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カメラ初心者は絶対にエントリー機を買ってはいけない5つの理由

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こんにちは。ゼロイチ(@cedar_studio)です。



この記事を見つけた人はこれからデジカメを買おうと思っている人だと思いますが、初心者ほどエントリーカメラを買ってはいけない理由について説明します。



エントリー機って初心者用のカメラじゃないの??



 



カメラ各社エントリー機を用意

エントリー機はメーカー各社が用意しています。



エントリーカメラの特徴

メーカーそれぞれに特徴はありますがエントリーカメラに共通する特徴はこちらです。



価格がそこそこ安い

初心者の人たちがギリギリ手が届きそうな微妙な価格設定がされています。もちろん各社の他のカメラよりも安い価格設定。

初心者が手に入れやすいように配慮したメーカー側の設定だと思います。



ソニーのエントリー機α5100だと5万円前後で購入することも可能。



一部の機能が制限

価格を抑えるためだと思いますがミドルクラス以上に搭載されている一部の機能が搭載されていないことが多いです。

代表的な機能でいうと、高速連写機能や手ぶれ補正機能など。

納得はできませんが、初心者は高度な機能が不要だというメーカー側の判断でしょうか。



カメラ初心者の傾向と心理

これからカメラを使い始める人の傾向と心理について、私が感じていることをまとめました。



簡単にきれいな写真が撮りたい

一眼カメラを求める人の多くはきれいな写真が撮りたいから。

ちょっと暗いところでも顔が明るく写るように撮りたい!』などスマホじゃ撮れない写真を撮れることを求めていると思います。



エントリー機に用意されている『オート』で撮影すればきれいに撮ることができます。



見たままの景色を撮りたい

簡単にきれいな写真を撮れることに満足すると、次に訪れるのは見たままの景色を撮りたいと思います。

特に朝方や夕暮れ時などは刻一刻と形式が変わるため、目で見ている風景を写真に納めたいと思うはず。

私も夕暮れをたくさん撮り続けました。

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ただしオートで撮影すると真っ白や真っ黒な写真になってしまうため、カメラ側でちゃんと設定してあげる必要があります。

ただしエントリー機は設定をする際にメニューから探し出すのが大変なことが多いです。(もしくはそのような機能が搭載されていないものも!)



狙ったような写真を撮りたい

もう少し写真を撮ることにハマると、自分で狙った写真を撮りたくなります。

具体的には、星空などの撮影や長時間露光させたような写真が撮りたくなります。



天の川

星空撮影の例

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長時間露光の例



これらの写真はテクニックを使えば撮影することは可能ですが、エントリーカメラは性能が劣るため初心者が撮影しようとする際には最適ではないと思います。



 



初心者がエントリーカメラを買ってはいけない5つの理由

これらのことから、初心者がエントリーカメラを買ってはいけない理由をご説明します。



すぐに上のクラスのカメラが欲しくなる

カメラにハマってくると今持っているカメラよりも性能がいいカメラが気になり出します。

特にエントリー機はカメラのセンサーサイズがAPS-Cの物が多いのですが、APS-Cの上にはフルサイズと呼ばれるセンサーサイズがあることを知利、どんな写真が撮れるのか気になりだすと思います。

できれば最初の一台からちょっと上のクラスのカメラを購入しましょう。



下取りの値落ちが激しい

カメラを趣味にしている人にとって常識なんですが、新しいカメラを買う時は今使っているカメラを下取りに出して購入することが多いです。

その際に大切なのが買取価格なんですが、エントリーカメラは買取価格の値落ちが激しいです。

カメラを買う時は下取り価格も想定することがおすすめです。



いろんな機能を使いたいときに使いにくい

数十万円もするカメラにはボディに様々なダイヤルやボタンがついています。これはカメラの様々な設定をすぐにできるようにボタンが多数ついています。

しかしエントリーカメラはボタンの数が少なく、様々な機能を使う場合にメニューから選んで設定する必要があります。(もしくは機能自体がないものも)



初心者ほど高度な機能が必要

初心者はどうしてもテクニックがないため、できればカメラの機能におんぶにだっこされたい。

暗いところでも明るく写るように高感度耐性があるカメラがいいし、手ぶれ補正が強力なカメラもいい。

初心者だから高度な機能は不要なのではなくて、初心者だからこそ高度な機能が必要なんです。



エントリー機も小さくない

初心者はまだカメラが趣味になっていないので、できれば常にカメラを持ち歩いて欲しいです。そういう意味ではカメラのサイズはできるだけ小さい方がいい。

ただしエントリーカメラとは言え大きさはそれほど小さくないのが事実。

もし常に持ち歩きたいのであれば例えばソニーのRX100シリーズのようにコンデジの中から選ぶことをオススメします。

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初心者が買うべきカメラ

これらのことから初心者だからこそ性能の高いカメラを買うべきだと思います。

具体的に初心者が買うべきカメラを紹介します。



エントリー機よりも少し上位グレードのカメラ

やはりエントリー機だと初心者に対するメリットがあまりないので、できればもう少し上位グレードのカメラの購入を検討しましょう。



ソニーα6400

α6400は比較的安い価格で優秀なAFが搭載されているので初心者に最適。

手ぶれ補正は残念ながらついていないけど、それ以外についてはカメラ上級者でも満足できる一台です。



ソニーα7Ⅱ

フルサイズセンサーのカメラならばソニーのα7Ⅱがオススメ。手ぶれ補正もついているので初心者でも安心。価格も12万円程度なので比較的手が出しやすいです。

ただしレンズは比較的高めなので注意が必要。



中古のミドルクラス以上のカメラ

最初の一台として新品のカメラを購入したい気持ちはよくわかりますが、私は中古のカメラを購入することをオススメします。



こちらの記事でより詳しく紹介しています。

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ちょっとくらい古いカメラでも撮影に必要な機能は十分に備えています。また中古で買うことでエントリー機よりも少しグレードの高いカメラを購入することができるようになるかもしれません。



ぜひ記事の中で紹介している中古カメラの購入を検討してみてください。



ただし次の点については注意が必要です。

写真だけでなく動画も撮りたいと思っている人はできれば中古はやめたほうがいいでしょう。動画はまだこれから成長し続けている分野なのでできれば最新型のカメラで撮影した方がより綺麗な動画を撮ることができます。



 

最後に

多少強引に感じる人もいるかもしれませんが、初心者=エントリー機でカメラを買わせようとする業界全体の流れがありますが、個人的には無理やりその構図に当てはめようとする業界の流れには反対です。

また家電量販店なども、カメラ関連の情報が薄い初心者を相手にとりあえずカメラを買わせようとしてエントリー機をオススメする風潮がありますが、ちゃんと調べればエントリー機ではなくあなたに最適な一台があるはずです。

できれば初心者のあなたがそんなカメラに出会えることを祈ってこの記事を書きました。

ぜひ楽しいカメラライフを送れることを期待します^ ^