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大人気DJI Pocket2でVlog撮る時の注意点

X100V 作例

こんにちは。ゼロイチ(@cedar_studio)です。
Vlogを撮るためにDJI Pocket2を購入しようと考えている人もいると思います。DJI Pocket2を使ってVlogを撮ってきて気づいた注意点をまとめました。

 

DJI Pocket2はこんなカメラ

2018年12月に手振れを極力まで抑えてくれるカメラ付きジンバルとしてDJI osmo Pocket(オズモポケット)が発売されました。

  DJI osmo pocketの詳細についてはこちら

DJI Pocket2はそんなオズモポケットの後継機として誕生しました。

Vlog用カメラとして使用しているDJI Pocket2 

ここ最近はVlogを撮影してYoutubeにアップしているのですが(チャンネル登録よろしくお願いします!)、DJI Pocket2はVlog用カメラとして大活躍しています。

Vlog用カメラとしてのDJI Pocket2の特徴

そんな私が実際にDJI Pocket2をVlog用カメラで使用した時に感じたメリットや特徴はこちら。

4K動画が撮れる

最近では4Kで動画を撮影できるカメラも増えてきました。でも注意して欲しいのは「撮影可能時間」と「フレームレート」です。これらは実際に使い始めて見るととても大きな制約になることが多いので色々なカメラを購入する際にも注意してみてください。

カタログに4Kで撮影可能と書いてあっても実際に撮影できるのは5分間だけということがよくあります。しかしDJI Pocket2は4Kでも撮影時間の制限はありません。(カタログ上に記載なし。実際に使っていても制限でストップするなどもなし)
少なくとも私のVlog用途程度では全く問題ないレベルです。一応バッテリーの持ちが140分(FHDの場合)となっているので適宜モバイルバッテリーで充電しながら使いましょう。

DJI Pocket2は4K動画でもフレームレート60pで撮影することが可能です。(フレームレートについてはこちらの記事を) フレームレート60pで撮影することができると、滑らかな動画にすることができると同時に、簡単に2倍スロー動画等に編集することができます。
撮影した動画をスピードを1/2にすることで2倍スローモーションになりますが、60pで撮影できれば2倍スローモーションにしても30pの通常の動画として使うことができてしまいます!これが4K動画で実践できるのはそこそこのミラーレスカメラくらいじゃないでしょうか。

これらの特徴も踏まえ4K動画を撮影できるDJI Pocket2は優れたVlog用カメラです。

手振れしない

ジンバル付きカメラの真骨頂ですが本当に手振れのないヌルヌル動画を撮影することができます。本当にこれは驚くほどで、コンデジやミラーレスカメラで強力な手振れ補正がついたカメラがありますがあんなもの勝負にならないくらい手振れしないヌルヌル動画が撮れます

手振れしないという意味ではGoProの電子手振れ補正も素晴らしいですがあちらは”電子”手振れ補正でDJI Pocket2は”物理”手振れ補正。
撮影した後に電子的に手振れ補正処理するGoProに比べて、撮影する段階で手振れをなくしてくれるDJI Pocket2は優れたヌルヌル動画撮影カメラです。

GoPro HERO9 Blackは電子手振れ補正ですが同じように手振れしないヌルヌル動画を撮影できます。いつかゲットしたいですね。

コンパクトで圧迫感がない

街中でVlogを撮影していると意外と気になるのが人の目です。できるだけ他人の顔が映らないように注意していてもカフェなどで大きなカメラを構えて撮影していると他の人からの視線が気になります。Vlogを撮影する時にはカメラ自体がコンパクトであることが必須です。

DJI Pocket2はその名の通りポケットに入るようなコンパクトさ。実際に私はパンツのポケットにケースに入れずに放り込んで撮影するときに取り出して使っています。また親指と人差し指で挟んで持てるくらいコンパクトなので撮影しながら歩いていても街中で自然としていることができます。(もちろん盗撮などは絶対にNGです!)

