
こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。
RICOH GR IV Monochromeを購入してから、日常の中で少しずつ写真を撮り続けています。
通勤や散歩の途中、移動する新幹線の車窓、夏の強い日差し、日本海の夕暮れ、そして日が暮れてからの街スナップ。
特別な撮影旅行へ出かけなくても、GR IV Monochromeをポケットに入れていると、これまでなら通り過ぎていた光や影に足を止めることが増えました。
GR IV Monochromeが気になっていても、実際に手に取ったり、一般のユーザーが撮った写真をまとまって見たりする機会は、まだそれほど多くないと思います。
公式の作例はもちろん参考になります。ただ、購入を考えている人が本当に見たいのは、作品として完璧に整えられた写真だけではなく、普段の生活の中でこのカメラがどんな写真を残してくれるのかではないでしょうか。
そこでこの記事では、ボクがGR IV Monochromeで実際に撮影した写真をまとめて紹介します。
JPEG撮って出しの写真と、RAWで撮影してAdobe Lightroomで現像した写真の両方を掲載しています。それぞれの写真には、できるだけ仕上げ方が分かるように記載します。
なお、まとまった写真は、もうひとつの写真ブログ「Black Orange Blue」で公開しています。この記事では代表的な作例を紹介し、もっと写真を見たい人がそれぞれの撮影記録へ進めるようにまとめました。
このページは、新しい写真を撮るたびに少しずつ育てていきます。
最終更新:2026年8月
撮影機材:RICOH GR IV Monochrome
仕上げ:JPEG撮って出し/RAW+Adobe Lightroom
掲載している写真は、ボクが撮影したものです。
- RICOH GR IV Monochromeの代表作例
- Black Orange Blueで公開しているGR IV Monochromeの作例
- 作例から感じたGR IV Monochromeの写り
- 今後追加していきたいGR IV Monochromeの作例
- GR IV Monochromeの作例についてよくある質問
- GR IV Monochromeの関連記事
- まとめ|GR IV Monochromeで撮った日常を残していく
RICOH GR IV Monochromeの代表作例
まずは細かな説明を抜きにして、GR IV Monochromeで撮った写真を見てください。
色のない写真ですが、撮影した季節や時間、その場の温度まで感じてもらえたらうれしいです。
新幹線から見える景色

新幹線の窓から流れていく景色は、ボクが昔からよく撮っている被写体です。
窓枠や車内の影が画面に入り、外の景色と重なる。その少し不完全な見え方が、移動している時間そのもののように感じます。
駅のホームを歩く人

駅のホームで人を撮ると、歩いている姿が少しブレて、まるで別の生き物のように見えることがあります。
GRは一瞬で取り出して撮れるカメラですが、GR IV Monochromeでは、その一瞬が色ではなく形と動きだけで残ります。
夏の強い光がつくる影

夏の写真といえば、青空や緑、夕焼けの色を思い浮かべるかもしれません。
でも、夏らしさをつくっているのは色だけではありません。高い位置から差し込む強い光と、その光がつくる濃い影もまた、夏を感じさせる大切な要素です。
障害物越しに見る景色

きれいに整理された景色だけが、写真になるわけではありません。
窓枠、柱、ガードレール、高速道路の構造物。目の前を遮るものをあえて画面に残すことで、その場所から見ていたという実感が強くなることがあります。
日本海の夏の夕暮れ

モノクロ写真には、夕焼けのオレンジ色は写りません。
それでも、雲の厚み、海面の反射、空が少しずつ暗くなっていく階調を見ていると、夕暮れの時間だったことはしっかり伝わってきます。
夜の地元を撮る

GR IV Monochromeを手にしてから、夜に写真を撮ることが以前より楽しくなりました。
高感度で撮影すると、もちろんノイズは出ます。ただ、そのざらつきが色ノイズではなく細かな粒として見えるため、写真の雰囲気として受け入れやすいのです。
夜を昼間のように明るく撮るのではなく、暗かった場所は暗いまま残す。その中にある小さな光を拾うことが、このカメラにはよく似合います。
Black Orange Blueで公開しているGR IV Monochromeの作例
ボクはもうひとつの写真ブログ「Black Orange Blue」で、日常や旅先で撮った写真を記録しています。
ジモログがカメラについて考えたり、使って分かったことを整理したりするブログだとすれば、Black Orange Blueは、そのカメラで実際に撮った写真を置いておく場所です。
ここからは、Black Orange Blueで公開しているGR IV Monochromeの撮影記録を紹介します。
モノクロで撮る帰省|新幹線から夜の地元まで



