こんにちは。ゼロイチです。
2019年9月6日ソニーからフルサイズミラーレスα7シリーズの最新作『α7RⅣ(α7R4)』が発売されました!
すでに最強だと思っていたα7R3からα7R4になって何が進化したのか、そしてどんな人にオススメできるのか整理してみました。
▼ソニーのミラーレスカメラのラインナップがわからない人はこちらを先にこちらを読んでください
▼sony α7R4の前機種に当たるα7R3に関する詳細はこちらの記事からどうぞ。
本記事の内容
- 本記事の内容
- α7R4がα7R3から進化したポイント
- α7R4がα7R3から改善されなかったポイント
- α7R3を使っている私はα7R4に買い替えるか?
- α7R4をオススメする人はこんな人!
- ソニーの新作発表はまだまだ続きそう
- 最後に
- 次の記事はこちら
α7R4がα7R3から進化したポイント
第三世代のα7R3から第四世代のα7R4になってどこが進化したんでしょうか。
有効6100万画素のセンサーを採用
驚きの6100万画素のセンサーを採用してきました。
高画素機と呼ばれていたα7R3でも4200万画素なので、おおよそ1.5倍の画素数になりました。α7シリーズでは、もう少し望遠側で撮影したい時に、焦点距離を1.5倍にできるAPS-Cモードでクロップ撮影できますが、それでも2600万画素を確保できます。
(α6400やα7ⅲが2400万画素なので、クロップ撮影でも余裕で画素数を超えちゃうんですね。)
さらにマルチピクセルシフトを使うとなんと2億4000万画素になるとか。。。もうすでによくわからんです。
マルチピクセルシフトを使うとここまで拡大してもキレイに描写できるみたい。
ダブルメディアスロットがどちらもUHS-Ⅱに対応
第三世代になってからSDカードのダブルスロットが採用されましたが、高速書き込みができるUHS-Ⅱはスロット1だけの対応でした。それが今後はダブルスロットのどちらでもUHS-Ⅱに対応可能に。
EVFは576万ドットにアップ
ファインダーのEVFは576万ドットの有機ELになりました。
写真撮影ってスペックだけじゃなくて『感覚的』な部分も大切で、感覚が合うカメラだと撮影が楽しくなるんです。そういう意味でEVFがキレイになるとより撮影が楽しくなるかもしれませんね。
個人的にはα7R3の368万ドットのEVFでも十分きれいだと思っていたので気になるところですね。
位相差AF測距点が567ポイントにアップ
AFの測距点が567ポイントにアップしました。カバー率も74%ですが、APS-Cモードにするとカバー率100%で使えるのも地味に嬉しいです^^
動画でもリアルタイムトラッキングAFが可能
ソニーの大きなウリであるリアルタイムトラッキングAFですが、α7Rⅲでは動画撮影時では使用できませんでしたが、α7R4では動画でも使用できるようになりました。
また人間だけでなく動物にも対応可能。
ダイナミックレンジが15ストップ
α7R3を使っていて素晴らしいと感じていたのがダイナミックレンジの広さ。
α7R4ではさらに強化されてダイナミックレンジが14→15ストップになります。大幅進化ではありませんがうれしいアップデートです。
操作ダイヤルが大型化
α7R3では操作ダイヤルが半分埋め込まれているような仕様だったので、冬の星空撮影時にグローブを着用したまま操作する時に不便でした。α7R4では操作ダイヤルが上面に配置されました。これは操作しやすいかもしれませんね。
私は絞りやシャッタースピードなどの設定に割り当てていますが、素早く設定変更できそうなボタン配置になったと思います。
ただ右手側に操作系が集中しているイメージ。α9のようにモードダイヤルなどは左側に配置しても良かったんじゃないかって思います。
価格が3500ドル
α7R4は40万円を超えると想像していたのですがこれだけのアップデートがされて3500ドル。想像よりも安い価格設定です。
日本での販売価格は39.9万円(税別)!想像以上に安い印象。これならまだ手が届く、と感じる人も多いのではないでしょうか。
より握りやすくなったグリップ
私は手が小さいのでα7R3のグリップでも十分だと感じていますが、手が大きい男性にするとちょっと小さいと感じていたようです。それを解消するためにα7R4ではグリップもより握りやすくなったようです。
製品高さは大きく変更は内容なので小指あまりは解消されていないと思われます。これは実際に触ってみて確認したいと思います^^
▼実際に触ってみましたグリップの握りやすさは大幅に改善されていました
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そのほかにも改善ポイントが多数あり、確実に進化の一歩を進めた印象です。
α7R4がα7R3から改善されなかったポイント
逆に改善されなかったポイントを紹介します。
背面液晶がバリアングル化されなかった
縦構図でローアングル撮影をする時にチルト画面だと意味がないので結構苦労しています。今回のアップデートでバリアングル液晶になってくれればと思っていましたがα7R4では採用されませんでした。
4K60pは搭載なし
最近では4K動画を撮影できるのは当たり前になってきましたが、60pで撮影できる機種はまだまだ少ない状況。α7R4に4K60p撮影機能は非搭載でした。
私は動画もよく撮影しますが、個人的にはFHDで十分だと感じているので、4K60pが搭載されなくてもそれほど残念感はありませんでした。
α7R3を使っている私はα7R4に買い替えるか?