なおカフェやお店の中で撮影する場合は必ず事前に店主に確認をしましょう。最初に紹介した瀧本幹也さんの写真展ではなんと撮影可能だったので動画も写真も思う存分撮影させてもらいました。

Bロール用のタイムラプスやモーションラプスが撮れる

Vlogを撮り始めた時に陥りがちなのが、ただ街中を歩いている動画が延々と続くパターン。私も含めて撮影している本人は大満足ですが見ている方はちょっと退屈に感じてしまいます。
そこで大活躍するのが『Bロール』。Bロールとはメインのシーンとシーンをつなぐサブの動画。例えば「カフェに行った」シーンと「美術館に行った」シーンの間にBロールを差し込むとそれだけで動画が自然な繋がりになります。
下の動画にあるようなタイムラプス動画もBロールの一緒になります。

DJI PocketはそんなBロールを撮影するのに便利なタイムラプスやモーションラプスが簡単に撮影できてしまいます。
特にタイムラプスは一定間隔で写真を撮り続けてそれを繋げればできますが、カメラ内で完結してくれるのでVlogのようなライトユーザーには最適な機能です。私はVlogを撮影しない時でもタイムラプスを撮影するために常にDJI Pocket2を持ち歩いています。

何気にズームが超便利

こちらの記事で書いたのですが前作のオズモポケットの弱点としてズームできないことがありました。ところがDJI Pocket2ではズーム機能が搭載されました。操作も簡単でコントロールダイヤルを操作するだけで写真の場合は8倍ズーム、動画の場合は4倍ズームが可能。
実はこの機能がDJI Pocket2を使っていてもっともありがたい機能です。広角レンズを搭載しているのでどうしても広く写りすぎて拡大して撮影したい時に困っていました。でも4倍ズームできるので被写体に近寄らなくても簡単に拡大して撮影できます。またズームするとどうしても手振れが気になりますがDJI Pocket2は手振れを気にしなくてもいいので安心。
ズーム機能は先述したGoProなどにはない大きなアドバンテージだと思います。

音はすごくいい

オズモポケットも充分音がいいと思っていましたが、DJI Pocket2はさらに音が良くなってしまいました。Vlogを撮ってして感じるのは画質以上に「音」が大切だということ。周囲の音がノイズでかき消されたり、話している内容が聞こえないのは問題外。
DJI Pocket2では本体にマイクが4つついているのでステレオ録音が可能になりました。さらにズームと連動しているので、ズームをすると前面のマイクの指向性を高めるなどのより高度な仕様になっています。

多くのVloggerに使われているDJI Pocket2

ここまでVlogカメラとしてDJI Pocket2が優れている点をまとめましたが、YoutubeのVloggerの中でもDJI Pocket2は大活躍しています。

特に私も大好きな市川渚さんはDJI Pocket2を使われています。

 

DJI Pocket2でVlogを撮る時の注意点

ようやく本題。ここまでDJI Pocket2をベタ褒めしてきましたが、実際にVlog用カメラとして運用してきましたが気になる点・注意点をまとめました。DJI Pocket2購入を考えている人は必ず事前に確認してください。

レンズの方向の確認が難しい

DJI Pocket2はジンバルカメラなので本体の向きとカメラの向きは一緒ではありません。そのためちょっと油断するとカメラが勝手に違う方法を向いてしまっていることが。カメラの向きの固定方法については3パターンあるのですがついついめんどくさくて設定を変えずに撮影しているとずーっと空を撮ってたってこともありました
ある程度慣れてくるとそのような失敗は大きく減りましたが、今でも時々カメラの向きは気にするようにしていますし、初心者でバンバン使いたいと思っている人には一応頭の中にしれて欲しいこと。

スローモションやタイムラプスへの切り替えが面倒

DJI Pocket2の長所として説明したスローモションやタイムラプス撮影ですが、撮影する前に切り替えが必要なのでちょっと面倒だと思うことがありました。
主にBロール用で撮影するので頻繁に切り替えるものではありませんが、本体がコンパクトなためボタンの数が限られているので、液晶画面をスワイプして操作しなければならず少々面倒。
絶対的な弱点ではありませんがDJI Pocket2の後継を作る際には改善してもらえると嬉しいです。

