こんにちは。すぎっち(@cedar_studio)です。
2020年10月31日、DJIからOsmoPocketの後継機「Pocket2」が発売されました。
DJI Pocket2について簡単に知りたい人はこちらの動画をどうぞ
DJI Pocke2はどんなカメラ?
手ブレを抑えることができる『ジンバル』がついた小型のカメラ、それがDJI Pocket2で、2018年12月に発売されたDJI Osmo Pocketの後継機になります。
DJI Osmo Pocketについてはこちらをご覧ください。www.01dougajyuku.work
DJI Pocket2は前作で感じていた弱点を改善してきた素晴らしいバージョンアップ機になります。
OsmoPocketとの違い
前作OsmoPocketとの違いについて簡単にまとめます。
主な進化点
すべての人がメリット享受できる主な進化点はこちら。
広角レンズ搭載
前作OsmoPocketの弱点として挙げていた画角が狭い件について、広角レンズを搭載して改善してきました。
視野角が80°(焦点距離26mm)から視野角93°(焦点距離20mm)になり前作よりも広い範囲を写すことができるので、自撮りするときに大助かりです。
Pocket2とOsmoPocketの作例
左:DJI Pocket2 右:DJI Osmo Pocket
室内で撮影するとPocket2の20mmくらいあるととても使いやすいです。
さらに広角なワイドコンバータ
後述するクリエーターコンボには、さらに広角レンズに変換するワイドコンバーターもついています。
これにより視野角がさらにワイドな110°(焦点距離15mm程度)となります。
4K60pが撮影可能
DJI Pocket2では念願の4K60pが撮影できるようになりました。(もちろん2.7K、FHDでも撮影可能)
より高精細な4Kで60フレームの動画が撮影できるので、動画のズーム(トリミング)や2倍スローなどが容易に可能になりました。
ズーム機能
前作OsmoPocketの弱点の一つにズームができないことがありました。
この記事でズームができないことを注意喚起しています。www.01dougajyuku.work
DJI Pocket2では、写真の場合は8倍ズーム、動画の場合は4倍ズームが可能になりました。元々が広角なので想像よりも想像よりもズームができるわけではありませんが、これまでと違い自由な構図で写真や動画を撮れるようになったのは素晴らしいです。
ステレオ録音ができる4つのマイク
これまで2カ所のマイクで録音していましたが、DJI Pocket2ではマイクが4つに増えステレオ録音も可能になりました。
動画撮影時にズームを行うとマイク特性もより指向性のあるものとなるため、ダイナミックな音が収録できるようになりました。
驚きの6400万画素!
前作のOsmoPocketでは1200万画素でしたが、Pocket2では驚きの6400万画素になりました!
これはクアッドベイヤーセンサーを使っているみたく、画素数が必要なとき(写真を撮るとき)は6400万画素、画素数はそこまで必要なく高感度が必要なとき(動画撮影時)は1/4の1600万画素になるという夢のようなセンサー。
DJI Pocket2で撮影したもの。ここまで撮れるなら文句はないです。
マニアックな仕様アップ
ここからは普通の方にはあまり興味がないかもしれないけど、個人的には素晴らしいと感じた部分について説明します。
センサーのサイズアップ
写真や動画の美しさはセンサーのサイズに依存する部分が大きいです。
例えば暗い場所で撮った写真はスマホと一眼カメラでは全く違ってきますが、それはかなりの部分でセンサーサイズの違いによる影響だと言えます。
センサーサイズは1/2.3インチ→1/1.7インチにひとまわり大型化しました。
大型化によって暗い場所での撮影も可能になったと思われます。
起動が早い
撮りたい!と思ったときにすぐ撮れるのが一番いい。OsmoPocketではジンバルが動いてから動画撮影可能になったため多少の時間がかかっていました。
Pocket2では機能ボタンにすぐに電源が入る機能が追加されており、撮りたいと思った瞬間に動画が撮影可能になる機能が付加されました。
ワイヤレスマイク
カメラから自分が遠く離れてしまうと音声が拾えなくなっていました。
Pocket2ではクリエーターコンボにワイヤレスマイクが搭載されました。
Do-It-Allハンドルを装着すれば、ワイヤレスマイクで録音できるため、例えば自分がダンスしているシーンに自分の声を録音させることもできます。
Vlogを撮るときにこれば地味に嬉しい機能です^^
三脚穴
OsmoPocketには三脚穴がついていなかったので、タイムラプスを撮るときは別途アクセサリーを購入する必要がありました。
Pocket2では底面に三脚穴がついているので助かります。
ジョイスティック
OsmoPocketではアクセサリーとして別に購入する必要があったミニ操作スティックがクリエーターコンボに搭載されています。さらにサイズも小さくなって本体にすっぽりとおさまるサイズに!
