『すぎっち』のジモログ

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GR IVxを待つべき?GR IIIxを今買うべき?違いと選び方を実体験から解説

RICOH GR IVxとGR IIIxの比較

こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。

40mm相当のレンズを搭載する「RICOH GR IVx」が開発発表されました。発売は2026年冬以降の予定で価格は未定。一方、GR IIIxシリーズは2026年10月中の出荷分をもって製造終了する見込みです。

GR IIIxを買おうとしていた人は、「新型を待つか、なくなる前に現行機を買うか」で迷っていると思います。

ボクはGR IIIxを所有し、気に入って使っていましたが、現在は売却しています。性能に大きな不満があったわけではなく、使い続けるうちに40mmより28mmのほうが自分に合うと分かったからです。

その経験から先に結論を言うと、40mmが好きで急いでいないならGR IVx待ち、今すぐ40mmで撮りたいならGR IIIx。ただし40mmが自分に合うか分からない人は、新旧を比べる前に画角を試したほうがいいです。

あなたの状況 結論
40mmが好きで急いでいない GR IVxを待つ
40mmが好きで今すぐ撮りたい GR IIIxを探す
40mmが合うか分からない 新旧比較より先に画角を試す

※本記事は2026年8月30日時点の開発発表と販売状況をもとにしています。GR IVxは開発中の製品であり、発売時期、価格、仕様などが変更される可能性があります。

ボクはGR IIIxを売却した。それでも悪いカメラだとは思わない

ボクは以前、GR IIIxをメインカメラの一台としてかなり使っていました。

小さくて、よく写り、ポケットからすぐ取り出せる。APS-Cセンサーと40mm相当のレンズを搭載しながら、大きなカメラを持ち出せない日にもカバンの隅や上着のポケットに入れておけます。

焦点距離以外に、手放す決定打になるような弱点は感じていませんでした。今見返しても、GR IIIxで撮った好きな写真がたくさんあります。

RICOH GR IIIxの40mmで撮影したフクロウの作例
40mmは、目の前で気になった被写体を周囲から切り離して見せやすい画角です。

40mmは、28mmよりも写る範囲が狭く、余計なものを画面の外に出しやすい画角です。街で目に留まった看板、人の仕草、テーブルの上の料理、光が落ちている一部分などを、見たときの印象に近い感覚で切り取れます。

それでも最終的に手元に残したのは、28mmのGR IIIでした。

40mmは目の前のものを整理して写真にするのが得意です。一方、ボクが残したかったのは被写体だけではなく、その場の空気や自分と被写体との距離でした。使い続けるうちに、ボクの撮り方には28mmのほうが合っていると分かってきました。

これは40mmと28mmのどちらが優れているかという話ではありません。写したいものを選び取って構図を整えたい人には40mmが合います。被写体の周囲まで含めて、その場に入り込むように撮りたい人には28mmが合いやすい。撮る人の距離感と、どんな写真を残したいかで決まります。

GR IIIxを手放した理由が40mmなら、GR IVxを待っても解決しない。これがGR IIIxを実際に使い、売却したボクのいちばん大きな結論です。

手放すまでに考えたことは、RICOH GR IIIxを手放したワケにも詳しく書いています。

GR IVxになっても40mmであることは変わらない

GR IVxでは、レンズ、センサー、手ぶれ補正などが進化します。しかし、40mmという画角は変わりません。

GR IIIxに感じていた不満が手ぶれ補正、高感度性能、レスポンスなどにあるなら、GR IVxを待つ意味があります。一方で、GR IIIxを使いにくいと感じた理由が40mmの狭さなら、新型になっても同じ迷いを抱える可能性があります。

GR IIIxで感じていること GR IVxで解決する可能性
手ぶれ補正を強くしてほしい 5軸になるため期待できる
高感度性能を高めてほしい 仕様上は期待できる
レンズの描写を進化させてほしい 新開発レンズの実写確認待ち
レスポンスを改善してほしい 正式発表と実機確認待ち
40mmが狭く感じる 解決しない
もっと広く撮りたい 28mmのGR IVなどを検討
40mmでHDFを使いたい GR IVx HDFは現時点で未発表

新型だから待つのではなく、GR IIIxの何が自分に合わなかったのかを整理すると、判断しやすくなります。

GR IVxとGR IIIxの違いを比較

GR IVxとGR IIIxは、どちらも40mm相当・開放F2.8の単焦点レンズを搭載するAPS-Cコンパクトです。開発発表時点の数字だけを見れば、GR IVxはGR IIIxの考え方を受け継いだ正統進化モデルです。

