こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。
動画を撮って写真を撮ってます。
先日富士フイルムX-T5でF-Logに純正LUTを当てる動画と記事を作りました。X-T5は写真メインのカメラって認識されてますが動画もすごくいいですよ〜
この動画を撮りながらX-T5で写真も撮っていました。動画を撮る合間で写真を撮っていたので写真もどこか動画っぽい雰囲気で撮ることができました。
そんな作例と一緒に『動画のような写真』を撮るのも楽しいことを紹介します。
一枚で完結しない
写真だと一枚でわかる構図が求められることが多いけど、『動画のような写真』はその先を予感させるような、ある意味一枚で完結しない写真なんじゃないかと思う。
例えばこれはどちらかというと「写真」っぽい感じでこの一枚で完結してると思う。ここから先の動きが予感できないというのかな。
でも例えばこの構図だと右手の道路を車が走るような雰囲気も感じられる『動画のような写真』って言えるんじゃないかな。
ある意味「未完成」っぽい写真が『動画のような写真』と言ってもいいのかもしれない。この写真も多分「写真」を撮ろうと思ったらもう少し構図とかシャッタースピードとかを調整してたかもしれないけど、まるで動画から切り出したような写真だから今回はこれでOKにしてみた。
「構図の不完全さ」も『動画のような写真』になる一つの要素なのかもしれない。この写真も竹の明るい部分と暗い部分の割合をもう少し調整すべきだけど、この絶妙な不完全さがこの先カメラを右にパンすることを予感させる動きを感じる写真にさせているのかも。
アスペクト比の不思議
もちろん構図の問題だけじゃなくてアスペクト比も関係していると思う。今回の作例は全て2.35:1の比率で現像してさらにPhotoshopで上下に25%程度の黒帯をつけてる。
いわゆるシネマスコープと呼ばれる劇場映画で使用される21:9のアスペクト比。
多分これが写真に動きを生んでいるんじゃないかな。3:2や4:3の写真一般的なアスペクト比にはない横方向の動き、それが『動画のような写真』を作る一つの要素なのかもしれないね。
これなんかはこれから右方向にカメラがスライドしていくことを予感させる写真。
光が差し込む部分を撮った写真だけど、これも写真ならそれで完結だけど、アスペクト比を変えることでどこか左右に動きを感じる写真になる。
これはBロールっぽい写真に見えない?
なんでもない構図だけどアスペクト比が変わるだけで奥に行きたくなる気持ちにさせられる。なんでだろう。
横長の構図なのに被写体は縦という不思議。
写真のアスペクト比は視聴する媒体によってこれからは変わってくると思うし、16:9や9:16の写真ももっと増えてもいいのかもしれない。そういう意味ではシネスコのアスペクト比ももっともっと使っていきたいな。
今回提示したのは『動画のような写真』だけど、こんな写真ももしかしたら今度は一般的になるかもしれない。もしかすると動画から切り出した写真でも十分という世の中になるのかもしれないよね。
一瞬を狙ってシャッターを押すというよりはとりあえず動画で全部撮っておいて気に入った一コマを切り出すような、そんな世の中になっていくような予感もさせる。
でもそれはそれでいいんじゃないかと思ってる。だってボクが撮ってる写真なんて、特にメッセージもないけどなんとなく自分が気になったシーンでシャッターを押しているだけなんだから。
そんなこれからの写真を想像しながら撮り歩くのも楽しいよね^^
まとめ
「写真」という概念にとらわれないように写真とカメラを楽しみたいな。これからのカメラ業界がどんなふうに変わっていくのか、そしてそれにボクは的確に対応できるのか、楽しみで仕方ない。
ここまで記事を書いたけど、これってnoteで書くような内容だったなと反省…ついでにボクのnoteもフォローしてくれると嬉しいな。
最後まで読んでくれてありがとう!できればブックマークとシェアしてくれると嬉しいな^^