こんにちは。ゼロイチ(@cedar_studio)です。
SIGMA fpは動画のRAWデータを撮影できるカメラです。
私がいつも使っているソニーのα7Rⅲはmp4で撮影することになるため、Log撮影などを駆使していますがカラーグレーディングの際は最新の注意を払いながら進めています。
それがRAWデータだともっと大胆なカラーグレーディングできることが魅力。
そこでSIGMA fpで撮影できるRAW動画CINEMA DNGとMOVに同じカラーグレーディングを行った場合どんな感じになるのか比較してみました。
RAW動画とは?
ミラーレスなどで動画を撮影する場合、通常はmp4やmovで撮影しますが、これからは写真でいうところのjpeg。
jpegはRAWデータを圧縮した写真データですがmp4やmovも同様で、生のデータ(RAWデータ)をエンコード(いわゆる圧縮)したものがmp4やmovになります。
RAWデータはそんな圧縮がされていない生の録画データのことをいいます。
写真のRAWデータがたくさん記録される
RAWデータのイメージは写真のRAWデータが動画のコマ数だけ撮影されるイメージ。だから写真のRAWと同じように露出やカラーの設定が比較的自由に行うことができます。
SIGMA fpの動画性能テスト
SIGMA fpをゲットした時に簡単なファーストテストを行いました。先にこちらをご覧ください。
CINEMA DNGとMOVで撮影して同じカラグレやってみた
紫陽花の季節なので雨が降る中撮影してみました。
同じ設定でCINEMA DNGとMOVで撮影しましたが、MOVの方はカメラ側のカラー設定が乗っかっていました。。。
実際に撮影した動画はこちらからどうぞ。
比較してみてわかったこと
- 実際に比較してみてわかったことは次の通り。
- CINEMA DNGはRAW画像並の調整の懐があるので多少のグレーディングにはびくともしない
- MOVは調整幅は狭いがカメラのカラー設定を反映できるので簡単に書き出しできる
最初からわかっていたことではありますが、どちらも特徴があって捨てがたいですね。
個人的にはしっかりと調整することが好きなのでCINEMA DNGで撮影するのが楽しいですね。
CINEMA DNGで撮影する際の注意点
SIGMA fpは4K CINEMA DNGを本体で録画できるのは8bitまでとなります。
bitとは白から黒の間にある色の階調のことで8bitの場合白から黒の間は256色の色で表現されるのでjpeg並の階調性になります。また10bitの場合は1025色の色になります。
ただしSIGMA fpは外付けSSDをつなぐことで4K CINEMA DNGを12bitまで録画することが可能になります。今回はサムスンの外付けSSDを利用して12bitのCinemaDNGデータを撮影してみました。
撮影機材
今回撮影に使ったのはSIGMA fpとキットレンズの45mmF2.8DG DN。
このセットはとてもコンパクトなのでどこに行くにも持ち出してしまいますね。
最後に
ちょっとマニアックな比較になりましたが、これからの動画作成の参考になれば嬉しいです^^
正直SIGMA fpで動画撮るならMOVで撮影するのも全然アリだと思います。だってティール&オレンジの色味が動画でも使えるなんて最高じゃないですか!
次の記事はこちら
ソニーのカメラでも動画を撮っているのでソニーのピクチャープロファイルの比較をしています。