こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。
RICOH GRってSDカードがなくても内部メモリーで撮影できるって知ってました?GRⅢ、GRⅢxは内部メモリーが2GBあるので、最近はあえてSDカードを入れずに内部メモリーだけで撮影することがあります。
そんな撮影方法をおすすする理由を紹介します。
GRⅢ、GRⅢxの内部メモリーで撮影できる枚数
内部メモリーは2GBありますが実際に撮影できる枚数はこちら。
・JPEG
Lサイズ 140枚
Mサイズ 218枚
Sサイズ 437枚
XSサイズ 1253枚
・RAW 40枚
ボクの設定によるので多少枚数は変わるかもしれませんが、おおよその目安にしてもらえると^^
特にRAWは35mm判フィルムの36枚と似た枚数だからフィルムカメラっぽい感じで撮れるのが楽しいんだよね!
SDカードを使わない理由
ぜひGRⅢにSDカードを入れない撮影方法を体験して欲しいんですが、なぜボクが実践しているのか、その理由を紹介します。
制約のなかの自由
本体メモリーだけを使うという制約は、写真家としての一種の自由を見つける旅のようです。RAWの場合一度に40枚程度の写真しか撮れないというルールは、日常の瞬間を選び取るセンスを磨く絶好の機会です。自然と「これは残したい」と思う瞬間を探し始め、写真のテーマやストーリーテリングを意識させることで、無意識ではなく、意図的に美しさを見つける能力を養うことができます。
一日の物語
GR IIIで本体メモリーを使い果たすまでの一日は、まるで物語のような連続性を持ちます。朝の目覚めから、昼の喫茶店での一杯、そして夜の街灯の下での散歩まで、これら全てが一連の物語の一部となります。限られたフレームで一日を描くことで、その日の感情や風景がより鮮烈に心に刻まれます。
感性の磨き上げ
制約から磨かれる感性は、写真だけでなく日常に対する視点を変えます。日々の風景や人々の表情を、より深く見つめるようになり、GR IIIのシャープなレンズを通して見る世界は、制約があるからこそ、無限の可能性を秘めていると感じられるかもしれません。
フィルムの香り
撮影枚数を制限することで、デジタル時代にフィルムの感覚を再現するこの方法は、なんとも言えないノスタルジーを感じさせます。フィルムカメラの限られたフレーム数と同じく、デジタルでもその日の「フィルム」をどう使うかを考えながら撮影することは、まるでタイムカプセルを開けるようなワクワク感を感じることができます。
記憶の結晶
限られた枚数を撮影することは、それ自体が記憶の結晶になって、後から振り返る時、その日の気分や感情が写真から溢れ出し、あたかもその瞬間に戻ったかのような体験を得ることができます。
自己表現の深化
制約があるからこそ、自己表現が深まります。限られた選択肢の中で自分を表現することは、抽象的なアイデアを具体的に描く練習のようです。これは、写真だけでなく、人生そのものに対する新たな見方を与えてくれますよ^^
共有の体験
この制約を共有し、同じ制約のもとで撮影した写真を比較、話し合うことで、写真を通じた新たなコミュニケーションが生まれます。誰が何をどう捉えたかを話し合うことは、想像以上に楽しいです^^
GR IIIの本体メモリーだけで撮影する楽しさは、技術的な制約から生まれる自由と創造性の証で、カメラと一緒に世界を解釈し、その一瞬一瞬を愛でる旅に出ることです。制約を越えて、自分自身を見つめ直す旅が、そこにはあります。
騙されたと思って一回SDカードを抜いて外に飛び出してみませんか?
まとめ
GRⅢを使い込めば使い込むほど、スナップ用カメラとしてとことんまで考え抜かれたカメラだとわかります。
まだまだ奥が深いGRⅢ。これからももっともっと使い続けていきます^^
最後まで読んでくれてありがとう!できればブックマークとシェアしてくれると嬉しいな^^