比較項目 GR IVx GR IIIx 購入判断への影響
焦点距離 40mm相当 40mm相当 変わらない
開放F値 F2.8 F2.8 変わらない
レンズ構成 6群8枚・非球面3枚 5群7枚・非球面2枚 実写確認待ち
有効画素数 約2574万画素 約2424万画素 決定的な差ではない
最高感度 ISO204800 ISO102400 実写確認待ち
手ぶれ補正 5軸 3軸 暗所撮影ではIVxに期待
価格 未定 公式価格155,400円 IVxの正式価格待ち
販売状況 2026年冬以降発売予定 製造終了予定・在庫確認が必要 今すぐ必要かで判断
HDFモデル 現時点では未発表 あり HDF目的ならIIIx

画素数は増えますが、この差だけで写真が劇的に変わるとは考えにくいです。実際の撮影では、新開発レンズの描写、5軸手ぶれ補正、暗い場所での使いやすさ、起動やAFのレスポンスなどのほうが違いを感じやすいはずです。

ただし、新開発レンズの描写やAF性能はスペック表だけでは判断できません。発売後の実写と実機レビューを待つ必要があります。

GR IVxの開発発表時点の仕様は、リコーイメージング公式発表で確認できます。

GR IVxを待ったほうがいい人

40mmが自分に合うと分かっている人

すでにGR IIIxや40mm前後のレンズを使い、この画角が自分に合うと分かっているなら、GR IVxを待つ価値は大きいです。

GR IVxはレンズも新しく設計されています。急いでカメラが必要でなければ、正式な価格と発売日、実写を確認してから判断するほうが後悔しにくいでしょう。

手ぶれ補正や暗所性能の進化を重視する人

GR IIIxの画角は好きだけれど、暗い場所での撮影や手ぶれ補正に物足りなさを感じていた人も、GR IVxを待つ候補です。

ただし、5軸という数字だけで実際の効果を決めつけることはできません。どの程度のシャッター速度まで安定して撮れるのかは、発売後に確認したいところです。

一台をできるだけ長く使いたい人

これから新品を買い、できるだけ長く使いたい人にもGR IVxが向いています。ただし価格は未定で、正式発表後すぐに入手できるとも限りません。その不確定な時間も含めて待てるかを考える必要があります。

GR IIIxを今買ってもいい人

2026年8月30日時点で、GR IIIxの公式価格は税込155,400円ですが、リコーイメージングストアではSOLD OUTです。GR IIIx HDFも通常在庫はなく、8月24日から抽選販売のエントリーが案内されています。

そのため、GR IIIxを今買う場合は「生産終了前だから何でもいい」と探すのではなく、販売価格と販売元を冷静に確認する必要があります。最新の公式販売状況はリコーイメージングストアで確認してください。

今すぐ40mmで撮りたいものがある人

旅行、子どもの成長、季節の移り変わり、毎日の暮らし。写真には後から撮り直せないものがあります。

新しいカメラを待つ数カ月と、今のカメラで撮れる数カ月。40mmが好きだと分かっていて、GR IIIxを適正な価格で購入できるなら、今から撮り始める選択には十分な意味があります。

RICOH GR IIIxの価格と在庫を確認する

GR IIIx HDFが欲しい人

現時点ではGR IVxのHDFモデルは発表されていません。光をにじませるHDFの表現を40mmで使いたいことが購入目的なら、GR IIIx HDFは今も独自の選択肢です。

RICOH GR IIIx HDFの在庫・抽選情報を確認する

保証付きの中古を適正価格で買える人

新品が見つからない場合は中古も選択肢になります。ただし、価格だけでなく保証、ボタンやダイヤルの動作、レンズやセンサーのゴミ、バッテリーと付属品を確認してください。

生産終了という焦りだけで、公式価格を大きく超える転売品を買うことはおすすめしません。

  • 公式価格に近い新品:検討できる
  • 保証付きで状態のよい中古:検討できる
  • 新品価格を大幅に超える中古や転売品:おすすめしない
  • 40mmを使ったことがない:焦って買わない

