こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。
ここ最近35mmから50mmの単焦点レンズばかり使っていたので無性に望遠域で撮影したくなって夕方の名古屋市内を走り回りタムロンの便利ズームをゲットしました。TAMRON 28-200mm F2.8-5.6 Di Ⅲ RXD(A071)は28mmから200mmをカバーする、いわゆる「便利ズーム」。これまでの作例とちょっと違う雰囲気の写真も撮りたいなと思って一日使い倒してきたのでファーストインプレッションをまとめました。
カメラはソニーのα7Sにつけて。1200万画素のカメラなので簡単にトリミングやクロップはできないので高倍率ズームできることは本当に助かりました。
別日に三重県の関宿へいった際の作例はこちら
- 新春の熱田神宮へ参拝
- 熱田神宮の境内にいる鶏
- いざ常滑へ
- 廻船問屋 瀧田家を見学
- さまざまな陶器ショップ
- TAKE COFFEE ROASTERY
- タムロン 28-200mmの便利ズームを使った感想
- まとめ
新春の熱田神宮へ参拝
初詣は地元の神社で済ませていますがせっかくなので早朝の熱田神宮へ行ってきました。日の出とともに家を出て1時間ほどかけて徒歩で熱田神宮へ。まだ空いていると思っていたのにどんどん人がきてあっという間にたくさんの人に溢れてしまいました。
構図の中に入れないように注意をしていますが1枚目の下にはたくさんの人が参拝されています。
この構図はまさに望遠域だから撮れるもの。
望遠域で撮ると何故か縦構図で撮ってしまうのは何故なんでしょうか。
粘りに粘って諦めた一枚。このように広角写真も一本のレンズで撮れるのは嬉しい。
熱田神宮の境内にいる鶏
熱田神宮の境内には鶏が放し飼いにされています。日によっている場所は違うようなので是非探してみてください。
こちらは鶏から1.5mくらい離れたところから撮影しましたが鶏の顔の模様などピント面はしっかりと解像しています。
いざ常滑へ
熱田神宮はあまりにも人が多すぎたので気持ちを切り替えて常滑へ向かいました。
常滑は焼き物の街として散歩道を整備するなど、見どころ満載の街のようで初めて訪れました。やきものの散歩道が整備されているのですが1周1.6kmなので夏場に行く際は体調管理に気をつけましょう。
どーんと迎えてくれるとこにゃん。駅前から車で走ると陸橋の横に鎮座してます。
やきものの散歩道は焼き物の工場や民家、団子屋さんなどがあり静かに散歩するのに最適なルートでした。団子の写真は最短撮影距離19cmの便利ズームならでは。
廻船問屋 瀧田家を見学
常滑市の文化財にも指定されている建物は無料で見学することができます。決して大きな建物ではありませんがとても落ち着く空間。散歩道は登り坂もあるので途中にいくつかある施設で適宜休憩しながら進むのがいいですね。
28mmだと室内はちょっと狭く感じる部分はあります。また少しズームするとすぐにF値が上がるためシャッタースピードとISOを確認しながら撮る必要があります。
建物の写真を撮っていると気になるのが湾曲。湾曲補正はカメラ本体にお任せする仕様。もう発売されていないα7Sで撮影するとカメラボディ内の湾曲補正が弱いのか写る写真は樽型に湾曲しているものばかり。Lightroomで現像する際にレンズ補正をすれば一発で修正できるので問題ありませんが、Jpeg撮って出しの人は古いカメラを使う場合は気をつけたほうがよさそう。
さまざまな陶器ショップ
散歩道に面してさまざまなショップがあります。特に陶器関係のショップはたくさんあるので全て見てから購入するのがいいかもしれませんね。個人的には散歩道の後半にある器と暮らしの道具morrinaさんがおすすめ。
登り窯を見学することができます。こんなに大きな窯で焼き物を焼いていたんですね。
大小さまざまなショップがありますが一つ一つに個性があるので全て中をのぞいてみるのが楽しいです。
先に紹介したmorrinaさん。店員さんとお話ししながら写真を撮っていたのですが、後で気づいたのですが店内撮影禁止でした。。。すみません。店内雰囲気の参考にご覧ください。
