『すぎっち』のジモログ

地元ラブに生きるジモグラファーのカメラのこととか 主にGRなどのコンデジ関連を書いてます

RX100M3・M6・M7を中古で買うならどれ?価格・画角・用途を比較

こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。

中古のRX100を探すと、M3・M6・M7が同じ検索結果に並びます。見た目はほとんど同じ。でも、選び方は「新しいほど正解」ではありません。

先に結論です。

  • 写真を楽しみたい、夜や室内でも撮りたい、予算を抑えたいならRX100M3
  • 旅行で24mmから200mmまで一本で済ませたいならRX100M6
  • 動く被写体、子どもや猫、Vlogまで本気で撮るならRX100M7

ボクはM3・M6・M7を実際に使ってきました。その経験から言うと、いちばん大きな分かれ道はAFの世代差よりも、「70mmまでを明るく撮るか」「200mmまでポケットに入れるか」です。

RX100M3で撮影したスナップ作例

RX100M3で撮影。スペック表より、こういう何気ない一枚を持ち帰れるかが大切です。

RX100M3・M6・M7の違いをまず30秒で比較

モデル レンズ 得意なこと 中古で選ぶ理由
RX100M3 24-70mm F1.8-2.8 日常スナップ・夜・室内・背景ボケ 価格と写真性能のバランス
RX100M6 24-200mm F2.8-4.5 旅行・風景・望遠・一台完結 M7ほどのAFが不要なら割安
RX100M7 24-200mm F2.8-4.5 動体・瞳AF・高速連写・Vlog 小型機にAFと動画性能を求める

中古価格は状態や付属品で大きく動くため、この記事では固定の金額を断言しません。相場の順番は基本的にM3が安く、M6が中間、M7が高い。購入時は下の商品リンクで、その日の価格と在庫を比べてください。

ボクならこう選ぶ:200mmが必要かを最初に決める

店頭で3台を並べると、どうしてもM7のAFや連写に目がいきます。でもカメラは性能表を眺める道具ではなく、外へ連れ出して写真を撮る道具。

遠くのものを引き寄せたい場面がはっきりあるならM6かM7。そうでなければM3。まずはここまで大胆に分けていいと思います。

M3は古いから70mmで止まるのではありません。200mmを手放す代わりに、24-70mmをF1.8-2.8で使えるカメラです。これは「負け」ではなく、写真のための別の選択です。

RX100M3を選ぶべき人|日常の光を拾いたい人

久しぶりにM3を持って早朝の街を歩いたとき、手の中に収まる小ささのおかげで、人目を気にせず自然に構えられました。24mm F1.8は、薄暗い朝や室内でISOをむやみに上げずに済み、近づけばコンデジらしくないボケも作れます。

RX100M3の朝の作例

明暗差の大きい早朝。古い1インチ機なので白飛び・黒つぶれには丁寧な露出調整が必要です。

RX100M3 F1.8のボケ作例

F1.8の明るさはM3ならでは。「望遠はいらないから、日常をきれいに残したい」人に刺さります。

M3の弱点も隠さない

  • AFや追従性能はM7に及ばない
  • ダイナミックレンジは新しいカメラほど広くない
  • バッテリーは心もとないので予備が欲しい
  • ボディ内へホコリが入った経験があるため、中古ではレンズ内と写りを要確認

それでも、写真中心ならM3は今も魅力があります。より多くの作例と、5年以上使って見えた長所・弱点は、RX100M3は今でも現役カメラなのかを作例で検証した記事にまとめています。

RX100M6を選ぶべき人|旅先でレンズ交換を忘れたい人

M6を9か月使って感じた魅力は、ただ「200mmまで伸びる」ことではありません。ひとつの場所に立ったまま、24mmの広い風景と200mmの切り取りを、2〜3カットの違う写真として持ち帰れることです。

RX100M6 東京での広角作例

24mm側なら建築や旅先の空気まで入れられます。

RX100M6 望遠を生かした作例

ズームして構図を整理できるのがM6の強さ。交換レンズなしで旅の視点が増えます。

RX100M6 光と建築の作例

ボクが今でも好きな、光と構造を写した一枚。小ささを言い訳にしない描写です。

M6がM3より不利になる場面

望遠を手に入れた代わりに、レンズはF2.8-4.5。暗い室内や背景を大きくぼかしたい場面ではM3の明るいレンズが有利です。200mmを「いつか使うかも」で選ぶと、日常ではM3のほうが気持ちよく撮れた、となる可能性があります。

旅行・街歩き・風景でM6がどこまで使えるかは、RX100M6を9か月使ったフォトギャラリーで東京・大阪・金沢・能登の作例を見てください。

RX100M7を選ぶべき人|撮り逃したくない理由がある人

M7を発売日に購入し、2か月ほぼ毎日カバンに入れて使いました。M6と同じ24-200mmでも、M7の価値はレンズではなく「被写体をつかみ続ける力」にあります。

RX100M7の動体撮影作例

20コマ/秒の高速連写とブラックアウトフリー撮影は、動画を撮るような感覚でした。

RX100M7の猫と瞳AF作例

動物瞳AFと高速連写は猫撮影で頼れます。撮れすぎて選ぶのに迷うほどでした。

M7はマイク端子やピクチャープロファイルを備え、写真とVlogを一台でまとめたい人にも向きます。一方で、外部マイク端子がグリップ側と干渉して持ちにくかったこと、ファインダーで細かなピントを追い込みにくかったことも実体験として残っています。

写真が静物中心なら、M7の価格差は「安心料」になりがちです。子ども、動物、乗り物、動画など、AF性能にお金を払う理由が明確な人に選んでほしいです。詳しくはRX100M7を2か月毎日使ったレビューへ。

M3とM6で迷うなら「ボケ」と「引き寄せる力」を比べる

M3とM6は価格差だけで決めると迷います。M3は明るさ、M6は望遠。実写で見比べたい人はRX100M3とM6のボケ・画角比較も合わせてどうぞ。

中古RX100で必ず確認したい5項目

  1. レンズ内のホコリ:白い壁や空を絞って撮り、黒い点が出ないか確認
  2. ズームの動作:24mmから望遠端まで引っ掛かりや異音がないか
  3. 沈胴レンズ:電源オン・オフで収納が滑らかか
  4. ファインダーと液晶:ポップアップ、チルト、表示を確認
  5. バッテリーと付属品:NP-BX1の劣化を考え、予備購入分も予算に入れる

特にRX100はポケットに入れて使われるカメラなので、外観がきれいでもレンズ周りに使用感が隠れている場合があります。できれば返品条件の明確な販売店を選んでください。

最終結論|いちばん高いM7ではなく、いちばん持ち出す一台を

もう一度、選び方をシンプルにします。

  • 200mmはいらない → M3
  • 200mmが欲しい、写真と旅行が中心 → M6
  • 200mmに加えて動体AF・連写・Vlogが必要 → M7

ボクにとってM3は、古いけれど写真を撮りたくなるカメラ。M6は、旅先で「もう一本レンズがあれば」を消してくれたカメラ。M7は、撮り逃したくない瞬間に技術で応えてくれるカメラでした。

中古選びで大切なのは、最高性能を買うことではありません。自分がどんな瞬間にカメラを取り出すのかを想像して、その瞬間に強い一台を買うこと。それが結局、いちばん安い買い物になります。