『すぎっち』のジモログ

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ライカで初スナップの作例と感想【Leica M10】

こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。

この記事で紹介した通り先日ライカM10をゲットしましたがようやくちょっとだけスナップに持ち出すことができました。

 

しかも夕方から夜に!

 

まだまだライカM10を使いこなせていませんがファーストインプレッションと作例を共有できればと思って記事を書きました。
なぜボクがライカM10をゲットしたのか、その理由はこちらの記事をどうぞ。

www.01dougajyuku.work

 

 

 

 



撮影機材と場所

M10を買う前はM11を予約していて色々あってM10をゲットしました。今回はM11を用意してくれたライカショップへお断りするために栄まで仕事終わりに出かけるついでにスナップしました。

ちなみにレンズは手元にあるVMマウントのフォクトレンダーNOKTON classic 40mm F1.4しかないのでそれをつけて。新しいレンズ欲しい。

 

 

撮影したのは矢場町から栄、大須商店街にかけて。少しずつ夜に変わっていく時間帯はNOKTONの称号を持つレンズで撮るのには最高かな?と思って。

また今回はRAWで撮影してLightroomで現像したものになります。こちらの記事にあるプリセットを当てて簡単に現像したものなので参考にどうぞ。

 

ライカはRAWで撮る方がいいと思うんだけどJpegで撮ってる人いる?使ってみてどう?



 



ファーストインプレッションと作例

正直、数回使ったくらいでカメラの特性はわからないです。今ほぼメインで使ってるGRも最初は使いにくい印象でしたが使えば使うほど手に馴染んで今ではなくてはならないカメラになっていたり。
でも最初に感じた印象って意外と誰もが感じることだと思うしそれがネックで使うのもやめちゃうこともあるだろうから、敢えてファーストインプレッションをまとめるのは意味があるんだと思うんですよね。特にボクみたいな素人なら尚更。

 

カメラの設定は時間もなかったのと露出がどんどん変わる状況だったのでオートで撮影しています。

  • ホワイトバランス:オート
  • ISO感度:オート
  • シャッタースピード:オート
  • 絞り:F1.4〜5.6(シャッタースピードを見て微調整)

正直設定も追い込めていないのでそれ以外は初期設定で何も触っていません。

 

矢場町の交差点で信号待ちしている時に西側を眺めると雲ひとつない空だったので。最適な露出を瞬時に見つけられるスキルが足りないのでまだまだです。フルマニュアルで撮ってたけど「むり!」ってなってここからオート設定にしました。笑

ライカ M10 作例

 

簡単に現像しているのでRAWの特性もまだまだ不勉強ですがハイライトもシャドウもデータはちゃんと残っていそう。

ライカ M10 作例

 

ビネットは現像で多少つけていますがRAWでみるとレンズの特性もあって周辺減光ありますね。

ライカ M10 作例

 

シャッター音は小気味よくてスナップのリズムを作る要素になってて好き。M10-Pを以前京都で使ってますが、カメラの中で「コトリ」と何かが倒れるようなシャッター音も上品でいい。M10はもっとがさつに扱ってもいいカメラな気がします。

ライカ M10 作例

 

ピントを外してますがM型ライカはオートフォーカスがないのでしっかりピントを外してくれます。それでもいいやと思える懐の深さは、まだない

ライカ M10 作例

 

正直、ここまで撮ってきてまだボク自身が納得するようなものは撮れていない。「大丈夫か?俺」という気持ちと「まだまだこれから」という気持ちがせめぎ合いながらひたすらスナップ。

ライカ M10 作例

 

GRでもよく撮るリフレクションの構図。ファインダーをのぞいて二重像を重ねるピント方式は大好き。ただ癖でどうしてもピント面を画面中央に持ってきてしまう。その辺りはもう少し習熟が必要かな。

ライカ M10 作例

 

ライカは空気が写るというけど、まだこの時点ではわからない。正直ちょっとリッチな絵が写るデジカメ、くらいの認識しかないかな。

ライカ M10 作例

 

ただ使っていくうちに少しずつあれ?と思える写真が出てくる。カメラとボクが同調し出した感覚。

ライカ M10 作例

 

確かISOを3200くらいまで上げて撮った一枚。ノイズリダクションなしでもボク的には充分だからボクの用途的には使えるカメラだと思う。(DP2xのフォビオンセンサーは全然ダメ)

ライカ M10 作例

 

撮った後の背面液晶に出てくるプレビューは画面全体が黄色すぎてイマイチな感じがするんだけどPCに取り込むと透明感が高い絵に変わる。なんで??

ライカ M10 作例

 

この辺りから調子が出てきた。特徴的な光源があれば簡単に撮れるのは当たり前だけどライカでも普通に撮れると感じたのが大きい。

ライカ M10 作例

 

それでもやっぱりオートホワイトバランスはまだ信じきれていなくて少しだけ黄色側に振れているのかなぁ。

ライカ M10 作例

 

この辺りから絞り開放で。ライカのレンズは絞り開放が一番性能がいい、なんて言われるけど3万円のレンズだからそれはないと思ってる。それでも信号待ちしている女性が浮かび上がるように見えるのはライカのせいなのか、はよくわからない。

ライカ M10 作例

 

最近はGRメインだったからノーファインダーで撮ることが多かったけど、やっぱり一枚ずつファインダーをのぞいてピントを合わせる撮り方は楽しい。不便が楽しいって言い方もあるけどボクは作品撮りをするつもりもないから、写真を撮る行為も楽しむ要素なんだよね。その要素がたくさん必要なライカは、必然的に楽しいカメラになるんだと思う。

ライカ M10 作例

 

いろんなカメラを使ってきたけど、意外と最初に撮った写真が一番いい、なんてこともあるわけで。何も考えずにただ思うがままシャッターを押している時が一番「カメラに撮らされている」瞬間なのかもしれないし、ある意味ライカの底力を体感できる時なのかもしれない。

ライカ M10 作例

 

思うがままに撮ったけど、まだまだ手放して評価できるほどの良さは見つけられていないのが正直なところ。ただお作法としてファインダーのぞいてピント合わせる行為は楽しいし、まずはそれを楽しむ用のカメラとして運用したいな。

多分シャッター回数を重ねてくるともう少し「うまく」撮れてくるだろうし、そうなるとよりライカの良さをお伝えできるようになるのかも。

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まとめ

まだまだ、これからというのが正直なところ。ライカだからって持ち上げるつもりもないし、使いにくい部分(便利じゃないという意味で)は確実にあるからそこもしっかりと評価していきたいな。

ただ高額なカメラだから出資した金額に見合った評価をしたくて甘めになってしまうのは理解できるし、若干バイアスがかかっていても買った本人が幸せならそれでもいいかんと思わせてしまうのがライカの怖いところ。笑

 

 

 

 

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