TAKE COFFEE ROASTERY
事前にチェックしていたカフェで最後休憩しました。とても小さなお店ですが店内はドライフラワーでデザインされたおしゃれな空間。さらにコーヒーも丁寧にドリップされた美味しいものでした。
最短撮影距離が短いのでカフェカメラとしても最高の一本。
ズームできるので座ったままでもいろんな構図を作ることができます。
店内の至る所にドライフラワーが飾られていておしゃれ。
前面道路を眺めるように開けられた大開口に面したカウンター。ドライフラワーに囲まれてお茶することができます。
タムロン 28-200mmの便利ズームを使った感想
使って1日ですがファーストインプレッションとしてTAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di Ⅲ RXD(A071)のレビューと感想を5つのポイントにまとめました。
購入を検討している人の参考になればいいなと思います。
やっぱり軽い
重量が575gとこのスペックのレンズにしてはとても軽いです。α7Sと合わせると1kg程度なので1日首から下げていても苦になりませんでした。単焦点レンズならわかりますが高倍率ズームでこの軽さはこのレンズの大きなアドバンテージになります。
暗い室内の撮影は注意
F値がF2.8から5.6まで変動するので暗い室内で撮影する際ズームするとF値が変わりシャッタースピードが遅くなってしまいます。
各焦点距離とF値の関係は次のとおりです。
- 28mm:F2.8
- 35mm:F3.2
- 50mm:F3.5
- 70mm:F4
- 135mm:F5
- 200mm:F5.6
特に28mmから少しズームするとすぐにF値が上がります。私はMモードでF値をF5.6に固定してシャッタースピードで露出調整しながら撮影するとスムーズに運用することができました。
また明るいレンズではないので暗い場所ではシャッタースピードとISOで調整しながら撮影しないといけませんね。
湾曲補正はカメラ任せ
カメラ内のレンズ補正に任せることで驚くほどの軽量化したレンズですが、カメラの種類によっては湾曲補正が思ったように効かない場合があるので気をつけてください。最新のカメラなら問題ありませんが私のように10年近く前の古いカメラでJpeg撮って出しで撮影する人は気をつけてください。私は撮っている最中も湾曲が気になりました。
周辺の解像度は気にならない程度
先行して購入している人のレビューを見ると中央部の解像度は満足できるものですが周辺部は解像感が足りないことを確認していました。今日一日撮影してLightroomで現像した中では周辺部の解像感は気にならない程度でした。
作品撮りをするような写真家の方だと問題になるかもしれませんが私たちのようなアマチュア写真家だとほとんど気にならないと思います。28mmから200mmの便利ズームなので使うシーンとして街中スナップや旅行を想定しますが、それなら全く問題ないレベル。
これ一本で大概いける
単焦点レンズに比べると確かに大きいレンズですがそれほど重くないので1日カメラに装着していても苦痛ではありません。弱点もあるレンズですが大概の撮影シーンではこの一本で問題ありません。
ただし万能すぎるため描写については特徴がないレンズのため、多分私はこれ一本だと物足りなくなります。なので他に単焦点レンズを数本持って運用するのが一番ハッピーなんじゃないかと思います。
まとめ
2021年は単焦点レンズをメインで使っていましたが2022年は中望遠から望遠域の写真もたくさん撮りたいなと思いTAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di Ⅲ RXD(A071)をゲットしました。
街撮りスナップと夕日撮影がメインの自分にとって望遠レンズは価格と使用頻度の割合を考えるとなかなか手が出ないものでした。しかしこのレンズだと日常使いのレンズとして活用できるので、1日使った感想としては大満足するものでした^^