答えはNOです。今回はα7R4は買わずに見送ろうと思っています。
α7R4に買い換えない理由:その1
α7R3の性能に大満足しているからです。
4200万画素の画素数は私にとって必要十分なものです。動画もAF性能も全く問題なく使えています。
▼α7R3を愛しすぎてこんな記事も書いてしまっています。
α7R4に買い換えない理由:その2
6100万画素のデータを処理するPCやストレージの確保に不安があります。
現在の4200万画素でもRAWデータが重く、不要な写真データは削除して保存している状況。それでもストレージはテラ単位で必要になっています。
PCもMacBookPRO15インチをモリモリにして作業していますが、6100万画素になった時にモッサリする気がして怖い。α7RⅣはカメラだけでなく、PC環境にも投資が必要になる機材。
α7R4に買い換えない理由:その3
α7R3購入からまだ一年半しか経っていないので。
ようやくここ最近α7R3が自分に馴染んできたと実感してきたところなので、まだしばらくはα7R3と過ごそうと思います。
α7R4をオススメする人はこんな人!
私は今回、α7R4を購入することを見送ろうと思っていますが、逆にα7R4はこんな人にオススメしたいカメラです。
α7R4はα7の第二世代以前の機種を使っている人にオススメ! (α7S2はのぞく)
α7の第二世代以前はバッテリーも貧弱ですし、ダブルスロットなどの機能もありませんでした。もし今第二世代以前のα7シリーズを使っているならば、α7R4をオススメします。
バッテリー性能やグリップなど、カメラの基本性能的な部分が刷新されているので、3500ドル分の投資価値はあると思います。
※α7S2は高感度性能と動画性能が優れており、α7R4の進化方向とちょっと違うのでのぞきました。
α7R4は高画素機を使いたい思っている人にオススメ!
私もα7R3をゲットする前は、α7ⅱなどの2400万画素のカメラを使っていました。
もちろんそれでも十分キレイなのですが、α7R2を借りて撮影した写真を見たときの驚きは今でも覚えています。霧が晴れたようにクリアに写る感覚でした。
そんな高画素機を使ったことがない人はぜひα7R4を使ってみてはいかがでしょうか。ただしPC環境が整っている人じゃないと大変なことになりそうですね^^;
ソニーEマウントレンズ群も揃ってきた
ソニーのミラーレスカメラをNEX時代から使ってきた人にとっては、今のレンズ群は想像できなかったですね。最初は数本のレンズしかなくて、レンズ性能もイマイチなものも多かった。
今ではサードパーティーも含めて結構な数が出揃ってきました。カメラシステムとしては十分成長してきた今ならEマウントのカメラに移行しても全く問題ないですね。
▼レンズ購入を考えている人はレンズ売却時のコスト比較記事をよんでください。
ソニーの新作発表はまだまだ続きそう
いきなり始まっていきなり終わった感のある今回の発表会ですが、ソニーはあと3機種の発表を考えているとの噂もあります。
APS-Cのハイエンド機やフルサイズ機の廉価版、RXシリーズの最新作など、まだまだ私たちを楽しませてくれそうです。今回のα7R4は見送ることになりそうですが、今後の発表によっては私も色々と金策することになるかも?
α6500の後継機α7000(α6700)発表の可能性
ハイエンドAPS-C機のα7000(α6700)が発表された際の機能について予想しています。
個人的にはRX1Rm2の後継機RX1Rm3が待ち遠しい
フルサイズセンサーを搭載した狂気のコンデジRX1Rm2。
発売されたのは2016年2月。もう三年半経ちました。そろそろ後継機が出ると予想しています。いつでもどこでも持ち歩けるフルサイズ機としてRX1Rを使いたい。
できることなら後継機となるRX1Rm3をゲットしたいです。でもα7R4と同じように6100万画素のセンサーだったらどうしよう。。。正直そこまでの画素数いらないっす。。。
RX100Ⅶ(RX100m7)が発表!ミニα9?
RX100シリーズの新しいカメラRX100Ⅶが発表されました。
20コマ/秒の連射性能を搭載し、マイク端子も備えたRX100Ⅶはスポーツ競技撮影により力を入れたモデルになるでしょう。(2019年8月30日発売)
もしかすると購入するかもしれないので改めてレビューしたいと思います。
▼その他のRX100Ⅶの機能についてはこちらの記事を読んでください。
▼その他のRX100シリーズのラインナップはこちらをご覧ください。
最後に
α7RⅣはびっくりのタイミングで発表されました。そしてまさかの画素数アップという際プライズをもたらしてくれました。でもα7Rⅲを買い替えるには至らなかったという意味では、正直ちょっと拍子抜けした発表会でもありました。
しかしこれから『毎月ソニーの新製品が発表される』との噂もあります。
これからもソニー製品から目が離せませんね!
新しい情報が入り次第情報更新していきたいと思います。
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そしてやっぱり私はまだしばらくα7Rⅲを使っていきます。だって本当にα7Rⅲはいいカメラなんだもん!そしてα7RⅣが発表されたことによってα7Rⅲの値下げがあるかもしれませんね^^
次の記事はこちら
後継機が出てしまいましたがまだまだ最強なカメラα7Rⅲのレビュー記事です。
α7RⅣが発売されたら安くなるかもしれないので買い時かも!
α7RⅣもEマウントのレンズを装着することになりますが、全純正Eマウントレンズのコスト比較をしてみました。レンズ購入を考えている人はこちらの記事を一読してから購入してください。
#A7R4 #A7RⅣ #A7R3 #A7Rⅲ