40mmが合うか作例で確認する

40mmが自分に合うか分からない人は、新旧のスペックを比べる前に画角を試してみてください。

GR IIIxで建築空間の奥行きを40mmで切り取った作例
建築空間の線と人物を40mmで整理。広く写しすぎないため、視線を奥へ導きやすくなります。

建築物をすべて写そうとするのではなく、線や光、人の配置を見ながら一部分を切り取る。こういう撮り方は40mmのGR IIIxが得意でした。

RICOH GR IIIxの40mmで撮影した商業施設の吹き抜け
距離を取れる場所なら、40mmでも空間全体を十分に写せます。GR IIIxの完成度に不満があったわけではありません。

一方で、狭い室内や路地では一歩下がりたくても下がれません。目の前の被写体だけでなく、その場の空気まで一緒に残したい人は、28mmのGR IVやGR IIIも検討してください。

ボクが28mmを好む理由と作例は、RICOH GR III作例まとめ|日常スナップはこのカメラで十分だったで紹介しています。

28mmのRICOH GR IVを確認する

購入前に試すなら、次の方法があります。

  • 手持ちのズームレンズを40mm付近に固定して一日撮る
  • スマートフォンのデジタルズームで近い画角を試す
  • カメラ店でGR IIIxを構えてみる
  • GR IIIxや40mmレンズをレンタルする
  • 過去の写真から、よく使う焦点距離を確認する

散歩だけでなく、旅行、食事、家の中など複数の場面で試すのがおすすめです。自分が自然にカメラを構えられる画角は、スペック表を眺めるだけでは分かりません。

すでにGR IIIxを持っている人は買い替えるべきか

GR IIIxを持っている人は、GR IVxの発表を見てすぐに売却する必要はありません。

焦点距離も開放F値も同じです。新開発レンズや5軸手ぶれ補正には期待できますが、現時点では実写の違い、価格、実際の入手時期が分かりません。

GR IIIxに満足しているなら、そのまま使いながら正式発表を待つのがいちばん安全です。発売後に作例を比較し、自分の撮影で違いを感じられるか考えてから買い替えても遅くありません。

新製品発表の直後は、今持っているカメラの欠点ばかりが目につきやすくなります。でもGR IIIxで昨日まで撮れていた写真は、GR IVxが発表された今日も同じように撮れます。

40mmとの相性や実際に感じた後悔については、RICOH GR IIIxを買って後悔した瞬間を、正直に全部書くでも詳しく紹介しています。

GR IVxとGR IIIxのよくある質問

GR IVxの発売日はいつですか?

2026年冬以降の予定です。具体的な発売日はまだ発表されていません。

GR IVxの価格はいくらですか?

開発発表時点では未定です。予想価格は断定せず、正式発表後に本記事を更新します。

GR IIIxはいつまで買えますか?

国内では2026年10月中の出荷分をもって製造終了する見込みです。ただし、メーカー出荷の終了と店頭在庫の終了は同じではありません。販売店ごとに価格と在庫を確認してください。

GR IVx HDFは発売されますか?

現時点では発表されていません。40mmでHDFを使うことを優先するなら、現在発表されている選択肢はGR IIIx HDFです。

GR IIIxを持っている人はGR IVxへ買い替えるべきですか?

慌てて買い替える必要はありません。価格、新開発レンズの実写、手ぶれ補正の効果を確認してから判断するのがおすすめです。

GR IVxとGR IVはどちらがおすすめですか?

被写体を整理して切り取りたいなら40mmのGR IVx、周囲の空気や距離感まで写したいなら28mmのGR IVが向いています。新旧より先に、画角の好みで選んでください。

まとめ|新型か旧型かより、40mmで撮り続けたいか

40mmが好きで、購入を急いでいない人にはGR IVxを待つことをおすすめします。新開発レンズ、約2574万画素、5軸手ぶれ補正など、GR IIIxからの進化が予定されているからです。

一方で、今すぐ撮りたいものがあり、GR IIIxを適正な価格で購入できるなら、現行機を選ぶことにも十分な意味があります。

ただし、40mmが自分に合うか分からないなら、GR IVxとGR IIIxのスペックを比べる前に一度40mmを試してください。

GR IVxがどれだけ進化しても、40mmであることは変わりません。

ボクはGR IIIxを実際に使い、好きな写真をたくさん撮りました。それでも今は28mmのほうが自分に合っていると感じています。新しいモデルが、必ずしも自分にとって最適なモデルとは限らない。GR IIIxを使ったからこそ、それが今のボクの結論です。

GR IVxの価格、正式な発売日、追加機能が発表されたら、本記事を随時更新します。

掲載したGR IIIxの作例は、BOBのI went to Sasashima Liveにもまとめています。