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【GRⅢ/GRⅢx】使いたい!GRの秘密?の機能について

こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。

GRはスナップ撮影に最高なカメラですが最新型のGRⅢやGRⅢxに搭載されている便利機能を全て使いこなせている人は少ないと思います。今回は意外とみんなが使っていないGRの便利な機能について紹介します。

 

 

 

 

 



スナップ

さくさくとスナップで写真を撮りたい時に活用できるのが「スナップ」の設定。つまりシャッターを押すたびにAFでピントを合わせるのではなく、事前に決めたピント位置で撮影するフォーカスの機能。

設定の方法は「メニュー」-「静止画設定」-「フォーカス設定」-「フォーカス」で「スナップ」を選択。さらに「メニュー」~「静止画設定」-「フォーカス設定」-「スナップ撮影距離」で任意の焦点距離を事前に設定

GRの特徴的な機能だけど事前にピント位置を決めて撮影するので、被写体との距離が都度変わる場合には使いにくいと感じる側面も。

 

パンフォーカスで撮影する感覚でどんどん撮っていけるからスナップのテンポが上がって感覚よりもたくさんの枚数を撮れちゃうんだよね!



 



スナップ距離優先モード

撮りたい被写体との距離が都度変わる場合や、できれば被写界深度も積極的に変えたい、でもスナップみたいにさくさく撮りたい時に使えるのが「スナップ距離優先モード」。ダイヤルで感覚的に絞り値と焦点距離を変更できる。

設定の方法は「メニュー」-「静止画設定」-「撮影設定」-「スナップ距離優先モード」で「オン」を選択。撮影画面に戻るとコントロールダイヤルで絞り値(F3.5、F4.5、F7.1から選択)、前電子ダイヤルで焦点距離(1mから∞までで選択)を変更可能。

「スナップ」のように焦点距離固定じゃなく都度簡単に変更できるのでもっとライトに使いやすいスナップモード。

 

通常の撮影と「スナップ」モードの中間みたいな使い方ができるから、人によってはスナップ距離優先モードが使いやすい人もいるかもね!



 



自動水平補正

微妙に水平が取れていないと気持ち悪いけど、手ぶれ補正機構を使って手持ち撮影時のわずかな傾きを検知、補正してくれる機能。

設定の方法は「メニュー」-「静止画設定」-「撮影補助」-「自動水平補正」で「オン」を選択

GRはもっと感覚的に撮っていきたいのでシビアに水平を取るのは結構ストレス。これはそれを補助してくれる機能なのでボクは常にオン設定。

 

あえて傾いた構図で撮りたい時は補正されずに自分の思った通りの構図を撮れるから心配しなくてもいいよ!



 



内蔵NDフィルター

以前紹介したこの記事で書いたようにボクのGRⅢxはセンサーゴミが付いているから基本的に絞り開放で撮影するんだけどどうしても露出オーバーになる。そんな時に大活躍なのがGR本体に内蔵されているNDフィルター

設定の方法は「メニュー」-「静止画設定」-「露出設定」-「NDフィルター」で「NDオート」か「オン」を選択

外付けのNDフィルターを使う方法もあるけどコンパクトなGRには似合わないからなNDフィルターが内蔵されているのは大助かり。

 

「NDオート」に設定するとPモードとMモードにした場合はNDフィルターは作動しないから気をつけてね!



 



連動外の自動補正

AvモードやTvモードで撮影中に露出が外れてしまった場合にカメラ側が自動で設定を補正してくれる機能。例えば絞り開放で撮影していたときに適正露出のシャッタースピードが1/4000を超えてしまう場合、カメラが自動で絞り値を変更してくれる機能。

設定の方法は「メニュー」-「静止画設定」-「露出設定」-「連動外の自動補正」で「オン」を選択

意識してアンダーやハイキーな写真を撮りたい人なら別だけど、それ以外のほとんどの人はオンにしておけばいいと思う。

 

痒い所に手が届く機能だよね!



