャラリー。販売も行っています。
ギャラリーはクリフトン・カーフの自邸を改修されたもの。小さな庭もあったりととても魅力的。
クリフトン・カーフのお店へ。
— すぎちゃん🌲@ジモグラファー (@cedar_studio) 2020年5月23日
ここは買い付けに来てもいいけど、写真を撮りに来ても素敵な場所^ ^#クリフトンカーフ pic.twitter.com/1D1UoZgTQV
左から差し込む光とその影のグラデーションを撮りたくて構えましたがちゃんと表現できていました。これだけ写るなら現代カメラとしても合格点を付けられると思います。
7artisans35mmF1.2はMFレンズのため時々盛大にピントを外します。X-E2はピントのピーク部分を白や黄色などの色をつけることができるのでわかりやすいです。
明暗の激しいシーン。手前左側の下見板張の外壁のグラデーションもちゃんと出ています。
ピントを思いっきり手前に持ってきています。ボケはザワザワ感もなくサラーっときれいに出ている気がします。
いつも使っているソニーやシグマのカメラは結構色味が出るんですが、今日のセッティングでは落ち着いた感じの色味でした。
その他の作例も含めてスライドショーにまとめてみました。BGMに載せてスライドショー化してみると雰囲気があっていいですね。
その他のX-E2の作例
この記事以外のX-E2の作例をご覧になりたい人ははこちら。
最後に
おもむろにカメラが欲しくなって色々なカメラを探していましたが6月に発表される予定のα7SⅢが気になっているのでできるだけ安いものを探していてX-E2にたどり着きました。
最新の機能に身を任せる撮影も楽しいですが、ちょっと古いけどかっこいいカメラを持ってできる範囲の中で撮影するのもなかなか楽しいですよ。
カメラの新しい楽しみ方を発見してしまいました^^
よければSIGMAfpの作例ものぞいてみてください。