ミニ操作スティックにはジョイスティックがついているので、カメラの向きを変えたり、ズームしたりと様々な操作が可能になるので、オペレーションがしやすくなりました。
スマホも無線接続可能!
Pocket2についているディスプレイは、本体が小さいためどうしても見にくいものになってしまいます。
そこでスマホを接続してディスプレイとして使うのですが、OsmoPocketでは本体の横に物理的に接続する方法しかありませんでした。
Pocket2ではDo-It-Allハンドルを使うことで無線接続を行うことが可能になりました!
これにより離れた場所からでも撮影画像を確認できるので便利です。
写真はRAWで撮れる!
これはあまり言っている人は少ないのですが、Pocket2はRAWで写真を撮影することができます。(実際はDNG)
RAWとはjpegなどの写真データになる前の生データのこと。写真を撮った後に明るさや色の調整がしやすいため、写真やカメラを趣味にしている人にとってはおなじみのもの。
左が普通に撮った写真。右がRAWで撮って色調整したもの。(ちょっと極端に調整しました。)
RAWは撮った後に自分の好きなように色調整しても、写真の画質が劣化しないので写真にこだわりたい人にはおすすめ。(ただし画像編集ソフトが必要になります)
Pocket2の通常版とクリエータコンボとの違い
最近のDJIでは最小限ユニットの通常版と、様々なアクセサリーも同梱されたクリエーターコンボが併売されています。
それぞれにどんなものが入っているのか確認します。
Pocket2通常盤
Pocket2通常盤に入っているものは次の通りです。
- 本体
- ミニ操作スティック
- カバー
- 三脚マウント
- ストラップ
- スマホアダプタ
- 電源ケーブル
- 価格 ¥49,500
クリエーターコンボ
様々なアクセサリーも同梱されているクリエーターコンボの内容は次の通り。
- 本体
- ミニ操作スティック
- カバー
- 三脚マウント
- ストラップ
- スマホアダプタ
- 二股充電ケーブル※1
- ワイヤレスマスクトランスミッター
- ワイヤレスマイクウインドスクリーン
- Do-It-Allハンドル
- 広角レンズ
- マイクロ三脚
- 価格 ¥64,900
太字部分がクリエーターコンボのみに含まれているものです。
※1:通常版の電源ケーブルの代わり
個人的には「Do-It-Allハンドル」「広角レンズ」「マイクロ三脚」をゲットするためだけでも、クリエーターコンボを選択した方がいいと思います。
特にDo-It-AllハンドルはPocket2のオペレーションを劇的に変えてくれるアイテムになると思います。
ぜひ購入を検討してみてください^^
通常盤はこちら
※クリエーターコンボはamazonに飛んでもらってから選択することができます。
DJI Pocket2おすすめのアクセサリー
DJI Pocket2と一緒に買いたいおすすめアクセサリーを紹介します。
迷ったらとりあえずクリエーターコンボを買えば問題ありませんが、もう少し必要なものも。
microSDカード
microSDカードは書き込み速度がある程度必要で「UHS-1」「スピードクラス1または3」のカードが必要になります。
さらに4K動画を撮影する人は容量も注意。一泊二日程度の旅行にいく場合には128GB程度の容量があると安心。
128GB
64GB
ガラス保護フィルム
Pocket2のガラス部分を保護するフィルム。本体と一緒に購入してすぐに貼るようにしてください。
NDフィルターセット
シャッタースピードを一定にするためにレンズの中に入ってくる光の量を調整するのが『NDフィルター』。
画質にこだわりたい人はぜひ純正品を使ってみてください。
動画のシャッタースピードについて知りたい人はこちらの記事で。
マウント用アクセサリ
Pocket2をさまざまなところに取り付けるためのアクセサリがマウント用アクセサリ。私はこれを使ってPOV動画を撮りました^^
その他のアクセサリー
そのほかにも色々なアクセサリーがあります。
詳しくはこちらの記事からどうぞ。
最後に
DJI Pocket2は正統進化したジンバルカメラになりました。
画質にこだわったVLOGを手軽に撮りたい人におすすめなカメラです。
ぜひゲットして楽しんでみてください。
DJI Pocket2について簡単に知りたい人はこちらの動画をどうぞ