データサイズが大きくなる

これはもうDJI Pocket2特有の弱点ではありませんが、4K動画を撮影するとそこそこのデータサイズになります。小型のカメラなのでデータ量についてそこまで心配していませんでしたが4K動画としては基本どのカメラで撮ってもデータ量は同じです。(ビットレートを合わせた場合)
特に長回し(ずーっと録画する場合)をする場合はPCの空き容量を確認しておきましょう。FHDにすることでデータ量は抑えられますがせっかく4K動画を撮れるDJI Pocket2を使うなら4Kで撮影したいですよね。

普通に歩くと上下動が入る

手振れを抑えるジンバルカメラだと紹介しましたが、普通に歩いて撮影するとカメラ自体が上下動する動きが映像に入ってしまいます。ジンバル歩きで撮影すれば上下動はほとんどなくなりますが、街中でジンバル歩きしながらVlog撮る勇気はありません。
そんな時はDJI Pocket2を前に45度傾けて撮影しましょう。そうすることで上下動もある程度ジンバルで吸収することができます。

写真も撮れるけどピントが甘い

私のVlogは動画だけでなく途中に写真を差し込むようにしています。やっぱり写真でしか伝えられない情報もあると思っているので。
実はあまり知られていないのですがDJI Pocket2では4800万画素の高画素の写真が撮れます。ソニーのミラーレスカメラでいうと30万円を超えるようなハイスペックカメラと同じ画素数になります。ボタンひとつで動画と写真の撮影切り替えも可能なので、これ一台あれば大満足だと思っていました。しかし実際に撮影した写真を見てみると、若干ピントが甘い感じがしてしまいます。小さな画面で見る分には問題ありませんが、拡大してみると気になってしまう。
この原因はDJI Pocket2のレンズがF1.8という非常に明るいレンズを使っているため。大量の光を取り込めるレンズですがピントを合わせる面が非常に狭くピンボケになりやすい特徴があります。一長一短な部分もありますが、過度にDJI Pocket2の写真機能に期待しない方がいいかもしれません。

他のカメラも実はいいなって思ってる

DJI Pocket2を絶賛していますが実はVlog用カメラとしてその他のカメラも気になっています。(一部すでに使用しています。)
参考にその他のカメラも紹介します。

GoProHERO9 Black

手振れ補正機能の時にも説明しましたがGoProの手振れ補正は素晴らしいです。カメラ本体もコンパクトなのでDJI Pocket2と似たようなカメラなのは間違いありません。
さらにGoProはアクションカメラなので多少雑に扱っても壊れにくい特徴があります。Vlogは動画を撮るためだけではなくて、日常生活をログ(記録)するものなのでもっと雑に扱えるカメラがいいなと思う部分も。
そのうち買ってしまいそうな衝動を抑えながら毎日過ごしています。

SONY RX100m3

高級コンデジの代表格RX100m3。もうすでに持っていますがこれまで写真メインのカメラだと思っていましたがVlog用カメラとしても充分使えることがわかりました。
RX100シリーズにはさらに動画性能が向上したモデルもありますが少々高い。(RX100シリーズのラインナップ確認はこちら
RX100m3でVlogを撮影した時に気づいた点をまとめた記事はこちら。

www.01dougajyuku.work

RX100m3で作成したVlogも参考にご覧ください。

FUJIFILM X100V

FUJIFILMの高級コンデジX100V。フィルムシミュレーションを使えば色編集もしなくていいし手軽に作るVlog用カメラとして最高なんじゃないかと思っていました。発売日に購入(?)していましたが今は手元にない状態だったのでずーっと欲しかったのですが先日朝起きたら机の上にX100Vがあって焦りました。

studiocedar.hatenablog.com

X100VはVlog用カメラとしていいところもあればイマイチなところもあったので改めてブログ記事にまとめようと思っています。そんなX100Vで初めて作ったVlogはこちら。

 

まとめ

 

 

 

次のおすすめ記事はこちら

DJI Pocketのレビュー記事

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DJI Pocket2のおすすめアクセサリーをまとめました。

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