『すぎっち』のジモログ

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「Paris Through Pentax」を Hasselblad500C/Mで再現してみたら想像以上にエモかった

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こんにちは。ゼロイチ(@cedar_studio)です。
Hasselblad500C/Mを手にしてからフィルムの楽しみに改めてどっぷり浸かってしまいました。ちょうど紫陽花の時期に差し掛かっているのっもあってもう今からソワソワ。

今年の紫陽花はハッセルブラッド500C/Mで撮りたくてそれまでに練習も兼ねて色々撮影していますが、もう一つ自分がしたかったのは500C/Mの綺麗なファインダーを動画として記録したかったこと。

今回はハッセルブラッド500C/Mの綺麗なウエストビューファインダーを撮影した動画について紹介します。

実際に撮影した私のVlog

 

Hasselblad500C/Mとは

ハッセルブラッド500C/Mとは、通常の35mmフィルムよりも大きな中判フィルムを使ったフィルムカメラ。1990年代後半まで作られたロングセラーなカメラですが私が購入したのは1980年代の500C/Mという型。

とにかくおしゃれなボディとキレイなファインダー

ハッセルブラッド500C/Mの最大の特徴はボディ。最近のミラーレスカメラや一眼レフカメラとは全く違うコロッとしたかわいいカメラ。

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両手で包み込むように持って撮影しますが、ファインダーはボディ上部にあって上から覗き込むように撮影するのが特徴。このファインダーが嵌め込み映像だと勘違いするくらいキレイなんです。

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実際に外で撮影しているとその景色よりもファインダーの映り込む映像に見入ってしまうくらいで、私も先日夕日を撮影した時にそのファインダー内の美しさに驚かされました。

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実際にハッセルブラッドで撮影した作例はこちらの記事から確認できますが、中判カメラ初心者の私でも綺麗に撮れていたことに驚きました。

ハッセルブラッド500C/Mを手に入れたわけ

ハッセルブラッドを持っていない人から見るとなぜ30年以上前のカメラに大金をかけたのか不思議に思う人も多いかもしれませんがそれには理由があります。

中判センサーに興味があった

私はフルサイズセンサーのミラーレスカメラを持っていますが、以前から中判サイズのカメラに興味がありました。雄大な自然を写真におさめるときにフルサイズカメラを使っていましたが、より大きな中判センサーのカメラだとどれくらいきれいに写るのか気になります。そこで私の中ではFUJIFILMのGFX50Rが検討対象に入っていました。

GFX50Rは中判センサーを搭載しつつそこそこ安い価格で購入できるのでマップカメラの中古を探す毎日でした。

ハッセルブラッドにはデジタルバックがある

907X & CFV Ⅱ 50Cはハッセルブラッドから発売されているデジタルカメラ。

www.hasselblad.com

特にCFV Ⅱ 50Cはデジタルバックとして500C/Mに装着することでデジタルカメラ化することができる優れもの。フィルムカメラを購入する際にフィルムの高騰化と現像する場所の縮小などが懸念されますが、デジタルバックを買えばこれらかも未来永劫500C/Mを使えることになります。
今すぐには買えないけど、行き着く先にはデジタルバックがあると思うと比較的安心して500C/Mを手に入れることができました。

その他詳しい内容についてはこちらの記事にまとめています。

www.01dougajyuku.work

いずれにしてもハッセルブラッド500C/Mは来るべくして私の手元にきたような気がしますし、ハッセルブラッドのよさをアピールしていきたいとも思っています。

「Paris Through Pentax」とは

vimeoで7年前に大人気になった動画でPentaxの中判フィルムカメラのファインダーを通してパリの日常を撮影しています。
まるで映画のワンシーンのようであり、パリの日常風景である様子がPentax67のウエストビューファインダーを通してみることができます。

vimeo.com

一見して虜になる不思議な魅力があります。私もこの動画の存在は知っていましたが、まるで嵌め込みのように思えるきれいさだったので疑う心もあってそこまで気にしていませんでした。

 

Hasselblad 500C/Mのウエストビューファインダーを見て欲しい

この動画を作ることになったきっかけはやはりウエストビューファインダーの美しさをできるだけ多くの人に知って欲しいこと。実際にあって500C/Mのファインダーを除いてもらうとほとんどの人が感動してくれます。
でもより多くの人に知ってもらうにはどうすればいいか。そこで先程のParis Through Pentaxのようにウエストビューファインダーを上から撮影する方法を考えました。 

カメラ固定方法に苦心

ウエストビューファインダーを撮影するにあたってワンオペで撮影する必要があるので常にハッセルブラッド500C/Mを上から覗き込むカメラをセットする必要があります。
もちろん手で支持することはできないので何がしかの方法で動画を撮影するカメラを固定する必要がありました。色々な方法を考えて今持っている機材で安く、さらに軽く固定する方法を考えました。(どのように固定しているのかは後日まとめようかと思っています。)

一時中断しているVlog

今年に入ってから毎週アップしていたVlog。名古屋に期間限定で住んでいるのでその間の記録を残すために撮影してきましたが、色々と忙しくなって動画編集に時間を割くことができなくなって今中断しています。

でも500C/Mを上から撮影した動画をただ繋げていくだけならそれほど編集時間もかからないし、自分の生活記録としては必要十分じゃないかと思って今回試しに撮影してみました。

ハッセルブラッド500C/Mのファインダー越しの私の世界

朝、近所のスタバに行ってそのあと東別院の紫陽花を見てきた、そんなVlogです。でもハッセルブラッド500C/Mのファインダー越しの世界はまるで別世界のような風景が広がっています。編集にかかった時間は30分。この程度なら続けられそうです。

実際に撮影した私のVlogをご覧ください。

唯一の問題は、総重量3kgを超えるカメラたちをずーっと抱えながら歩かないといけないこと。車などの移動手段があればまだいいですが私は基本歩きで名古屋市内を移動しているので大変です。おかげで1時間くらいの撮影で一気に肩と首を持っていかれました。。。

 

 

まとめ

ハッセルブラッド500C/Mは、もちろんフィルムで撮影した写真も素晴らしいものが写りますが、ファインダーの中に広がる風景も面白いです。ファインダー覗きながらお酒が飲めるレベル。これからしばらくは肩と首の心配をしつつこのスタイルでVlogを撮っていきたいと思います^^