 



インターバル撮影

設定した一定間隔で写真を撮れるのが「インターバル撮影」。タイムラプス動画を作るための写真を撮影するのに利用。

設定の方法は「メニュー」-「静止画設定」-「撮影設定」-「ドライブモード」で「インターバル撮影」を選択。撮影間隔や撮影回数、撮影開始時刻を設定できるのでいろんな使い方が可能。

例えば翌朝の日の出をタイムラプスで撮りたい時は、撮影開始時刻を設定して三脚に載せておけば起きた時にはタイムラプス写真が撮れている優れもの。ただし自動的に動画にしてくれるわけじゃないからベットPCで動画に編集する必要あり。

 

ただしGRのバッテリーは貧弱だから給電しながら撮影することをおすすめするよ!



 



インターバル合成

星の写真で星が線になって写っているものがありますが、そんな写真をGR内部で勝手に合成してくれるのが「インターバル合成」。

設定の方法は「メニュー」-「静止画設定」-「撮影設定」-「ドライブモード」で「インターバル合成」を選択。撮影時間や途中画像を保存するかなどの設定してシャッターボタンを押せばOK。

通常はインターバル撮影で撮影した大量の写真をPhotoshopの比較明合成とかをして作成するとってもめんどくさい写真だけど、これがGR本体で作成してくれるのはありがたい。。

 

星だけじゃなくて車の軌跡とかいろんな使い方ができそうだからボクもこれからいろんな場面で試してみるよ!



 



多重露出

フィルム時代にボクも何度かやった、一つの写真に何カットか撮って重ねちゃう手法。

設定の方法は「メニュー」-「静止画設定」-「撮影設定」-「ドライブモード」で「多重露出」を選択。合成方法も選択できるからいろんなものを重ねてみても楽しいかも。

まるで組み写真を作るような感覚でテーマを決めつつ題材を探して撮ってみるのがいいかも。

 

ボクもまだまだ試してみたいからまた改めて記事にはしたいなって思ってる!



 



プログラムライン

オート撮影になるPモード(プログラムモード)で被写界深度を深くするような設定が可能。

設定の方法は「メニュー」-「静止画設定」-「露出設定」-「プログラムライン」で「ノーマル」か「開放優先」か「深度優先(深い)」を選択。オートで簡単に撮りつつも自分好みの写真にすることが可能。

カメラ任せのオートで撮影すると自分が意図しない設定で撮れてしまうからボク自身は基本マニュアルで撮っていたけど、オートでありながら自分好みに設定できるのはうれしい。

 

オートとマニュアルの中間に当たる設定でまさに自分好みにカスタマイズできるのが最高!



 



マクロ撮影

小さなものを大きく写せるのがマクロ撮影。

設定の方法は「コントロールダイヤル」の上花のマークを押す。完全なマクロではないけどクロップと合わせて使うと想像以上に寄れる。

カフェやレストランで食事を撮る時に大活躍するから、カメラを使ってるほとんどの人にとって恩恵がある機能。

 

マクロ撮影ができるって言っても花の雄蕊が撮れるようなレベルのマクロじゃないから気をつけてね!



 



内蔵メモリー

GRのボディ内に内蔵されている記憶メモリーに画像を保存できる機能。

撮影地に着いていざ写真を撮ろうと思ったらSDカードが入っていなかったってこともよくある。GRは本体に2GBのメモリーがあるからSDカードがなくても撮影可能。

RAWで40枚撮影可能でまるでフィルムの36枚撮りみたいな感覚で撮れちゃうのは楽しいかも。

 

GRにあえてSDカードを入れないで40枚限定でフォトウォークするのもフィルムカメラ使ってるっぽくて楽しいかもね!

 

 



 



まとめ

GRをとことん使ってきた認識でしたがまだまだ使っていない機能がたくさんあります。これからももっともっとGRを使っていくので楽しみにしてくださいね!

 

 

 

最後まで読んでくれてありがとう!できればブックマークとシェアしてくれると嬉しいな^^