GR IV Monochromeを手にして間もない頃、実家へ帰った日の写真です。
新幹線の車窓、駅のホーム、日本海の夕暮れ、夜の地元の集まりまで、移動した一日をGR IV Monochromeだけで撮りました。
普段ならカラーで残しておきたいと思うような景色もありました。それでも、モノクロしか撮れないカメラだけを持って歩いてみると、色を残せないことが不便というより、何を見るかがはっきりする感覚がありました。
新幹線の中では、以前から好きだった「F11・1/125秒」の設定でも撮影しています。流れていく景色を完全に止めず、少しだけ動きを残す。窓越しの風景とモノクロの組み合わせは、記憶の断片を残しているようで面白いです。
この日の写真は、すべてJPEG撮って出しです。
カメラがその場でつくったモノクロ写真を確認したい人には、特に参考にしてもらいやすい作例だと思います。
▶ 新幹線から夜の地元まで、この日の全作例をBlack Orange Blueで見る
色がなくても夏を感じる|強い日差しと深い影



名古屋と石川を移動した日に、新幹線や車の中から撮った写真です。
完成した写真はすべてモノクロですが、見返してみると、どの写真からも夏を感じました。
空の青も、木々の緑も、道路に反射する光の色も写っていません。それでも、地面に落ちる影の濃さや、光に照らされた建物、高架下の暗さを見ると、夏の強い日差しが伝わってきます。
GR IV Monochromeを使い始めるまでは、季節を写すためには色が必要だと思っていました。
でも実際には、季節は光の角度や強さ、影の形、人の動きにも表れています。
この日は、あえて窓枠や構造物などの障害物が入った写真も選びました。整った景色をきれいに見せるよりも、その場所から自分がどう見ていたのかを残したかったからです。
写真はすべてRAWで撮影し、Adobe Lightroomで現像しています。
▶ 色がなくても夏を感じるGR IV Monochromeの全作例を見る
日本海の夏の夕暮れ|色のない夕景を撮る



雲の向こうへ夕日が沈んでいく日本海を、GR IV Monochromeで撮った日の写真です。
夕暮れの海を撮るなら、本来はカラー写真のほうが分かりやすいと思います。
オレンジ色の空、青さを残した海、雲の隙間から差し込む光。カラーであれば、その場の美しさを色が説明してくれます。
一方でモノクロ写真では、色に頼ることができません。
その代わり、雲の重なり、空から海へつながるグレーの階調、遠くにいる人のシルエットといったものが、これまでより強く見えてきます。
GR IV Monochromeしか持っていない日があってもいい。
そう思わせてくれたのが、この日の写真でした。
こちらもRAWで撮影し、Adobe Lightroomで現像しています。
▶ GR IV Monochromeで撮った日本海の夏の夕暮れを見る
Black Orange Blueでは、GR IV Monochrome以外にも、GR IIIやSONY RX1R IIIなどで撮影した日常の写真を公開しています。
今後追加するGR IV Monochromeの撮影記録は、次のカテゴリーにまとめていきます。
▶ Black Orange BlueのGR IV Monochrome作例をすべて見る
作例から感じたGR IV Monochromeの写り
ここからは、これまで実際に撮影して感じたGR IV Monochromeの特徴をまとめます。スペック表だけでは分かりにくい部分なので、作例と一緒に見てもらえればと思います。
夏の強い光と影がよく似合う
GR IV Monochromeで撮っていて、特に楽しいと感じるのが、明暗差の大きな場面です。
夏の強い日差し、高架下の暗がり、建物の隙間から差し込む光。カラーで撮ると複数の色へ目が向く場面でも、モノクロでは光が当たっている場所と影になっている場所の関係が、すっきりと見えてきます。
黒をすべて潰さず、白をすべて飛ばさず、その間にあるグレーをどれだけ残すか。
GR IV Monochromeを使うようになってから、写真の中に黒をどう置くかを以前より考えるようになりました。
色がなくても季節は消えない
GR IV Monochromeを購入する前は、季節感を残したい場面でモノクロ専用機を使うことに少し不安がありました。
春の桜、夏の青空、秋の紅葉、冬の雪。季節を象徴する被写体には、それぞれ印象的な色があります。
ところが実際に撮ってみると、色がなくても季節は消えませんでした。
光の強さ、影の濃さ、空気の霞み方、服装、人の過ごし方。写真の中には、色以外にも季節を感じさせる情報がたくさん残っています。むしろ色が直接写らないからこそ、写真を見る人が自分の記憶の中から色を補ってくれることがあります。
モノクロ写真なのに、そこに色を感じる。
それがGR IV Monochromeで撮った写真の面白さだと思います。
移動中の景色を作品に変えてくれる
新幹線や車の中から見える景色は、目的地ではありません。
多くの場合、移動が終われば忘れてしまう途中の風景です。
でもGRを持っていると、その途中にあるものへ自然と目が向きます。
窓の外を流れる建物、駅のホームに立つ人、高架を通り過ぎる一瞬。ポケットから取り出してすぐ撮れるGRの速さと、色ではなく形や明暗で景色を整理するMonochromeの性格は、移動中の撮影と相性がいいと感じます。
高感度のざらつきが夜の空気になる
一般的なカラー写真では、ISO感度を上げたときに出るノイズを、できるだけ減らしたいと思うことが多くあります。
GR IV Monochromeでも、高感度になれば画像はざらつきます。
ただ、そのざらつきがモノクロ写真では細かな粒として見えやすく、暗い場所の空気に似合うことがあります。
夜を必要以上に明るくせず、暗さを残したまま撮る。その中にある街灯や店の明かり、人の輪郭だけを拾う。
高感度を画質の劣化として避けるのではなく、写真の表情として使ってみたくなるカメラです。
JPEG撮って出しとRAW現像の両方を楽しめる
この記事で紹介した帰省時の写真はJPEG撮って出しです。
一方、夏の移動と日本海の夕暮れを撮った写真は、RAWで撮影してAdobe Lightroomで現像しています。
JPEG撮って出しは、撮影したときの判断をそのまま残せるところが魅力です。撮った直後に完成した写真として見られるため、GRらしい軽快さを崩しません。
RAW現像では、明るい部分と暗い部分のつながりを見ながら、自分がその場で感じた光へ近づけていく楽しさがあります。
どちらが正解というわけではありません。
日常の記録としてすぐ残したい日はJPEG。ひとつの作品としてじっくり仕上げたい日はRAW。そんなふうに使い分けています。
今後追加していきたいGR IV Monochromeの作例
GR IV Monochromeには、まだ試してみたい撮り方がたくさんあります。
今後は次のような作例を撮影し、このページへ追加していく予定です。
- 夜の街と高感度撮影
- 雨と濡れた路面の反射
- 赤色フィルターのON・OFF比較
- スタンダード、ソリッド、グレイニーなどイメージコントロール別の作例
- 春夏秋冬の季節別作例
- 日常、旅行、人物など被写体別の作例
単に写真の枚数を増やすのではなく、GR IV Monochromeがどんな場面に向いているのかが分かるページにしていきたいと思っています。
GR IV Monochromeの作例についてよくある質問
掲載している写真はJPEG撮って出しですか?
JPEG撮って出しとRAW現像の両方があります。
2026年3月7日の帰省写真はJPEG撮って出し、2026年7月18日と20日の写真はRAWで撮影し、Adobe Lightroomで現像しています。
作例ごとに仕上げ方を記載しているので、カメラ本来のJPEGを見たい場合と、RAWから仕上げた作品を見たい場合で分けて確認してください。
RAW現像には何を使っていますか?
Adobe Lightroomを使っています。
モノクロ写真では色を調整する必要がない分、露出、コントラスト、ハイライト、シャドウ、黒レベルなどを見ながら仕上げています。
ただし、撮影時に感じた光から大きく離れないよう、過度に加工しすぎないことを意識しています。
夜や高感度撮影にも使えますか?
ボク自身は、GR IV Monochromeは夜に持ち出したくなるカメラだと感じています。
高感度撮影によるざらつきが、モノクロでは粒状感として写真の雰囲気になりやすいためです。
どのISO感度まで許容できるかは人によって違いますが、ノイズを完全に消すことよりも、その場所の暗さや空気を残したい人には面白いカメラだと思います。
撮影後にカラー写真へ戻せますか?
戻すことはできません。
GR IV Monochromeは、撮影画面だけをモノクロ表示しているカメラではなく、モノクローム専用のイメージセンサーを搭載しています。RAWで撮影してもカラー情報は記録されないため、あとからカラーへ戻すことはできません。
この潔さを不便と感じるか、撮影に集中できると感じるかが、GR IV Monochromeを選ぶひとつの分かれ目だと思います。
購入前に知っておきたい特徴や通常のGR IVとの違いは、次の記事で詳しくまとめています。
▶ RICOH GR4モノクローム完全ガイド|発売日・価格・スペック・GR3との違いを全部まとめた
GR IV Monochromeの関連記事
なぜ通常のGR IVではなく、カラーを撮れないGR IV Monochromeを選んだのか。その理由はこちらの記事でまとめています。
▶ GR IV Monochromeを選んだ理由|カラーではなくモノクロを選んだ5つの理由
GR IV Monochromeを含め、GRを購入したあとに必要になるアクセサリーはこちらです。
▶ GRを買ったら最初に揃えるべきアクセサリー7選|失敗しない購入順と実体験レビュー
まとめ|GR IV Monochromeで撮った日常を残していく
GR IV Monochromeを使う前は、色が写らないことで、撮れるものが大きく減ると思っていました。
実際、カラーで残したいと感じる場面はあります。夕焼け、青空、料理、季節の花。通常のGR IVのほうが便利なのは間違いありません。
それでもGR IV Monochromeを持って歩くと、色がないからこそ見えるものがあると気づきます。
夏の光の強さ、建物の影、雲の重なり、夜の小さな明かり、人の輪郭、移動中に流れていく景色。
モノクロは、目の前の世界から色を消すだけではありません。
色の奥に隠れていた光や形を、もう一度見せてくれるものだと思います。
このページは、一度完成させて終わる記事ではありません。
日常や旅先で新しい写真を撮り、Black Orange Blueへ撮影記録を公開するたびに、代表的な作例をここにも追加していきます。
GR IV Monochromeが気になっている人や、手に入れる前に実際の写真を見ておきたい人にとって、少しでも参考になるページになればうれしいです。
▶ Black Orange Blueで、すぎっちの日常写真を見る
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